一定の割合で発生する身体障害や奇形は人類の進化に重要な役割を果たしていた可能性(英研究)



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『一定の割合で発生する身体障害や奇形は
人類の進化に重要な役割を果たしていた
可能性(英研究)』


〔2015年06月22日〕


歴史を通して、身体障害者は避けられ、ときに
迫害すら受けてきた。
だが、進化の新理論によれば、身体障害や
奇形が人類を発達させるうえで重要な役割を
果たしたらしい。
英ヨーク大学とニューカッスル大学の人類学者
は、遺伝的な身体障害が初期の人類を社会的
で協力的な存在にすることを強いたと確信して
いる。

 彼らの主張では、我々の祖先は、小規模の
集団が孤立して存在した進化のある時点で
遺伝的なボトルネックに直面し、近親交配の
確率が高まったという。
これは、弱い顎、体毛の薄い身体、木を登るに
は不適切な弱い腕、まっすぐな足といった
”身体障害”がこの時代に現れた可能性を
意味している。

このような障害者の子孫が生まれる確率が
高い状況では、”最適”な個体とは、必ずしも
”最高”の遺伝子を持った個体ではなく、
障害と生きる子孫を助けることができる個体だ。
すわなち、賢く、柔軟で、思いやりに溢れた
個体が有利になるようになった。
このようにコミュニケーションといった社会的
な性質や、実験を行う能力を発達させたことで、
遺伝子によって投げかけられた困難に対応
することが可能になった。
  
 “脆弱な類人猿”モデルが提唱された
『インターネット・アーキオロジー』誌の論文
では、人類の進化論は書き換える必要が
あると主張している。
現代進化論は、種の雑種化について考慮
しておらず、人口は独立した単位へ分岐
すると仮定している。
しかし、本研究グループは、初期の人類と
類人猿は、進化のいくつかの段階で分岐し、
雑種化した可能性があると主張する。

研究に携わったニューカッスル大学芸術
文化学部のウィンダー博士によれば、
”適合”という概念について再考が必要で
あるそうだ。
自分の子孫の半分の遺伝子は他人から
もたらされるのだから、単純に優れた
遺伝子を持つかどうかといった問題では
ない。
潜在的な配偶者のストックが少ない状況
では、提供される遺伝子を受け入れなけ
ればならない。
ときには親族、あるいは種の垣根を越えた
交配が起きることもある。
そして、こうした状況では身体障害者が
生まれる確率が高くなる。
そこで必要となるのが、障害を抱える
子孫と共存する能力である。

 最新の化石やDNAの調査の全てが
人類進化の再考を促してくるのは、
生物学者によってもっぱら利用される
モデルは、大きな人口の各個体による
激しい競争が存在する分岐階層モデル
であることが原因だ。
これは細菌やミバエなどには有効だが、
人類学的な証拠とは整合的ではない。

だが、太古の人口は小規模であることが
多く、原人が現代よりも複雑な性活動を
行っていたという仮定に則れば、最新の
証拠は、かなり理解しやすいものだという。

初期の祖先アウストラロピテクス・アファ
レンシス(歩行/木登り型)とそれより
新しいホモ・エレクトス(歩行/長距離
走行型)の身体的な特徴の差異。
遺伝的ボトルネックが、短い腕、小さな
足といった”奇形”の原因となり、人間の
進化を促したのかもしれない。

 従来の競争モデルは、種における
遺伝的障害の高い発生率は脅威と
見なすように促す。

しかし、人類学的証拠が示唆すること
とは、遺伝的障害の頻度は遠い昔に
おいてかなり高かったということだ。
先祖がこうした脆弱性に対処するうえで、
思いやりや工夫、柔軟性が大いに役立
ったと考えることは理にかなっている。

via:dailymail・原文翻訳:hiroching



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by bunbun6610 | 2015-07-04 23:10 | 雑談

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by bunbun6610