健聴者の“声の割り込み”

病院では不快なこともあった。

人がよく来る病院なので、筆談で話していると、
すぐ健聴者が声で割り込んでくる。

その度に筆談は中断されて、病院職員は
割り込んできた健聴者客への対応に追われる。
これは、おかしいのではないだろうか。

なぜ、健聴者客は後ろから、声で次々と
割り込んでくるのかというと、
病院職員と私との間に音声会話が聞こえない
から、彼らは

「今、職員は誰とも応対していない
(手が空いている)」

と勘違いしているからだろう。
だから、筆談だと、次々と健聴者が割り込んで
来るのである。
その度に私は待たされて、時間がどんどん
過ぎていった。
結局は、私が一番最後に残る、というわけである。

音声言語社会なのだから、こうなるのは当然
かもしれない。

しかし、私の立場から見ると、非常に不快だ。
誰に対して不快感を覚えるのかというと、
応対している病院職員に対してだ。
病院職員はなぜ、私との応対に集中できない
のだろうか。
声での割り込みを易々と受け入れる様子を
見ていると、その度に我慢しては

「この病院は健聴者優先なのか?」

「健聴者の方が上位の客だからなのか?」

と思ってしまう。

非常に不快だったので、この職員が一気に
嫌いになった。

「二度とこんな病院には来たくない」

と思った。
次は、本当に病院を変えようか。




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