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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

先天性聴覚障害者にある「漢字力」と「朗読力」の矛盾

会社での朝礼のなかに『イズムの芽』という、
チェーン店全店からの寄稿者紹介文を朗読する
プログラムがある。

その時は当然、私は朗読の声が聞き取れない
ので、その資料を読むことに専念する。
時々、朗読者は口ごもってしまう場合がある。
健聴者でも読めない漢字がある。
でも私は、全部読めた。

今の若い人と比べたら、私のほうが漢字に
強いようだ。
「漢字力」と言うべきか。
大学を出た人ですら、読めない漢字を、
大学も出ていない私が読めるのだ。

でも、そんな私が

「後々になって」

という言葉が、どう読むのかわからなかった。
後でマネージャーに聞いてみたら

「のちのちになって」

と読むのだという。

私は読書勉強で覚えた漢字には強い。
しかし、朗読で覚えるような漢字や、
健聴者が音声会話で十分覚えられるような
言葉は、覚えることが難しい。
だから、難しい漢字は読めても、簡単な漢字の
読み方は知らなかったり、使い方も知らなかった
りする。
これが、先天性聴覚障害者の特徴なのだ。
健聴者はそういことを知らない。
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by bunbun6610 | 2015-06-06 21:40 | コミュニケーション能力