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蒼穹 -そうきゅう-

Eテレ・バリバラ『双方向! アナタならどうする? 職場編』

2015年6月7日(日)放送
Eテレ『バリバラ』
テーマ;『双方向! アナタならどうする? 職場編』




【事例A】

両手に障害のある社員に、
ファイルを扱う仕事を頼んだ。
障害者は仕事を一人で頑張ろうとするが、
時間がかかり過ぎてしまい、
それだけで半日もかかってしまった。

今後もそうするか? それとも、変えるか?

こういうことなのだが、視聴者に生アンケートを
取ってみたところ、下の結果になった。


本人に任せる  16%

他の人に任せる  19%

他の人に手伝わせる  46%

その他  19%




本人の気持ちはわかるけれども、
職場は効率も重視する。
だから、障害があるからといって、
そのような時間がかかり過ぎる仕事を
任せ続けるようなことはないと思う。
本人の頑張る気持ちだけではどうにも
ならない問題だ。

それでは「他の人にも手伝わせる」というのは、
ファイル整理ではありえるのだろうか?
多分、ないと思う。

よほど多い量だとか、どうしてもその仕事を
早く終わらせて、次の仕事をやらなくては
ならない場合などを除いて。

結局、職場で一番多いのは「他の人に任せる」
になってしまうのが、経験上でも確かだ。

下の記事に、そのような実例がある。

『職場内障害者授産施設
 (4)過剰すぎる「特別扱い」』
〔2013-09-05 18:30〕



このような状況が続けば、雇用契約期間の
満了とともに、退職に追い込まれる可能性が
濃厚である。
実際に、上のBさん(脳性マヒ障害)は「雇止め」
になっているのだ。

もし私がその障害者だったならば、自分の出来る
ことと、出来ないことをきちんと伝えて相談し、
今後会社に貢献できるように、また自分にとっても
働き続けることが出来るようにするだろう。
「どちらか一方」ではなく、お互いの建設的な対話
に持ち込むほうがよいと思う。




【事例B】

うつ病の部下がいる。
ある日、彼はつらそうに出勤してきた。
それを見た上司は

「今日は休んだほうがいいんじゃないの?」

と気遣った。
ところが、本人は「頑張る」と言う。

しかし、上司としては、彼がまた体調を崩して
長期欠勤になっては困る。
どうしたらいいものかと悩み、気になる。
それは決して、本人だけの問題ではなかったのだ。

周囲への、このような影響があることを、
彼は理解しているだろうか?

そこで用意された設問と、その支持率は次の通り
になった。


そのまま仕事をさせる  13%

帰るよう説得する  28%

本人に決めさせる  42%

その他  17%




うつ病や精神障害の人というのは、
他人から見れば本当に判断が難しい。
なかには、障害者とは思えないような人も
いるからだ。
その点は、聴覚障害者とも似ている。

しかし、うつ病や精神障害者の場合は
それでいて、仕事は普通の人と同じには
出来ないので、他の人から見れば

「おかしいな」

「障害者雇用に甘えているんじゃないのか?」

などと思えてしまうものだ。

このテレビの場合は、見た目でハッキリと
「苦しそうだ」とわかる事例なので、
「帰ったほうがいいよ」が多そうな気がした。

ところが、フタを開けてみると「本人に決めさせる」
が最多だった。

しかし、現実の職場ではやはり、上司判断になる
ケースが多いように思う。
それでなくても、まず保健室へ行かされる可能性
が高い。
産業医がいる会社では、タイミングをはかってから、
カウンセリングを受けさせられる場合もある。
そして本人の本音や、客観的な診断とアドバイス
が上司にも伝わる。
そうした上で、会社から何らかの決定が一方的に
なされる場合がある。

最悪だと、それで辞めさせられる方向に行って
しまうこともあるらしい。


『オリンパス敗訴で明らかになった
女弁護士のブラック過ぎる手口』
〔2012-09-03 23:35〕



『『エグすぎる“リストラ追い出し工作”実例集』』
〔2013-05-03 22:47〕



だから、人によってはそれを恐れて、
頑張り過ぎてしまう障害者もいるのだろう。

「その人らしく働く」ことを、会社は「甘え」と
捉えるので、現実はなかなか難しい。




【事例C】

発達障害の同僚が送別会で失礼な発言をしたら、
そばにいるあなたは、どう反応するか?
という設問内容。
周りがビックリしてしまうような発言をしてしまう
障害者は、自閉症スペクトラムの人などにいるそうだ。
それから、日本語の使い方を健聴者ほどには修得
できない聴覚障害者にも、いる。
私も、その一人だ。


聞き流す  23%

その場で注意  23%

あとで注意  39%

その他  15%



職場(あるいは「職場の人との場」で)で
「聞き流す」というのは、ありえないだろう。
上司など責任者がいたら、あるいはそこには
いなかったとしても、後ででもそのことが
知られたら、注意を受けるのは当たり前だ。
そこが職場という、公の場だからだ。

障害を理由に許されるものだと思えたことは、
少なくとも私は一度もない。

それが当たり前の社会だから、「聞き流す」
や「後で注意」というのはありえないだろう。
「その場で注意」が当然だし、どの障害者に
対しても、そうしなければならない。

後で注意では、不満が噴出して、
揉めたりすることもある。
本人の真の反省にもならない場合もある。
言われたほうの人のことも考えて、
その場で注意を言うべきだ。
本来は、言われた人も納得できる結果に
ならなくてはならないのである。
そうでないと、必ずしこりを残す。
その意味でも、出来るだけ「その場で注意
する」のが望ましいと思う。
それが公平ではないだろうか。
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by bunbun6610 | 2015-06-17 18:30 | Eテレ『バリバラ』