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蒼穹 -そうきゅう-

厚生労働省『第1回 聴覚障害の認定方法に関する検討会議事録』(3/4)

○江藤座長
 なかなか感覚障害、特に聴力はかなり大昔から
そういった問題は抱えていたかとは思うのです
けれども、今回の経緯につきまして、ほかにいかが
でしょうか。
御質問、御発言はございますか。

 どうぞ。

○中村構成員
 聴力の専門家ではございませんけれども、やはり
手帳が出る段階でどのくらいの検査が行われた
結果として今この数字になっているのかということに
ついて、全数はかなり難しくても、実際はどういう
検査が行われてどういうデータに基づいてこうなって
いるかは一度調べる必要があるのではないでしょうか。

というのは、変えるということになりますとかなり大きな
影響も出ますし、再認定をするとどのくらいの規模の
ことになるかというのも、実行上は正しくやらなくては
いけないことはもちろん間違いないわけではござい
ますけれども、実際どのくらいのハードな作業になる
のかということも認識する必要があろうかと、今お聞き
して思った次第です。

○奥野構成員
 ABRがどのくらい普及しているかという話に向けます
と、今、耳鼻科の専門研修施設、認可研修施設という
のが640ぐらいあるのです。
各都道府県ではないところはありません。
その認可基準にABRがあることというのが入って
いますので、640施設は必ず持っています。

ただ、これは病院とかそういう規模のところであって、
決してクリニックではありません。
そういう施設そのものについては、そのくらいの数は
十分充足されています。

○江藤座長
 実際には原先生おっしゃられたとおり、日を置いて
改めて再検査をして変動なども見て大体見抜かれて
いるのではないかなと思うのですけれども、実際
どのくらいあるのかなというのは必要な情報かとは
思います。

 S氏の経過に関して何か御意見、御質問はござい
ますか。
ちょっと見ますと、結構長い期間にわたって大学病院
を受診していたような経過が書かれているのですけれ
ども、どういった障害であったかなという。

○中村構成員
 それもこれだけ大学病院に通っておられたら、
そこで検査を何なりとやられていたと思うのです。
そういうのが反映されていなかったのかどうかという
のは少し記載を見ていて気になるところではあります。

○小川構成員
 その辺のデータは今のところは開示されていない
のでわからないわけですね。

○森岡課長補佐
 この辺のデータはまだこれから横浜市とも相談しな
がら、開示できるかどうか考えていきたいと思います。

○小川構成員
 やはり経緯に関しては、大学病院で治療したけれ
ども、改善がないということで、恐らく普通のケース
だと、いわゆる難聴の程度が固定してしまうということ
になると、そこで認定ということになるのではないかと
思うのです。
これはまた別の施設に行って申請をされているという、
その辺の経緯がはっきりしないところはあると思うの
です。
ですから、データがそうやってそろっているところで
あれば、恐らくもう少し細かい信頼性のあるデータ
ということで認定につながったのかなという気はする
のですけれどもね。
その辺の経緯というのはわからないということですね。

○森岡課長補佐
 個人の情報でもありますので、なかなか収集が
現時点では難しいといった状況でございます。

○市川構成員
 おっしゃったように難しいことだと思います。
けれども、この検討会できちっといろいろ具体的な
問題を詰めていく場合に、ぜひそこは欲しいのです。
この診断書だけ、あとはあちこちをなでているような
感じ。
今回はともかくとして、できたらぜひ次回もしあるよう
でしたら、そのときまでに、今、小川先生あるいは
原先生が言われたようなこと、あるいは中村先生が
触れましたね。
大学病院ですから、病院では記録は残っていると
当然ある程度は期待しますよね。
古いデータでもあちこちしまってしまったとかという
ような問題は有るかもしれませんが、いずれにしても、
一度そのデータを何とかして、本人の了解も得なけれ
ばいけないのでしょうけれども、欲しいですね。
そうすると非常に検討課題の具体的なことに到着する
時間が早くなると思います。

○江藤座長
 カルテ、大学病院ですから多分探せるのだろうと思い
ますけれども、ぜひそれは横浜市とも連絡して資料を
そろえていただければと思います。

 そのほかに、小川先生、いいですか。

○小川構成員
 今のところは結構でございます。

○江藤座長
 最初の手帳交付時の難聴はどのようなものであった
かというのは、やはりそういったデータに基づいて検討
する必要があるかなと思いますが、これまでの経緯、
それから難聴の病態がどういったものであったかという
ことにつきましては、そのほか何か御意見、御質問は
ございますか。

 本検討会は聴覚障害の認定方法に関する検討会
ということで、認定方法のあり方について議論して
いく必要があるかと思いますが、先ほど資料を御説明
いただいておりますけれども、こういった認定法も
含めて御意見、御質問はいかがでしょうか。

 身障福祉法の中ではいろいろな障害、疾患との
関連でありますけれども、基本的には公平性という
面で医学的な診断を重視して15条指定医というのが
あるわけですが、実際に制定されてもう65年ですけれ
ども、聴覚に関しては最近何か変わったということは、
視覚障害とそのほかについては時々いろいろ内部
障害が加わってきたこともあって、認定法の変更に
ついても議論は行われてきたようですが、聴覚に
関してはいかがでしょうか。

○森岡課長補佐
 大きな変更はないということでございます。




(つづく)



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〔関連情報〕


『佐村河内さん問題受け、障害者制度検討会設置へ』
〔2014-02-22 19:01〕



『<佐村河内氏>聴覚診断
 最も軽い6級に該当せず手帳返納』
〔2014-03-07 23:52〕

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by bunbun6610 | 2015-06-12 20:45 | 聴覚障害