ブログトップ

蒼穹 -そうきゅう-

“軍艦島上陸ツアー”での聴覚障害者拒否事件

『軍艦島“障害者差別ツアー”の問題点』


『さまざまに存在する「間接差別」
 「障害者は危ない」と、ひとくくりにした差別』



世界遺産登録の勧告を受け、登録のチャンスに
沸き起こっている。

しかし、この長崎の軍艦島には、暗い過去もある。

軍艦島登録の問題点は、韓国側だけではない。
観光地としても、過去に聴覚障害者が上陸拒否
の差別を、何度も受けているらしいのだ。

2009年にようやく表面化した問題だから、
そんなに昔の差別ではない。
この問題は、今はどうなったのだろうか。




==========================



http://ameblo.jp/bcs33/entry-10271050530.html


『いくお~る』 聴覚障害に関する情報ブログ
『【差別】軍艦島上陸クルーズ、
障害者参加を拒否 安全確保理由に』

〔2009-05-30 22:23:02〕


軍艦島上陸クルーズ、障害者参加を拒否
 安全確保理由に
http://www.asahi.com/national/update/0519/SEB200905190003.html

「障害者は参加できません」——。
4月に始まった長崎市の軍艦島(正式名・端島)の
上陸クルーズで、船を運航する2社のうち、
「やまさ海運」(同市)が掲げた参加条件に、
聴覚障害者が不満を募らせている。

会社側は

「危険が伴う廃虚見学。
一人で歩行が困難な身体障害者は断っている」

と説明する。

長崎県大村市の荒木加代子さん(46)ら聴覚障害者
3人は1日朝、長崎港ターミナルのやまさ海運の窓口
で、社員から筆談で

「誓約書にも、障害者の方は上陸できないとある」

と断られた。
長崎県聴覚障害者情報センターには4月22日の
上陸クルーズ開始以来、同様の苦情が10件以上
寄せられている。
本村順子所長も

「手話通訳が一緒なら問題ないはず」

と話す。

やまさ海運の伊達昌宏社長は

「緊急時に聴覚障害者をすぐ船に戻すことができるか。
まだ自信が持てない」

という。
長崎市は現在、やまさ海運と新しい上陸基準を
協議しているという。
(5/24記事)
(サイトから引用 情報提供:gotoda様)
--
唖然。論外。
まあ、世間の理解もさまざまなのでしょう。
あほらしくても、説明していかなくては。



==========================



http://blog.goo.ne.jp/ogamaru2014/e/b270f78290a8b1ae7abd39dde5a911ab


東京アイランド
『長崎県・軍艦島(朝日新聞の記事)』
〔2009-05-22 00:00:00 〕


この新聞記事は5月20日付けの朝日新聞。
 この画像は長崎県にお住まいのろう者に転載の
許可を頂いています。
 mixiの会員でなくても軍艦島の上陸問題について
ご覧いただきたいと思いますので、掲載しました。
 
 
 長崎県大村市の荒木加代子さん(46)ら聴覚障害者
3人は1日朝、長崎港ターミナルのやまさ海運の窓口で、
社員から筆談で

「契約書にも、障害の方は上陸出来ないとある」

と断れた。
事前にインターネットから申し込んでいた。
ネットに掲載されていた契約書には

「見学施設区域以外の区域に立ち入らない」

「安全に利用するのに、適した衣服・靴を着用する」

と並んで

「身体障害者、車イスなど1人で歩行が困難な方は、
当分の間、上陸出来ません」

とあった。
だが、1人で歩ける聴覚障害者までもが参加出来ない
とは思わなかった。

「友人2人は大阪から来てくれたのに、申し訳なかった」

と悔しがる。

長崎県聴覚障害者情報センターには、4月22日の
上陸クルーズ開始以来、同様の苦情が10件以上
寄せられている。
18日にも福岡の聴覚障害者夫妻が駆け込んできた。
本村順子所長も会社が何故断ったのか分からず、
応対に困った。

「手話通訳が一緒なら問題はないはず」

やまさ海運の伊達昌宏社長は

「乗船出来なかった人には申し訳ない。
障害者への認識不足や説明不足もあった。」

と陣謝する一方、

「予想外に予約が殺到し、人手が足りない」

と打ち明ける。
同社のクルーズでは、安全誘導員6人が見学者200人
を誘導する。

「緊急時に聴覚障害者をすぐ、船に戻すことができるか。
まだ自信が持てない」

という。
クルーズを運航する2社のうち、もう1社の
「高島海上交通」
長崎市は

「うちは1便40人で対応しやすい事情もあり、
自力で歩ける方なら制限していない。
やまさ海運は安全を優先して慎重になっているのだろう」

と話す。

長崎市の「長崎市端島見学施設設置条例」は上陸制限
を設けていない。
市文化観光総務課の外園秀光課長は

「障害者を差別しているわけではなく、泥酔者や、
ハイヒールを履いた人も上陸出来ない。
『障害者』とひとくくりにするのではなく、1人1人を上陸
出来るか、丁寧に判断してほしい」

と促す。
現在やまさ海運と新しい上陸基準を協議しているという。

朝日新聞 平成21年5月20日

 ゴールデンウィーク、はるばる大阪から訪ねてきた
友人の分もインターネットで申し込み、乗船前に

「障害者は乗せられない。
契約書に書いてある」

といきなり門前払いにされた。

 ろう者は1人で歩けるはずなのに、その対応は納得
できないという内容でmixiに書かれてありました。

 これは大きな社会問題であると判断した私が長崎
市役所にメールで下記内容(一部)を投書しました。

「長崎市のお住まいの方が、軍艦島上陸のツアーが
オープンしたばかりなので、インターネットで大阪からの
友人の分も予約を取りました。

ところが、いざ乗船前に

「身体障害者は乗せられない。
誓約書に書いてある」

と門前払いにされて、非常に悔しい心情をネットに投稿
されているのに見つけました。

 利用しようと思ったのは「やまさ海運」、ホームページ
にも誓約書が載ってあり、

「身体障害者は乗せられません」

としか書かれていません。
 身体障害者手帳を持っているだけでも、いきなり門前
払いとは障害者を差別しているように感じるといった
ような内容です。
 聴力障害者は「声」によるコミュニケーションを除き、
筆談や手話などでのコミュニケーションもできるはずです。
 障害者はどうしても乗せられないのなら、何かしらの
理由があると思うのですが、その理由を明確化そして、
誓約書に記載しないとわれら障害者団体は納得できずに
抗議の意を強く示すようになります」(以下 略)

 去年夏、念願だった御蔵島に上陸できました。
御蔵島は最初から障害者を排除するつもりはなく、
歩けない方でもドルフィンスイムツアーに参加できるように
可能な限り対策を考えて下さいます。
 
 「緊急時に聴力障害者をすぐ、船に戻すことはできるか。
まだ自信が持てない」

と書かれていますが、ろう者は耳ではなく、「目の人」です。
 まわりが何か騒めくようなことがあると、これはきっと
緊急事態かもといち早く察知する能力を生まれつき
持っているので、問題はないかと。
 音声日本語を理解できない外国人は乗せられるかどうか、
もう1度上陸できる基準を見直してほしいと思います。



=============================




>「市文化観光総務課の外園秀光課長は

「障害者を差別しているわけではなく、泥酔者や、
ハイヒールを履いた人も上陸出来ない。
『障害者』とひとくくりにするのではなく、1人1人を上陸
出来るか、丁寧に判断してほしい」

と促す。
現在やまさ海運と新しい上陸基準を協議しているという。」




差別されたほうは、こんな説明で納得できるものではない。
泥酔者の上陸禁止は常識的だと理解できる。
しかし、それと聴覚障害者も同様に危険だと判断するのが、
おかしいのではないか。

ハイヒールを履く人の上陸禁止も、危険だからではないのか。
なら、ハイヒールを履かなければ、上陸できるというわけだ。
しかし、聴覚障害者に、そのようなことはできない。
補聴器を装用して聞こえますと言えば、許可できるのか。
老人性難聴の人はOKで、ろう者はNOなのだろうか?
基準がわからない。
わかるのは“会社都合”という基準だという点で、
それが差別に当たることだ。
これは、某遊園地での聴覚障害者搭乗拒否事件(※)と、
酷似した事例だろう。



(※)
『某遊園地での聴覚障害者バリアフリー化について(朗報)』
〔2014-08-15 08:36〕





=============================


http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=1723228&id=42936363


『長崎県軍艦島上陸ツアーに関する、
聾者に対する乗船および上陸拒否の件について』

〔2009年05月25日 08:50〕

長崎住まいの聾仲間の話によると、
5月GWのさなか、関西から軍艦島上陸ツアー観光に訪れた
聾夫婦と地元(長崎)住まいの聾者が、既にネット予約した
ことを前提に船に乗ろうとした際に、

「聴こえないから」

「聴こえないと乗船・上陸に危険だから」

という理由で門前払いにされたそうです。
しかも地元住まいの聾者は3代にわたるデフファミリー漁師
出身で船乗りや海に馴れていたのに!です。
他にも軍艦島上陸ツアーが開始される1ヵ月前から
申し込んで待たされた挙句、オープン後になって拒否
されたり、聾・難聴者を含むハンデを持つ者の乗船や
上陸を今でも拒否し続けています。
通訳ができる聴者との同乗も拒否されました。
今まで聾・難聴者への上陸拒否は10件以上にのぼる
そうです。
皆さん!どう思われますか?!!!

その噂を訊きつけて、聴者と一緒に来られたグループ
は聴こえないことを黙って乗船した後で思いきって手話
で会話してもお咎めなく、軍艦島全体のツアーについて
も観光コース全体の道ではちゃんと補修されてあって
危険・支障はなかったそうです。
また杖をついた老人の上陸はOKだったのに、ハンデを
持つ者の上陸を今でも依然と拒否し続けているそうです。
ただ、聴こえないことを黙ったまま上陸して自分自身が
楽しめたとしても、解決したことになりません。

世界遺産として登録されようとしている軍艦島…。
長崎住まいや長崎出身の聾仲間はとても誇りに
思っていて、過去に聾者が住んでいた例があるそうです。
同じ長崎や日本に住んでいながら、

「聴こえないから、危険だから」

という理由だけで、聾者からの軍艦島上陸ツアー申込み
を門前払いし続けることを非常に悲しく思います。
全国各地から訪れたい!という聾・難聴仲間の為に、
長崎の聾団体はツアー会社や市などに対して真っ向から
懸命に闘っています。

“離島や漁業(水産)、自然が大好きな”聴こえない仲間
や関心を持つ聴者の皆さん!!この不合理な差別に
対して精一杯声援を送り続けて欲しいと思っています!!
たぶん、、こういう問題は日本聴覚障害者新聞に載るかも??
です。(そうであればいいか…)



=============================





上陸には、事前に『誓約書』などを書くことになるそうだ。
問題の原因は、この内容が、会社により違うところがある、
という点だ。



「やまさ海運株式会社」の場合
軍艦島上陸周遊コース : 一般客用 提出書類
『誓約書』
http://www.gunkan-jima.net/wp2013/wp-content/themes/yamasa/images/download/pdf/seiyakusyo.pdf


「13 歳未満の者、未就学児童、乳幼児及び
身体障害者、車椅子等一人で歩行が困難な方は、
当分の間上陸できません。
(但し、小学生の場合は承諾書の署名と保護者が
必ず同行し管理監督を行うことを条件として許可します。
上陸を出来ず船内に待機する場合は、
付添い人が必要です。)」

障害者は大人でもダメだが、小学生は条件付きでも
OKなの?
腹が立つと言うよりも、笑っちゃうね。
この文章を読むと。



『軍艦島コンシェルジュ 軍艦島上陸・周遊ツアー』の場合
『誓約書』
http://www.gunkanjima-concierge.com/


『高島海上交通 軍艦島クルーズ』の場合
『誓約書』
http://www.gunkanjima-cruise.jp/files/pdf/pledge.pdf



『ブラックダイヤモンドで行く軍艦島上陸ツアー』の場合
『誓約書』
http://www.gunkanjima-cruise.jp/files/pdf/pledge.pdf



株式会社シーマン商会の場合
https://www.gunkanjima-tour.jp/reservation/

軍艦島ツアーご予約

現在は、電話のみの受付となっております。
大変お手数ですが、空席状況確認の上、
下記番号までお電話お願い致します。

095-818-1105
受付時間《平日》8:00~18:00
《土日祝》8:00~14:00

※お客様の都合による当日のキャンセルは、
取消料が発生いたします。
※弊社の船は、バリアフリー対応船ではございません。


電話が出来ない聴覚障害者は、
申し込みができない状況だ。

『誓約書』
http://www.gunkanjima-tour.jp/file/oath.pdf





なぜ、このように分かれたのだろうか?
つまり、一部の会社のツアーは“障害者差別企画”
そのものだったからに他ならない。

差別とは、差別する側に意図があったかどうかは問わない。
差別された側が、それをどうとらえられるかによって、
判別されるからだ。(※)



(※)
『ももクロの事件から学ぶアメリカの差別観』
〔2015-04-09 19:30〕



『差別横断幕:浦和に無観客試合 Jリーグ初の処分』
〔2014-03-13 21:03〕



現実に、このことが「間接差別」に該当し、
聴覚障害者はそれによる不利益を受けてしまって
いるのだから、これ以上の説明は不要だろう。


このような差別事例は、一人や二人ではなかったようだ。
聞こえないことを隠して上陸した聴覚障害者もいる、
という。

今でも障害者が上陸できない可能性があるのは
「やまさ海運株式会社」の運営ツアーだろう。
聴覚障害者も「身体障害者」という言葉で、
ひとくくりにされてしまっている可能性があるからだ。
このような差別を「統計的差別」(※)というのだそうだ。


(※)「統計的差別」

『『女性は理科が苦手なのか』』
〔2015-05-09 18:00〕

参照。



ということは、やまさ海運株式会社だけが、
“障害者差別ツアー”を行っている、ということになる。
これでは、この会社が問題視されても当然だろう。

もし、世界遺産に登録されて、外国から障害者が来たら、
この会社が批判されることは目に見えている。
今度は「日本の恥」として、世界に広まるかもしれない。
もはや、一企業だけの恥では済まされないだろう。
[PR]
by bunbun6610 | 2015-05-09 18:30 | 障害者問題・差別