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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

聴覚障害者と精神障害者にある“就労格差”

就労移行支援所ウイングル


精神障害者が就労可能な職種を調べてみると、
聴覚障害者よりもずっと幅広いことがわかる。

これは

「精神障害者のほうが、性別や年齢層も幅広く
対応可能な職種が選べる」

ということなのだ。
明らかに、聴覚障害者と比べると精神障害者のほうが、
就職に有利な状況だ。

精神障害者は、元は健常者だったのだから、
能力があるだけでなく、元々は優秀な人も多い。

一方、聴覚障害者の場合は、そうはいかない。
聴覚障害者にも後天性の人は優秀な人もいるが、
先天性、後天性に関わりなく、そのハンディを受けて
きたことによる損失は大きい。

リハビリや、障害の克服にも、かなりの時間を費やす。
企業からは、単純労働であるにもかかわらず

「耳が聞こえない、不自由」

なだけでも、厄介者扱いされてしまいやすい。
給料の安い、単純労働の仕事を探すだけでも、
非常に苦労するのである。(※)


(※)
詳細は、当ブログ・カテゴリ
『就職活動・離職』の中の記事

『障害者雇用 -●●株式会社』

を参照。



健聴者社会の中で共存していくためには、
致命的な弱点があることから、企業も

「精神障害者のほうが遣い易い」

と考えているのだろう。

精神障害者には特に、何も配慮などする
必要がない、と考えているのだから、
当然と言えば当然である。

実際に、精神障害者本人と、次のような話をした
こともある。


『障害者対談;『障害者の就職問題』』
〔2014-12-07 18:30〕



どれほどの違いがあるのか、わかるだろう。


ウイングルが紹介した就職企業一覧には、
聴覚障害者の応募を拒否した
日本ハウズイング株式会社(※)もある。


(※)
『障害者雇用 - 日本ハウズイング株式会社 池袋支店』
〔2015-04-12 18:00〕



精神障害者の雇用実績のある企業で、
聴覚障害者は応募不可になっているのだ。


と言うことは、残念なことだが、例え聴覚障害者
にも能力があっても、企業は耳の聞こえる精神
障害者を選ぶのだ。

こうした就職差別があっても、健聴者は決して

「聴覚障害者いじめ」

ではないと言うかもしれない。
だが聴覚障害者にとっては、いじめにも等しい
ものなのである。

批判などしても、何もならない。
しかし、黙っていても、何もならぬだろう。

これをどのようにして変えていくべきか、
これからも諦めず、考え続けてゆきたい。
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by bunbun6610 | 2015-05-07 18:30 | 就労前の聴覚障害者問題A