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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

障害者雇用ビジネスは存在するか?

『障害者雇用ビジネスは存在するか?』

『障害者雇用だけでも、ビジネスになる?』


いろいろな噂が流れているようだ。

生活保護受給の対象者を狙った『貧困ビジネス』
は、すでに存在しているらしい。(※)



(※)
『『正直者にやる気をなくさせる?!
 福祉依存のインモラル』(片山さつき/著)(2/4)』
〔2014-03-02 18:30〕




それなら、障害者雇用助成金の対象者を狙った、
“障害者雇用ビジネス”があっても、
おかしくはないだろう。


障害者雇用ビジネスの場合、その一つは、
某障害者団体が、所属する障害者などに
就職斡旋している、というものだ。

団体は企業との間に直接には関わらない、という。
団体は障害者を企業側に紹介するだけで、
後はハローワーク経由で、企業と求職者同士で直接、
雇用まで進めていくそうだ。
つまり、適当な障害者を紹介するところまでの役割を、
障害者団体が担っているらしいのだ。

私は

「これでは、ハローワークで仕事探しするのと
変わらないではないか」

と言ってみた。
ところが、この話をしてくれた障害者団体の人が

「この方法だと、採用率は違いますよ。
コネがあるからです」

と言ったのだ。

まさか?!
本当なのだろうか?

ハローワーク経由にする、ということは、
結局は助成金がらみだと思う。

「なぜ、企業の助成金狙いを助長させるような
ことを、障害者団体が行っているのだろうか?」

と、強く疑問に思った。
だから、この話の信憑性は疑問だ。

しかし、もしもこれが事実ならば、
それもあってもおかしくはない。
もう、社会や企業の倫理観なんて、
完全に麻痺しているのだろう。

障害者だって、収入がなければ生活が出来ない。
だから団体としても、そのための苦渋の選択だった
のかもしれない。
助成金がらみでないと、障害者は就職できない
ことぐらいは、もう誰もが知っている。
その流れは、もう誰にも止められない。


それだけではない。
収入がない障害者が増えれば、その障害者団体の
会員数も、収入も減少してしまう。
つまり、その団体の存続すら、危うくなって
しまうのだ。
つまり、障害者団体と企業はグルになっても
仕方がなくなる。

想像だが、そんな流れが、もしかしたら本当に
あるのかもしれない。


もし事実ならば、このコネとは一体何なのだろうか?
そして、どうしてそれがあれば採用率が高くなる
のだろうか?


似たようなことがある。
障害者の就職斡旋を行っている、某企業の存在である。
この企業から実際に話を聞いたところ、
少し驚くことがわかった。

「ハローワークは無料ですが、当社は企業様
からの有料ですので、採用率が高いのです」

どうして

「採用率が高い」
(ハローワークとは違う)


のだろうか?


これは、先ほどの障害者団体仲介による
斡旋の話と、酷似している。
なぜなのか?

その狙いはやはり、助成金だろう。

企業が国から助成金をもらうためには、
ハローワークを経由しなくてはならないからだ。
斡旋会社が自分でカネを出せるわけがないのだ。

障害者だって、これにすがる以外に就職できる方法
がないから、黙認するに決まっている。
つまり、日本中の企業全体で、国にぶら下がっている
可能性がある。

あくまでも推測でだが、結論を言うと、
これは某障害者団体(あるいは就職斡旋企業)を通した、
障害者と企業との密約ということになる。

まず障害者と企業が面接し、口頭で密約を交わした上で、
ハローワークにカラの求人票を出してもらう。
勿論、その時に他の応募者が来ても、採用する気はない。
だから何人応募しても、誰も採用にならないわけだ。

「適当な人が見つからなかった」

「応募者が能力不足だったから」

などという「不採用の理由」説明も、ウソだろう。

実際に、“万年障害者枠求人票”が、ハローワークには
売れ残りのようにたくさんある。
もしかしたら、密約が成立するずっと以前から、
その求人票を出しっぱなしにしているのかもしれない。
求職者がハローワークで幾ら一生懸命に就職活動
をしても、無駄だというわけだ。

密約を交わした障害者は、企業から指示された求人票で、
ハローワークに申込みする。
そうすると、ハローワーク経由になる。
そういう密約があっても、不思議ではないだろう。


ハローワークには『特定求職者雇用開発助成金のご案内』
というパンフレットが置いてある。
それによると、次のことが書いてある。


「〈受給するための要件〉
以下のいずれにも該当しないことが受給するための要件
となります。
①ハローワーク等の紹介以前に雇用の予約があった
対象労働者を雇い入れる場合。」


つまり、上述したような“密約”で助成金をもらう行為
は違反なのだ。
だから、本当にやっているとは誰も思わないだろう。
しかし、それ以外に考えられるだろうか。
こういう禁止条項がわざわざ書いてあるということは、
実際にやる企業があるからなのではないだろうか。



二つ目には、障害者の就職斡旋を行っている
民間企業である。
この数は今、一体どれぐらいあるのだろうか。
かなり増えていることは事実である。

私も幾つかの斡旋会社に登録して、利用したこと
がある。
いい結果は得られなかったが。

その中の一社から、紹介があった。
以前にも紹介を頼んだが、その時は

「紹介しても、時期というものがありますから」

と言われた。

成功率は高いそうだが、企業の募集時期と
折り合いがつかないと、タイミング良く採用
とまではいかないようだ。

つまり、どこかの会社から欠員募集が出ないと
採用に結びつかない、ということだろう。
企業は障害者法定雇用率2%を達成すれば、
もう障害者は要らないのであるから。
それが、“障害者雇用枠”という意味なのだ。

企業の障害者雇用は助成金がらみということもある。

私はその会社の紹介を断ったが、雇止めが決まったため、
自分の失業時期を明かしていた。
すると、その時期が来るとまたすぐに、
幾つかの企業を紹介してきた。
しかもそれは全て、だいぶ前に紹介してくれた会社だった。

「この紹介企業はどれも、だいぶ前から障害者募集
していたよな。
ハローワークでの合同面接会でも、名を連ねていた。
それが、まだ一人も決めていないの?
本当に障害者を採る気はあるのかな?」

と思った。
そして

「やはり障害者雇用は、助成金がらみのほうが
いいからか?」

と思った。
その斡旋会社に

「何で、貴社だと採用率が高いのですか?」

と聞いたら

「ハローワークは無料ですが、当方では企業様から
お金をいただいています」

という回答だった。
これだけでは、そのカラクリが全然理解できない。

障害者雇用助成金は、ハローワーク経由でなければ
もらえない。
だから

「斡旋企業が独自でやる紹介を利用しても、
助成金が出なければ(成功報酬を払う)企業が損する
だけじゃないか」

という疑問が生じる。
本当は、これも密かにハローワーク経由にしてしまい、
助成金を得ているのではないだろうか?
そうでなければ、紹介会社に“成功報酬”を出す予算は、
どこから、どうやって出せるのだろうか?
そこまでするメリットは?」

という疑問が生じる。


実は、ある障害者から、こんな話を聞いたのだ。


『障害者の就労と障害者雇用助成金
 - 入社日をずらすテクニック』
〔2015-02-25 21:46〕



これは噂ではなく、本当の話だ。
こうやって、双方にメリットが生まれるほうが、
双方の利益になるからだ。
障害者雇用の成功率は、助成金にかかっている、
と言ってもいい。

つまり、結局は企業も障害者も皆、障害者雇用
助成金を食いモノにしている、ということになる。

もともとの元凶は、企業なのであるが、
今では障害者も内定を隠して、
就職祝い金をもらったりしているのだろう。


『助成金が社会を腐らせる』
〔2015-03-01 18:30〕



さらに、もう一つ聞いた話がある。
障害者自立センターのようなところに、
よく就労訓練や仕事センターみたいなところがある。
そこで聞いた話だ。

東京労働局(飯田橋)の仕事センター
(あるいは「東京しごと財団」だったか?)とかいう
ところに行くと、仕事を紹介してもらえるらしい。

そこの場合は、ハローワークとは違って、
民間企業に委託している紹介事業だという。

受託者、つまり障害者へ就職斡旋している業者へ、
東京都がお金を払って、障害者の就労へ結び付けて
いるそうだ。
何のお金なのかは知らないが、報酬ということに
なると思う。

もしかしたら、受託企業は助成金からピンハネしている
のだろうか?
それが、東京都労働局と企業がグルなのだろうか?

やはり結局は、障害者雇用助成金は、

“障害者を雇用した企業へのご褒美”

なのだろう。
それ以外に、説明方法は考えられない。




『障害者雇用助成金は、雇用する企業へのご褒美?』
〔2011-08-20 23:54〕

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by bunbun6610 | 2015-04-11 18:30 | 就労前の聴覚障害者問題A