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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

職場内障害者授産施設 第二篇 (40)犬猿の仲 ~障害者間格差~


『ほくそ笑む障害者と、泣き寝入りする障害者』


2015年3月6日(金)



『『よくある質問~雇い入れる障害の種類は
同じにした方がいいか~』』
〔2015-02-21 18:30〕



では、異なる障害者を職場内障害者授産施設
(特に、特例子会社なのかもしれない)の中に
集めて、混在させるメリット(好事例)が、第三者
の立場の人によって紹介されている。

しかし、デメリットもある。


特に厳しく感じられるのは、おそらく障害者の中でも
唯一の障害者とも言える、聴覚障害者ではない
だろうか。

聴覚障害者の場合、健常者とだけでなく、
他の障害を持った人とも障害がある。
すなわち、コミュニケーション障害だ。
健聴者には気づかないので、なかなか理解されて
いない障害だ。
その難点を解決するために、ろう者ばかり集めた
職場もあるようだ。


他にも、ろう者からは、こんな証言もあった。

「車椅子障害者などは、大学を卒業している人も
いて、中途障害者は優秀な人も多い。
彼らには昇進・昇給もある。正社員待遇等、
条件がいい。
でも、ろう者には何もなくて、定年までそのまま
働かされるだけだ」


いやいや・・・。
今は、もっとひどいと思う。

就労はできるようにはなったが、格差がひどく
なっている。

せっかく働けるようになっても、結局は自主退職
や解雇(形態は様々)があまりにも多くて

「ろう者雇用で安価な労働力と助成金を狙って
いるだけなのではないか」

とさえ思える事例が多い。

それだけではない。
ろう者には、健常者との格差だけでなく、
障害者間格差も見られる。
それは前述したとおりだ。

それが、サブタイトルに

『ほくそ笑む障害者と、泣き寝入りする障害者』

と書いた理由だ。
当ブログの中から、その具体的状況を書き記した
記事を、幾つか挙げてみよう。


『職場内障害者授産施設 第二篇
 (36)職場での聴覚障害者問題は、隠蔽されるのが常』
〔2015-02-19 19:48〕



『職場内障害者授産施設 第二篇
 (38)プチ職場放棄を繰り返す精神障害者と激突』
〔2015-03-02 18:30〕




当ブログの読者には聴覚障害者もいると思うが、
その中にも、こういう経験のあった人はいると思う。

いつも我慢していて、たとえ勇気を出して言っても、
ナンタラカンタラと一方的な結論を押し付けられて
終わり
(つまり、彼らの中でだけで“解決”)
にされてしまうことが多いものだ。
その精神的苦しみを正直に吐いたブログというのは、
少ないのではないだろうか。

確かに、聴覚障害者と精神障害者は、目に見えない
障害を持つという点では共通している。
しかし、Yさんと私とでは、明らかな違いがあるのだ。

それは、私は障害について相手に理解を求め、
様々な努力もしているのに対し、Yさんはそういうことは
何もしない。

この点は、Yさんに障害の受容が進んでいないせい
もあるのだろう。

しかし、自分の障害のことを説明できない、
いや「したくない」ということは、
自分の障害のことをよくわかっていない、
という可能性がある。

あるいは、彼はもしかしたら、もう治っているのかも
しれない。
しかし、もう一つ考えられることがある。

それは、実は本人は障害者ではない
(精神障害者手帳は持っていても、
本当はもう障害者ではない)、
ということだ。(※)


(※)
『障害者雇用枠に偽障害者が存在する?』
〔2015-03-03 18:30〕




『職場内障害者授産施設 第二篇
 (39)上司の差別的扱い』
〔2015-03-04 22:41〕




Yさんの場合は、この可能性が濃厚だろう。
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by bunbun6610 | 2015-03-06 22:33 | 就労後の聴覚障害者問題E