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蒼穹 -そうきゅう-

Eテレ『バリバラ』 シゴト体験②四肢欠損×メイクアップアーティスト

Eテレ『バリバラ』
テーマ「就労」
シゴト体験②
四肢欠損×メイクアップアーティスト

〔2月13日(金)夜9:00~〕
再放送 2月18日(水)0:25〜(火曜深夜)




カナダ留学経験があり、その時にメイクアップの
専門学校にも3ヵ月通ったという。
心理学を勉強したこともある。
しかし、ふだんは製薬会社でデスクワークをしている、
という岡本真希さん。

そんな岡本さんがしたいシゴトは、
メイクアップ・アーティストだという。

今、全然違うシゴトに就いているのは、
やはり「障害者だから」という世間の壁もあった
のではないだろうか。

接客は生まれて初めての経験だった、と言う。
初めてならば、誰だって最初はうまくいかない
のではないだろうか。
そこはまだ、そんなに気にすることはない。


エアブラシを使いこなすなどの練習を徹底的に
やったが、それでも三宅先生の

「プロとしての心構えが、ちょっと足りない」

という一言が、私も胸に響いた。

障害がある故に、どうしても時間がかかってしまう。
その問題は、初めはお客様に自分でやってもらう、
道具・材料等を取ってもらう、などの協力をして
もらっていた。

しかし、それでもまだ時間がかかりすぎたので、
次は岡本さんにアシスタントをつけてみた。



柳生さん;コーディネーター

吉本さん;メイクアップサロン代表


柳生;「実際に岡本さんに聞けば

『ふたを開ける動作を手伝ってほしい』

って、おっしゃっていて、今後プロとしてもし岡本さんが
活動していくってなった時に、どこまでのお手伝いが
プロとして大丈夫なのか知りたいんですけど。」

吉本;「一番大事なのは、岡本さんが(手伝うことが)
いいのか悪いのかじゃなくて、お客様が満足するのか、
満足しないのかっていうところを、ちょっと考えてもらった
ら、お手伝いしてもらってもいいかもしれないですね。」




昔、テレビでろう者の職人を映したドキュメント番組
を見たことがある。
何の職人だったかは、忘れてしまった。
弟子入りを何度も断られるも、あきらめずに頼んで、
弟子入りした。
耳が聞こえないために、技術を覚えるのに健常者の
倍の時間を要した、という。
そして次は「独立したい」と師匠に伝えた時も

「それはやめておけ。
ここに残っていたほうがいい」

と言われたそうである。

健常者よりも覚えるのに時間はかかるが、
できないことはなかった。
「無理」「できない」と思ったら、それで終わりだ。
健常者もよく言う。


岡本さんの問題を克服する方法はあるかも
しれない。
自分に使いやすい専用の道具をそろえ、
使いこなすことだ。
特注で作ってもらうしかない。
あるいは、自分で既製品を改造するとか。
成功すれば時間短縮につながるだけでなく、
アシスタントを使う時間も少なくなるかもしれない。

それと、アシスタントがいれば、その仕事は覚え
なくていい、やらなくていい、というものではない。
自分が出来なければ、アシスタントに教え、
育てることができないのだから。
もしも、アシスタントがいない、いなくなった場合、
どうするのか。
そこを考えると、やはり自分が使いこなせる
専用道具、動きやすい専用アトリエは、
どうしてもあったほうがいいだろう。
そうカスタマイズしたほうが技術精度が上がり、
お客様満足度も高まるだろう。

健常者でも職人は皆、自分の使いやすい道具を
探して手に入れ、そして自分で手入れしている。

メイクアップ・アーティストも、それはあるのでは
ないだろうか。
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by bunbun6610 | 2015-02-14 16:10 | Eテレ『バリバラ』