会社組織ぐるみの、障害者差別隠蔽体質


こう自問自答してみた。

「人事部には、なぜ障害者担当者がいるのか?」





Q;「ある程度の大きな会社では、会社の人事部で
『障害者担当』という名目だけの人が、わざわざいる。
それはなぜか?」

A;「障害者の法定雇用率は、民間企業の場合だと
現在2%に引き上げられている。
未だ未踏の、この目標達成には企業の協力が
欠かせない。

しかし、あまりにも障害者を雇用していない企業に
対しては、違反企業として企業名を公表する場合も
ある。(※1)


(※1)例えば、当ブログ

『法定雇用率違反企業の公表データ』
〔2012-02-20 19:39〕



『障害者雇用 ― 日本サード・パーティ株式会社』
〔2013-11-04 19:00〕


参照。



この障害者雇用を進めるにあたって、国(厚生労働省)
は企業に『障害者雇用担当者』を人事部などの
部署から適切な人を選任してもらっているのだ。
従業員数が1000人以上の大企業ならば、
確実にいるので、誰なのか聞いてみるとよい。
一人だけだと思うが、必ずいる。」

Q;「その障害者担当者は、何をするのか?」

A;「厚生労働省に障害者の雇用状況などを報告
する義務があると思うが、他に何をするのかまで
はわからない。
企業により、実態はさまざまなのではないか。
私の会社の障害者雇用担当者はK塚さんだ。
彼の職位は課長で、会社組織の中での地位は
低いほうだ。
それで、彼には何も積極的な意見を言えない、
というのはある。
このような障害者雇用担当者がいても、
会社の障害者雇用が改革される、ということは、
まずない。

当ブログには過去にも


『『任命責任?誰にやってもらうか』』
〔2014-10-31 19:55〕


という記事があった。

このような事例は、おそらくどこの企業でも同じ
なのかもしれない。」


Q;「障害者雇用担当者を選任させても、
ムダだということか?」

A;「いや、そう言っているのではない。
企業の姿勢、本気度の低さが問題なのだ。」

Q;「ならば、どうすればいいのか?」

A;「う~~~ん。
・・・例えば、その障害者雇用担当者を、
もしも部長か役員にするとしたら、少なくとも、
もっと達成へのスピード感が増すのではないかな。

特に、社長自らも障害者雇用について
積極的に考え、部下に指示している会社は、
評判も良いようだ。
そういう方向に仕向けるといいのではないか。」

Q;「そういう大胆なことをさせないと、変わらない
ものなのでしょうか?」

A;「あなたは、障害者が働いている現場に
“潜入”したことがありますか?
当然、ないでしょう。
だから、障害者差別について、何も知らない
のが当然だ。
現場が障害者差別をしていても、現場は必ず、
それを隠蔽していますよ。

あるいは、人事部がそんなことはさせまいとして
いても、現場上司が隠蔽者なのだから、
どうしようもない。

現場のほうも、人事は障害者雇用助成金目当て
で障害者を押し付けてくることぐらい、知っている。

それに不満を持っているが、公に言えないもの
だから、現場では腹いせに障害者差別をしている
のだろう。
人事部も、見て見ぬふりをするものだ。
結局は、その連鎖になってしまっているのだ。

したがって、結局は会社組織ぐるみでの隠蔽に
なってしまう。
この組織は健常者のためにあるのであって、
障害者のためにあるのではない。

こういうことを正すことができるのは、役員とか
社長でなければ無理なのでは?

障害者は特に、子会社で働かされる雇用事例
が圧倒的に多い。
子会社だと、そういうスキャンダルを隠蔽する、
ということは、実は本当によくあることだ。」



『会社側と3対1の面談 結果は、聴覚障害者の大幅譲歩に』
〔2011-09-27 20:38〕



『職場内障害者授産施設
 (2)会社、労働組合ぐるみの障害者差別隠蔽体質』
〔2013-09-03 19:30〕



『人事通達【平成27年1月1日発令】』
〔2015-01-30 21:13〕




Q;「そんなバカな・・・。」

A;「そんなバカなことが、本当にあったのだよ。
労働組合すら、相手にしないし、隠蔽に加担したの
だから、隠蔽の共謀者だ。
『仲良く和解』と言えば、聞こえはいいが、
本当にそうかな。
子会社の中で改善を訴えても、結局はもみ消される
だけだ。」

Q;「それならば、どうすればいいのだろうか?」

A;「潜入記録を書く。
この社内にいた者でなければ決して知り得ない事実、
情報を記録し、そして差別の事例を具体的に書く。
それを、親会社の社長宛に送る。
社長が難しければ役員、役員室宛にする。
子会社は当然、ビックリするだろう。
何らかの処分があるかもしれない。
あるいは、インターネット上で暴露する。

いかにもみ消そうとしても、こうなったらもう、
もみ消すこともできない。
だから親会社は、このことを決して無視できない
だろう。」
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by bunbun6610 | 2015-02-22 21:30 | 就労後の聴覚障害者問題B

ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610