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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

職場内障害者授産施設 第二篇 (32)精神障害者の記憶障害

2015年2月9日(月)


2月4日(水)に、Yさんは高尾警察署へ
車庫証明書類を出し(申請)に行った。

Yさんが書いた業務報告・予定表には、
2グループのIさんが担当になっている。

後日(2月9日〔月〕)に、それを受け取り
に行く予定だった。

しかしこの日、Yさんが欠勤(理由は不明)
だったので、私が代わりに行くことになると
思い、Iさんに聞いてみた。

しかし、Iさんは「知らないよ」と言う。

それで、念のため、Iさんの直属上司である
E上司にも確認してみた。

しかし、E上司も「知らない」と言う。

さらにもう一度念のために、1グループの
D上司にも聞いてみた。

すると、D上司も初めは「知らない」と答えた
のだが、よく調べたら高尾警察署の件の
担当はIさんではなくて、MIさんだった、と言う。]

これでわかった。

Yさんが、担当者の名前を間違えていたの
だった。
書き間違えただけなのか、それとも、
人の名前を間違えて覚えてしまっているのか、
どっちなのかはわからない。

これで間違えるようでも、覚えられないようでも、
やはりS上司が判断した通り

「Yさんに大事な仕事は任せられない」

に決まっている。(※)


(※)詳細は、当ブログ

『職場内障害者授産施設 第二篇
 (12)仕事を任せられない障害者』
〔2014-10-27 18:30〕

参照。



よく、障害者は戦力ではなく「お荷物」という
見方をされがちだが、それも当然だろう。

Yさんは、見た目は健常者と全く変わりがない。
普通の人と同じに見える。
そのことは、難聴者とほとんど大差ない。
いや、難聴者よりも恵まれているのではないか、
と思える。

しかし、それを、自分の都合のいいようにしか
利用しない、と考えているつもりまではないと
しても、職場での人間関係には大きく響いて
しまうものなのだ。

健常者は

「障害者は、人事が勝手に呼んだ“お客様”だから」

という、冷ややかな目で見ているだけである。

しかし、こういう精神障害者と一緒に働かされて
いる障害者のほうは、実は大変なのである。

これをYさん本人が考えていなかったら、
職場では彼はまともに相手にされなくなるのが
当然だろう。


「おかしい」と思うのは、これだけではない。

Yさんが休んだら、代わりに他の人に、
その仕事をやってもらうのが普通だろう。

しかし、私に代わりを頼まれることはない。
なぜか?
それが、ハッキリしたことはわからないのだが、
わかることもある。

以前にS上司から、次のような差別的発言を
受けたことがあるからだ。


『健常者の“変な親切を押し売りする障害者差別”』
〔2014-07-15 18:30〕


どうやら、健常者は

「精神障害者は耳が聞こえるし、
普通に仕事ができるから大丈夫。
でも、聴覚障害者は耳が聞こえないから不便だ。
それでは困るし、心配だ」

と思って、敬遠したがるようだ。
これだから“心の壁”もなくならないのだろう。

だが、実を言うと、聴覚障害者にもできる仕事
の範囲というのは、本当はずいぶんと広い、
と思うのだが・・・。

だから結局は、この問題は健常者の聴覚障害者
差別が根本原因だと思う。
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by bunbun6610 | 2015-02-09 21:00 | 就労後の聴覚障害者問題E