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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

職場内障害者授産施設 第二篇 (31)障害者にはダメな人が多いのか?

世の中には、障害者でも優秀な人もいる。

しかし、中には、(職場の)悩みの種になって
しまうような障害者もいる。


私の職場にいるYさん(精神障害3級)、
Kさん(障害名不明)は、まさに悩みの種だ。

D上司(精神障害)は普通の人と変わりないが、
上司としての管理能力には、かなりの疑問がある。
一言で言えば、障害者には甘すぎるのである。

特に、精神障害者には、以前からずっと
特別扱いをし過ぎてきた。
それで、聴覚障害者の私には、
非常に不満が蓄積していた。

D上司はそれを

「障害者のため」

と思ってしてきたことだと思っているようだが、
実際は

「そこで働く障害者は皆、伸びなかった」

ということは間違いない。
その結果、部署の業績も落ちていき、
人員削減、障害者解雇も進められた。

D上司は

「会社の方針で、そうなった」

と説明していたが、それは違う。
本当は全て、D上司にも責任があることなのだ。


他の会社に勤めている障害者に、
やる気がない障害者のことで、
相談したことがある。


私;「ウチの部署には、困った障害者がいるんです」

Aさん;「困った? どんなことで?」

私;「例えば、簡単な仕事でも、教えたことを
すぐ忘れてしまう障害者がいるんだよ」

Aさん;「初めはみんな、そうですよ。
でも、慣れれば大丈夫だよ」

私;「慣れれば・・・と言うが『忘れる』というのは、
その仕事のやり方を忘れるだけでなくて、
本人がイヤな仕事は、次回もやろうとしない傾向が
あるんだよ。
仕事を一回で投げ出されるものだから、
進歩しないんだよ」

Aさん;「それでも、とにかく繰り返し教えていく
しかないよ」

私;「精神障害者でも、ですか?」

Aさん;「え? あぁ・・・」

私;「本当に、それしか方法がないんですか?」

Aさん;「・・・それしかないね・・・」


Kさんの前には健常者のFさんもいる。
聞こえない私には、何の会話をしているのか
わからない。

想像するには、初めは何だかFさんとKさんは、
まるで口論でもしているかのような雰囲気で会話を
していた。
勿論、仕事中の、仕事の話をしていることは、
私にもわかった。

問題なのは、その会話の中身だろう。
今では、そういうことはあまりなくなってきた。

だから

「Kさんもようやく慣れてきたのかな?」

と思ったりした。

しかし、慣れたことは慣れたのかもしれないが、
Kさんの業務量はあまりに少なく、何もしないで
いる時もよくある。
Kさんには任されない仕事も多いことは
明らかだった。

健常者の「職域差別」に遭っているのだろう。

ただ

「Kさんの能力を考えると無理」

だという判断をされたとしても、仕方がない。


一方のYさんは「やろうとしない」ということの
ほうが、問題だ。

こんな人が障害者にはゴロゴロいるのだとすれば、
法定雇用率があっても、企業はなかなか障害者採用
に踏み切らないのが当然だろう。

障害者だって、障害者枠でも就職に苦労する理由が、
よくわかる。

本当に、障害者はダメな人が多いのだろうか。
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by bunbun6610 | 2015-02-07 09:07 | 就労後の聴覚障害者問題E