職場内障害者授産施設 第二篇 (15)非常識な新人障害者

『マナーを知らず、いつまでたってもだらしがない
新人障害者』

『精神障害者は“VIP障害者”か?』




ある日のことである。

いつものように、障害者はKさんが一番、
そして二番目に私が出社して、
朝の仕事をしていた。

そして、Yさんも珍しく、この日は始業15分前に
出社してきた。

ところが、Yさんはカバンを自分の座席に置くと、
すぐにまた外へ出て行ってしまった。

「あれ? Yさんはどこへ行くのかな?」

皆が見るスケジュール表には

「9:00~ Web説明会」

と書いてある。
それだけではなく

「毎朝の朝礼もあるはずだから、今日の朝礼
開始時間は早いかも?」

そう思っているうちに、8時45分を過ぎたら、
これまた珍しくIT取締役もやって来て、
すぐに朝礼を始めることになった。

IT取締役も、9時からは部の予定が入っている
ことを知っていて、わざわざ時間を繰り上げて
朝礼に参加して来た、というわけだ。

しかし、朝礼が始まっていても、Yさんはいない。
そのうちに朝礼が半ば過ぎた頃、タバコの臭いが
プンプンするYさんがもどってきた。

「これならば、もどってこない方がよかったんじゃ
ないかな?」

と思えるほど、同じ“障害者”として、みっともなかった。

「障害者は、やっぱりダメだ」

と思われたくなかった。

Yさんは精神障害者で、他人から教えられても
覚えようとしないし、他人から学ぼうともしない。
だからもはや、誰からも相手にされていない。
その空気すら、Yさんは読めないのだ。

Yさんは入社してまだ3ヵ月も経っていないというのに、
いつも9時ギリギリに出社したり、時間があればタバコを
吸うだけで何もしないし、遅刻ももう2回している。

この人はこれでも、元健常者だという。
もはや言葉を失うほど、信じられないくらい堕落した
人間だと思う。
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by bunbun6610 | 2014-11-29 18:30 | 就労後の聴覚障害者問題E

ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610