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蒼穹 -そうきゅう-

日本語の助詞と音韻と、日本手話

自分は言語学には素人だから、
こういうタイトルでいいかどうか、
よくわからないのだが。

ただ

「日本手話にも音韻がある」

と聞いたことは、確かにある。
つまり、気持ちにより、手話も変化する
(「変形」すると言うべきか?)ということだ。

(音声日本語の場合も同様に、声の調子や、
助詞の使い方が変わってしまう。)

日本語と併せて補助的に使う日本語対応手話とは、
違う性質を持つ。


その日本手話について。

面白いブログを見つけた。
特に、日本手話に関することが、たくさん書いてある。

日本手話を本気で覚えたかったら、
これを読んだほうがいいと思う。

日本語というものは、実はどういうものなのかを
知るための、参考になる。
広く言語研究するにもいい、と思う。


『日本手話を楽しもう』



その中の記事に


日本手話を楽しもう
『ろう者の手話を聴者が評価?』
〔2011/6/26 10:00 | 投稿者: emi 〕



というのがあった。




>「「を」と「が」の違いは?」


う~ん・・・。

例えば、もし要約筆記者が音声日本語を聞き取って、
書き言葉で通訳したら「ご飯食べたい」でも、
音韻があることは分かっていると思う。
手話にもあるように。


(A)「ご飯食べたい!」
(〔もう早く〕ご飯が食べたい!)
(早く食べたい場合など)
(我慢しきれない場合の表現)

(B)「ご飯食べたい・・・」
(〔早く〕ご飯を食べたい・・・)
(腹が減りすぎて、もう元気がなくなってきた場合など)

(C)「ご飯食べたい!」
(ご飯を食べたいっっ!!!)
(怒っているイメージだ)

(D)「ご飯食べたい?」
(ご飯を食べたくなった?)
(平常の質問文)

(E)「ご飯食べたい?」
(ご飯を食べたいの?)
(ちょっと優しく語りかけて)

(F)「ご飯食べたい?」
(ご飯が食べたい?)
(ご飯は食べたいかな?)
(ご飯食べたくなってきたかな?)
(食事デートに誘う場合に、わざと優しく使う質問文。
下心がある場合)



今は便利な絵文字が入ったほうが、わかりやすいが。

おそらく、頭の中では違いがあるとわかっているはず。
聞くほうからすれば、「が」のほうが、
一般的には意味が強いように感じるかもしれない。

しかし、それでも要約筆記の通訳文は聞いた通りに

「ご飯食べたい」

だけになるのだろう。
読み手は、文の前後関係で意味や意図(本心)を
つかむしかない。

健聴者はおそらく、「を」や「が」を省いて言っていても、
そこ(つまり「意味の微妙な違い」「ニュアンス」)が、
聞いてわかっていると思う。

けれども、その音韻までは、要約筆記者も表せない。
要約筆記通訳にも、そういう限界がある。


そこは、読み手である利用者(聴覚障害者)には、
わからないかもしれない。
だから、通訳文を見ながら、ときどき相手の顔も見る
ことが大切だとか、言われたりする。


「ご飯食べたい」

か・・・。
もし、これを読むだけだったならば、
気持ちはあまりよくわからない。

その点、日本手話のほうが、一発でよくわかる。
こういった言語的性質は、日本手話のほうが
優れている、と思う。
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by bunbun6610 | 2014-11-08 19:00 | 手話