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蒼穹 -そうきゅう-

職場でのおしゃべり  口話と筆談の違いから…

ある日の仕事中に突然、M係長から

「他の人に話しかけないで下さい」

と言われました。

これは命令なのだと、すぐわかりました。
しかし、なぜ突然に、このような命令を受けたのか、
すぐには理解できませんでした。

周囲を見回すと、他の人は普段通り、
おしゃべりをしながら、ゆっくりと仕事をしていました。
それで私は

「他の人も話しをしながら仕事をしているのに、
どうして私だけ、話してはいけないのですか?」

とたずねました。
するとM係長は

「他の人にも同じように注意しました。
仕事中に話している人がいたら、
私が注意を与えます」

と言いましたが、皆の会話はまるっきり
止んでいませんでした。
M係長は、さらにこう言いました。

「他人は他人。
あなたは仕事を一生懸命やって下さい。
あなたが他の人に話しかけると、
他の人の仕事も止まってしまうので」

私はすぐに「なるほど」と思いました。

仕事をやらなければいけないのは当然ですが、
この説明には、どうも納得がいきませんでした。

そこで、なぜ自分はそう言われたのか、
過去のことも含めて考えてみました。

もともと私は無口で、静かに仕事をするタイプで、
他の人に話しかけることは滅多にありません。

しかし、ごくたまには、冗談とか遊びごとの話を
し出すことはあります。
そのとき、相手もそれに言葉を返したいときは、
筆談をするのです。

それで、健聴者同士の仕事中のおしゃべりは
容認されていても、
私との筆談によるおしゃべりまでは
容認されないのではないか、
と思いました。

上司がいない場合は、職場の人も筆談で
話してくれる場合があるのですが、
上司が見ていると、当たり前のことですが、
なかなかありませんでした。


私はこのことに関して、次のことを思いました。

一つは、仕事中のルールは、
やはり実質的平等になるようにしてほしい。

もう一つは、上司の言い方にも、
もう少し配慮があってもよいのではないか、
と思いました。


やっぱりこれは、自分の立場からすると、
多少なりと傷つくのです。

例え仕事のことといえども、その考え方、
やり方が一方的なコミュニケーションでは、
聴覚障害者の側から理解は得られないの
ではないかな、と思います。
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by bunbun6610 | 2014-12-04 18:30 | 就労後の聴覚障害者問題Z1