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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

職場にもいる「聴覚障害者の理解者」


私の会社にいるM係長は、私の面倒も
よく見てくれます。
上の階へ行ったり下の階へ行ったりしては、
皆の世話をし、会社の仕事が円滑にできる
ようにサポートする管理職の役目でしょうか。

実は私の職場には、直属上司の若いOさん
がいるのですが、この人は聴覚障害者の私
が新しく入ってきても、他の人と同じ扱いを
していました。

後でこの問題を詳しく書きますが、Oさんには
私も直接に、職場で最低限必要な聴覚障害者
対応を、何度もお願いしました。

しかし無視されていたので、自分で上の階まで
行って、S課長とM係長、それに人事部の
M課長に相談し、それでも変化なしだったので、
さらに、ずっと離れたところにある本社の
コンプライアンス部にまで行って、
問題事例の実態報告をしました。

そうして、ようやく朝礼時のホワイトボード
掲示と、筆談による仕事の説明、指示対応
に変更してもらいました。


しかし最初の頃はまだ度々、

「(ホワイトボード掲示や筆談を)忘れました」

と、以前と同じやり方にもどってしまうことも
ありましたので、そうした状況を再三、
S課長、M係長や人事のM課長にも言い、
改善を強く要望しました。


それからは、M係長はOさんに全て任せず、
毎朝、必ず立ち会うようのなりました。

もし、Oさんがまた忘れると、M係長は
「筆談して」と静かに伝えてくれて、Oさんの
悪いクセもだんだんと直されてゆきました。

M係長はやっぱり、聴覚障害者対応のできる、
模範的な上司だなぁ、と思っています。


ただ、職場にそういう人は、M係長ひとりしか
いません。

世の中にいい人なんて、健聴者の場合でも、
多くないはずです。

それが聴覚障害者にとってもいい人となると、
たった一人でも出会えるほうが、稀(まれ)
でしょう。


そのM係長が、もうすぐ定年なのです。
大きな会社のなかでも頼りになる人は、
この人しかいませんので、いなくなったら
自分はどうなるのか、とても不安です。

これも、聴覚障害者に生まれた、私の宿命
でしょう。
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by bunbun6610 | 2014-11-27 18:30 | 就労後の聴覚障害者問題Z1