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蒼穹 -そうきゅう-

聴覚障害者だって、成長するのです!

『「E上司は、何であんなにバカなんだ?」と思った事例』


聴覚障害者読者の皆さん、聞いてほしい。
会社で、自分の仕事をきちんとしたにもかかわらず、
上司や先輩に信用されなかった、という経験は
ないだろうか。

今回は、私のそんな経験を書いてみるので、
まず、読んでみてほしい。


私は、E上司からの依頼で、営業スタッフIさんの
書類を、ある所へ提出に行った。
そこに着いて、窓口でIさんが作成した書類を提出した。
しかし、その書類には不備があったので

「これでは受付けられない」

と言われた。

こんな重要な問題が発生した時は、私は必ず、
自分の紙とペンを先方に差し出して、筆談をお願いする。

しかし、相手によっては強く警戒し、私の用意した紙
には書かない。
私が自分の身体障害者手帳を見せて、自分が本当の
聴覚障害者だということを示すと、相手はやっと
筆談に応じてくれた。

ただし、それでも、私の用意した紙に書くのではなく、
あくまで自分の紙とペンで筆談をする人もいる。

私は、これを別に不思議だとは思わない。
実際、過去にも時々はあることだったからだ。

「自分が、うっかり書いてしまった文言で、
何かに利用されたりしないか」

と警戒しているのだから、それは理解できる。

例えば、自分に差別しているつもりはなくとも、
書いた内容が障害者側から見たら“差別”と
受け取られることは、よくあるだろう。
相手は、その物証を握られたくないわけだ。

私も、筆談の記録を正確に取って、帰社したら
会社に正しく報告するつもりだった。
そして、その通り、相手が書いた文言を正確に
写し取って会社に持ち帰り、申請が却下された
理由を説明した。

そうしたら今度は、Iさんがその所までまた
わざわざ電話して、確認を取っていたのだった。

私は

「何のために、自分はあんなに苦労して筆談してまで、
却下理由を報告したのだろうか?」

と思った。
こうなるのなら、最初からすぐとんぼ返りすれば
よかったのだ。

向こうにダメだと言われたら、理由など聞かずに、
そのまま帰ってきてもよかったのではないか、
とも思った。


確かに、どの会社でも重要なことは二者確認する、
というルールもあるだろう。
大事な仕事なのだから、責任は全てIさんになる以上、
Iさんがそこへ確認を取る、ということは当たり前
なのだろう。

けれども、私はどうも納得がいかなかった。
疑問に思ったのは

「私の聴覚障害ばかりが疑われていて、
報告が正確な筆談記録によるものだということが
理解されていない、信用されていないからではないか?」

ということだった。
これは、大いに有り得ることだろう。

もしそうだとするならば、私が幾ら努力したって
無駄だということになるだろう。


別の日には、こんなことがあった。
これもやはり、Iさんが書いた書類の不備が原因だった。
その書類を提出先へ持って行ったところ、相手先に

「ここのところは、訂正しないといけませんよ。
訂正は今、ボールペンで書いても構いませんが、
後日、受領日に訂正印を持って来れますか?」

と伝えられた。

私は、このことを早速、メールでIさんに報告した。
すると、Iさんの返事は

「何で? どこがいけないの?」

メールでは、さすがに詳細に説明するのは限度がある。
それでも、できるだけしてみた。
そして、先方が

「顧客の印鑑を借りて来られますか?」

と言っていることを繰り返した。
すると、Iさんの返事は

「印鑑は借りられませんよ!
書類は、持ち帰って下さい!」

だった。

私は

「それが分かっているんだったら、
最初からそう言え!」

と言いたい気持ちになったが。
勿論、私は初めから、こうなるだろうと予想は
していた。


信頼関係がないと、こんな簡単な報告でも、
すぐ揉めるのである。
こっちも、一緒に仕事をしていて、イライラする。
こんなバカのせいで、無駄な費用と労力を遣って
しまうのだ。

命令は命令なので、仕方なく、その時の交通費
(1万円以上)も労力(7時間と労務費)も全部パー
にし、とんぼ返りしたのだった。
これが、私の忠告を無視したツケだった。
ツケは結局、会社が払ったのだ。

帰社後、E上司に、こういうミスで会社が何度も
損失を出していることを説明し、そして

「今度からはここと、ここのところは、実際に行き先に
着いて、先方受理の確認を取ってから記入する、
というルールにしたらどうでしょうか。
そのほうが、失敗しません」

と提案した。
ところが、E上司もIさんも、それを全く無視していた
ので、また同じ失敗が続いた。
Iさんの癖は直っていない。
だから、Iさんがまたミスしたら、今後も同じことが
続くのである。
この問題は

「ミスは誰にでもあるから」

というのとは違うことを、E上司が理解していない
のが問題だ。

堪忍袋の緒が切れた私は、今度は人事部とD上司に
事例報告し、私の提案を受け入れるように強く言った。
E上司よりも、D上司のほうが格上だからである。
すると、D上司のグループでは、私の提案が受け入れ
られるようになった。

ところが、信じられないことに、E上司のグループに
所属するIさんのほうは、相変わらず全然、自分の悪い
癖を直さなかった。

なぜなのかはわからないが、中間管理職が無能で、
だらしがないと、会社の組織は半分壊れていってしまう、
という事例だろう。

E上司のグループは、なるべく障害者を使わないようだ。
だがそれで障害者がブラブラしているようでは、
会社に無駄を増やすだけだ。
そればかりか、何人もの営業スタッフが障害者のサポート
を受けず、各自でやっている、ということは、
会社の営業力も落ちる、ということを意味している。

「障害者が使えない」のではなくて、
ダメ上司だから障害者が遊んでいるのである。
そしてそのツケは、勿論会社、つまりみんなが払っている。
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by bunbun6610 | 2014-10-24 18:30 | 就労後の聴覚障害者問題E