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蒼穹 -そうきゅう-

職場内障害者授産施設 第二篇 (4)障害と、障害者から学ぶこと

《精神障害の障害等級判定基準》



Yさんは精神障害者手帳3級である。
単純に障害の等級だけで比べたら、私よりYさん
のほうが障害の程度は軽い。

しかし、実際に一緒に働いてみると、私は耳が不自由
であるものの、それでも私のほうが労働能力が高い。
ところが、会社(社会全体でもそうだが)では、
そういう見方をしない場合も少なくない。

一見したところ、Yさんは耳も聞こえてコミュニケーション
ができるし、身体も健常者と同じなので、健常者と変わら
ない。
だから健常者は

「聴覚障害者を雇うよりはYさんのほうがいい」

と考えるのが当たり前だろう。
それは

「この世が音声言語中心の社会であるから」

でもある。

しかし、Yさんには記憶障害という、重大な問題があった。
会社も面接では、全く気づかなかったに違いない。

教えられたことをほとんど忘れてしまうようでは、
どうしようもない。
この問題の解決方法がないのならば、記憶障害の人を
雇うのは難しい。
しかし、3級だと障害年金も出ないそうで、本人は生活の
ためにその障害を隠して働こうとする。
だから、就労後にその問題が発覚する、というわけだ。
これでクビになることはよくあることだろう。


一方、聴覚障害の場合はどうだろうか。
就労前のハンディがものすごく大きいため、かなりの
就職弱者だ。
しかし、いざ働いてみれば、障害の解決方法は筆談や
手話などで解決できる。
要は、健常者もバリアフリーに努力することで解消できる
問題だったのだ。
努力不可能な問題ではなかったのだ。

実際、私が能力を発揮できているのは、職場の人の
そうした理解の上に成り立っている。
もし、そういう人が一人もいなかったならば、私はとっくに
別の職場を探し、辞めている。

有能な聴覚障害者の前に、記憶障害の人はなすすべも
ない話、と思うかもしれないが、そうではない。

やはり音声言語だけの世界になってしまうと、聴覚障害者
のほうがなすすべもなくなる、ということがよくある。
他の障害者同士が聴覚障害者のそばで話している時でも、
よくそういうことが、自然発生的に起きているのだ。
上司と後輩障害者(健聴者同士)が自分のそばで話して
いるのに、私だけ何の話なのかさっぱりわからないで
精神的に苦しんでいる、ということもよくある。
そうした孤立感は、お互いに理解し合わなければならない。

例えば、私がYさんの記憶障害をサポートするだけでなく、
Yさんも必要な時には私の通訳がわりになってくれたならば、
その関係は直ぐに発展し、もっといい関係になっていくだろう。

「通訳の双務性」というのがある。



『手話通訳の双務性』
〔2011-10-20 20:36〕




通訳は聴覚障害者のバリア解消のためだけに必要なの
ではない。
音声言語の話し手(健聴者)全員と、聴覚障害者との
意思疎通を図ることにもなるので、その場にいる全員に
とって利益になるはずだ。

Eテレ『明日を信じて歌う ―4Disabilities―』(※)
紹介されたグループのように、異なる障害者同士が
出会い、補い合っていくような職場に変えていければ、
社会はもっとよくなるだろう。


(※)当ブログ

『Eテレ『明日を信じて歌う ―4Disabilities―』』
〔2014-09-21 21:51〕


参照。




人間社会だというのに、問題点を一人で抱えてしまう、
抱えさせてしまうのがよくない。
健常者や健聴者中心の社会、特に会社では、よくありがちな
組織設計だろう。



最近、芸能人のニュースでも、次のような自殺説が報じられ
ていた。

「見た目は普通の人(に見える)」――これが、落とし穴なの
だろうか。
聴覚障害も同じだし・・・。
そういう意味では、精神障害者も同じなのだろう。



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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140926-00000006-jct-ent&p=1



自殺直前まで前向きだったTENN
 「誰にも言えない隠れた秘密」が
あったのか


J-CASTニュース 9月26日(金)18時40分配信


「SPEED」の上原多香子さん(31)の夫でヒップホップグループ
「ET-KING」メンバーのTENN(本名・森脇隆宏)さんが2014年
9月25日、首をつって死亡した。35歳だった。

 死の前日まで前向きな内容のブログを更新し、遺書にも死を
選んだ理由は書いていなかった。
突然の自殺に謎は深まるばかりだが、精神科医は

「誰にも言えない隠れた秘密、苦しみがあったのでは」

と指摘する。


■新型iPhone購入、旅行後に「また来年!」

 これまでの報道をまとめると、TENNさんは9月25日早朝、
大阪市天王寺区にある自宅マンションの駐車場に止めた
ワゴン車内で首をつっていた。
第一発見者は妻の上原さんで、上原さんから連絡を受けた
親族が天王寺署に通報した。
救急隊員が到着した際は心肺停止状態だったが、間もなく
して死亡した。天王寺署は自殺とみている。

 TENNさんは「ET-KING」結成メンバーとして2006年に
メジャーデビューし、14年4月の活動休止後は他のアーティ
ストへの楽曲提供などに注力していた。
プライベートでは12年8月に上原さんと結婚。
子供はいないが2匹の犬を飼っていた。

 日々更新されるブログやSNSからを見る限り、TENNさん
の日常は公私ともに順風満帆と思われた。
たとえば亡くなる前日のブログだ。

「曲を、、0から生み出す作業。
なかなか難しいが、出来上がりは嬉しい。
さあ作りますか」

という短い文章からは、仕事に対する前向きな姿勢が
うかがえる。

 亡くなる数日前には自身がキャプテンを務めるフットサル
チームの合宿で和歌山県を訪れていて、23日のブログには

「お疲れ様でした。
また来年!」

と2015年に再訪する意向も綴っていた。
さらに21日のブログでは発売されたばかりの「iPhone6 Plus」
を入手したことも報告していた。
いずれも一見すれば自殺を計画している人の言動や行動
とは思えないものだろう。

 上原さんとの夫婦仲も良好だったようで、約1か月前の8月
23日には2回目の結婚記念日を祝っていた。
ブログには2ショット写真とともに

「気づけば世間をお騒がせしてから2年、早いような、気もします。
これからも夫婦共々よろしくお願いします」

と綴り、同日には上原さんも

「いつも、支えてくれて、、ありがとう」

と感謝の言葉を綴っていた。

 ブログと同様、頻繁に更新していたTwitterやInstagramなど
の投稿もネガティブな内容はほとんど見られなかった。


精神科医「これくらいで死のうと決めていたのかも」

 それだけに突然の死はファンに大きな衝撃をもたらした。

 26日にはファンに宛てた遺書が「ET-KING」の公式サイト上
で公開された。

  「ファンのみんなへ みんなのおかげで音楽をやってこれました。
ET-KINGの音楽は、時間をこえて、時代をこえても、ずっと側に
ある音楽だと思っています。
メンバーのこれからを応援してあげてください。
本当にありがとう」

 メンバーや家族に宛てたものもあったが、いずれにも亡くなる
理由めいたことは書かれていなかったという。
取材を進めている芸能リポーターの井上公造氏も26日放送の
「スッキリ!! 」(日本テレビ系)の中でコメントしていたが、

「キツネにつままれたようで訳が分からない」

とお手上げだ。

 前触れのない自殺を専門家はどう見るのか。精神科医の
町沢静夫氏は

「誰にも言えない隠れた秘密や苦しみがあったのではないか」

と指摘する。

 一方で「躁うつ病(双極性障害)」、特に躁とうつを頻繁に繰り
返すラピッドサイクラーのケースや、躁うつ病よりも軽い「気分
循環性障害」のケースの可能性も考えられるという。
これらの場合は数日内に気分の変動があり、気分が落ち込ん
だ際に自殺を図るケースも少なくないそうだ。

 だがTENNさんは遺書が用意していたことなどから、町沢氏


「(衝動的ではなく)これくらいで死のうと決めていたのかもしれ
ません」

との見方を示した。

 26日放送の「スッキリ!! 」に出演した精神科医の香山リカ氏は、
ブログの内容について

「悩んでいることや苦しんでいることがあって、むしろブログには
自分を励ます意味もあって常に前向きなことを書いたのでは」

と指摘した。
その上で、ブログに書かれている内容と実際の自分にギャップを
感じていた可能性もあるとも分析した。

 TENNさんのブログのコメント欄には

「目が腫れそうなほど泣いてます」

「ただ、ただ、残念です...」

といった悲しみの声や、

「たった1人で色々抱え込んでしまったのでしょうね」

「抱えてた苦しみ、解き放たれたのでしょうか。
...いや、奥様の事を思うと辛かったでしょう」

と自殺前の胸の内を思いやるファンからのコメントが多数
寄せられている。



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by bunbun6610 | 2014-09-27 18:30 | 就労後の聴覚障害者問題E