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蒼穹 -そうきゅう-

聴覚障害者のウィークポイント - 人の名前を正しく覚えられない


人の名前を覚えて、正しく呼ぶこと。
これは、社会人としては極めて当たり前の常識
なのだが。

でも、筆談を面倒がる人って、健聴者は案外多い
ものだ。
言い訳と言われかねないことだが、
自分の思い込みの間違いに気づかないことも多い。

最近話題になった、全米オープン決勝戦に日本人初
の進出を果たした

錦織 圭(にしこり けい)

選手。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8C%A6%E7%B9%94%E5%9C%AD




この人も、私は今までずっと「にしきおり」と呼んでいた。

子どもの頃から「錦鯉」(にしきごい)は知っていたから、
てっきり「にしき/おり」と読むのだと、私は思っていた。
それを聞いても、健聴者は何も言わなかったから、
そのまま言っていた。
子どもの頃のほうが、周りからきちんと間違いを
教えてくれたものだ。

「バカ! オマエ何言ってんだ!!
ニシコリって言うんだよ!!!」

とかね。
しかし、社会に出て、私のほうが年上になってくると、
もう誰も間違いだと指摘してくれなくなってしまう。
健聴者もわざわざ筆談で教えるのが面倒だし、
それに仕事話でもない、単なる話題だから、
別に本当のことを教えなくてもいい、と思っていた
のだろう。
でもやっぱり、こういうのって、残念だな。
その真実が分かると、やはり自分も、その人と
関わるのをやめてゆく。

なぜ、今になって間違いに気づいたのかって?
それはね、今のような超話題になると、新聞・雑誌
などにも名前を漢字だけでなく、読み仮名もついて、
改めて紹介されているからだった。
普段は漢字表記だけだが、こういうふうに再注目
されたりすると、氏名に読み仮名もつくことはある。


職場には「河野」(仮名です)という苗字の社員が
いるのだけれども、「かわの」と言ってみても「こうの」
と言ってみても、これも誰も反応無し。
耳が聞こえないんだから、教えてくれなきゃわから
ないのが当たり前なのだし・・・。

もうどっちでもいいやと、その都度、「かわのさん」
と呼んだり「こうのさん」と呼んでしまったりしている。
さすがにこの人は

「2年にもなるのに、まだオレの名前も覚えていない
のか?」

とでも言いたげな、不機嫌な顔をしている。
実際に仲も悪いが、私も相手も大して気にしていない。
名前の呼び方がわからないだけだから。
もう、面倒くさくなってきた。
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by bunbun6610 | 2014-09-13 08:46 | 聴覚障害