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蒼穹 -そうきゅう-

社内回覧板にも寂しさを感じるのはなぜ?

会社で、よく社内回覧板が回ってきます。

内容はいろいろですが、よくあるのが、
保健室の健康相談とか、
会社が普及に取り組んでいるキャンペーン運動の説明会とか、
社員全員が加入義務になっている労動組合の説明会、
社内セミナーや特別ツアーの案内などです。

で、それらに参加するかしないかは自由なのですが、
うちの会社の聴覚障害者は全員、
今まで何も参加したことがないという実態になっています。

なぜそうなるのかは、それらの説明会等には、
聴覚障害者への情報保障なんてないと、
初めからわかっているからです。

そういう案内なら、自分には関係ない、
と思っているからです。

本人がそう思うだけなら、まだマシです。

問題なのは、聴覚障害者が自分と会社とのつながり、
周囲の人との連帯意識が持てなくなり、
会社の中で孤立していく、
ということです。

これは、健聴者の立場から見たら、

「聴覚障害者のほうから、自分勝手に離れていった」

と思われやすいようです。


ところが、聴覚障害者本人では、そう思っていません。

「自分は、疎外されている。
それが健聴者社会では当たり前なんだ」

と思っている人が多い。

立場が違うと、こんなに見方が違ってくるのです。

私は会社で、回覧板が回ってくると、
それだけで疎外感を感じてしまいます。
それは昔、電話が鳴るだけでも怖かったのと似ている、
条件反射的な聴覚障害者心理だと思うのです。

そういう寂しさを味わうのは、これからも、
定年退職まで続くと思います。

会社に「通訳をつけてほしい」と要望もしてみましたが、

「会社主催の、全社員参集行事ではないから」

とか、

「本人希望による参加形式なので、
会社が通訳の費用負担をする義務もない」

と言われました。


こういう聴覚障害者問題を改善していくためには

『(仮)情報コミュニケーション法』

が必要だと思います。

 →http://blog.goo.ne.jp/houantaisaku


→当ブログ

『『(仮称)情報・コミュニケーション法』って、何だ?』
〔2011-04-27 21:43〕

参照。
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by bunbun6610 | 2014-09-17 18:30 | 就労後の聴覚障害者問題Z1