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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

社内回覧板にも寂しさを感じるのはなぜ?

会社で、よく社内回覧板が回ってきます。

内容はいろいろですが、よくあるのが、
保健室の健康相談とか、
会社が普及に取り組んでいるキャンペーン運動の説明会とか、
社員全員が加入義務になっている労動組合の説明会、
社内セミナーや特別ツアーの案内などです。

で、それらに参加するかしないかは自由なのですが、
うちの会社の聴覚障害者は全員、
今まで何も参加したことがないという実態になっています。

なぜそうなるのかは、それらの説明会等には、
聴覚障害者への情報保障なんてないと、
初めからわかっているからです。

そういう案内なら、自分には関係ない、
と思っているからです。

本人がそう思うだけなら、まだマシです。

問題なのは、聴覚障害者が自分と会社とのつながり、
周囲の人との連帯意識が持てなくなり、
会社の中で孤立していく、
ということです。

これは、健聴者の立場から見たら、

「聴覚障害者のほうから、自分勝手に離れていった」

と思われやすいようです。


ところが、聴覚障害者本人では、そう思っていません。

「自分は、疎外されている。
それが健聴者社会では当たり前なんだ」

と思っている人が多い。

立場が違うと、こんなに見方が違ってくるのです。

私は会社で、回覧板が回ってくると、
それだけで疎外感を感じてしまいます。
それは昔、電話が鳴るだけでも怖かったのと似ている、
条件反射的な聴覚障害者心理だと思うのです。

そういう寂しさを味わうのは、これからも、
定年退職まで続くと思います。

会社に「通訳をつけてほしい」と要望もしてみましたが、

「会社主催の、全社員参集行事ではないから」

とか、

「本人希望による参加形式なので、
会社が通訳の費用負担をする義務もない」

と言われました。


こういう聴覚障害者問題を改善していくためには

『(仮)情報コミュニケーション法』

が必要だと思います。

 →http://blog.goo.ne.jp/houantaisaku


→当ブログ

『『(仮称)情報・コミュニケーション法』って、何だ?』
〔2011-04-27 21:43〕

参照。
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by bunbun6610 | 2014-09-17 18:30 | 就労後の聴覚障害者問題Z1