つくばEXグランドアベニューの聴覚障害者バリアフリー

つくばEXグランドアベニューおおたかの森


この駅のそばにある集合飲食店舗フロアには、
「らーめん花月(嵐)」のほかに「吉野家」
「はなまるうどん」なども入っている。
これらすべての店舗に共通システムとなっている
バリアフリーがある。
お客様を呼び出す時に、音声で知らせる代わりに、
光や振動で知らせるシステムである。
(この機器の場合は、スピーカーらしきものがある
ので、音も出るのかも?)

下の写真を見れば、もうおわかりだろう。

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当ブログ過去記事にも、同様のものを紹介している。


『やっと使われるようになった聴覚障害者バリアフリー機器』
〔2013-05-01 18:30〕



『品川キッチンのバリアフリー用具』
〔2014-07-23 18:30〕



使い方は同じでも、いろいろなメーカーが作って
いるようで、聴覚障害者に対する効果のほどは、
多少の違いがあるように思えた。
こちらのタイプは、光は弱いが、バイブが強力なので、
視覚・聴覚障害者にはすぐわかる。
こうしたシステム、機器が増えている
のは、本当にうれしいことだ。
なぜかというと、私は聴覚障害があるので、
混んでいる屋台みたいなお店は、
なるべく避ける傾向があるからだ。

400円にも満たぬ料理提供のために、
このような機器を一人ずつ貸出すようになった
理由とは何だろうかと、考えてみた。

最終的にこの機器が採用されるに至った理由は、
単に「呼び出せる」ということだけではないよう
に思える。
注文客に対し、個別にこういう機器を貸出す
というのは、それだけコストもかかるということだ。

万一、お客様が落としてしまったり、
子どもがいたずらをして、機器を破損したとしても、
弁償してもらうことはできないと思う。
そういうリスクも出てくる。

だから最初のうちは、企業のほうにも

「わりに合わないのではないか」

と考えていた、と思う。

障害者への合理的配慮などは、まさにそれだった
と思う。
主に大人向けに設計されている施設でも、
子どもへの安全配慮はおろそかになっていることは、
よく見かける。
実は、回転ドア事故前の六本木ヒルズなどは、
その典型例だったのだ。

では、病院や銀行、郵便局などのように、番号カード
式にすれば十分かといえば、それでもダメなことは
なかったはずだ。

考えた挙句、思いついたのが、下の理由だ。


(1)
料理を食べるタイミングを逃すことなく、美味しく
食べてもらうことができる。
料理には

「冷たいものは冷たく、温かいものは温かく」

という適温提供の鉄則がある。
出来たても料理を素早く提供したい、という理由がある。


(2)
注文客が空いている座席のどこに坐って待っていても、
確実に、しかも個別に呼び出せる。


(3)
雑音がひどい場合、場所でも、確実に呼び出せる。


(4)
個別対応になっているので、注文客が呼び出し番号を
示されたボードを、何度も確認したりする必要がない。
雑誌や音楽など、自由に楽しみながら待てるので、
ストレスがない。

健聴者は知らないと思うが、昔のような、音声案内だけ
の順番待ちの場合は、聴覚障害者のストレスは相当な
ものだったのだ。
そういうところは聴覚障害者は、敬遠することも多かった。
あの頃は、店の人の口や様子をしょっちゅう見るのが
大変だった。

(5)
視覚や聴覚の障害者へのバリアフリーにも適している。



店側としても、ウエイター、ウエイトレスの人件費が
なくなったのだから、バリアフリー機器のコストとしても、
気にならなくなったのだろう。

大きな施設では今後、こういうタイプのテナントが
増えるかもしれない。
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by bunbun6610 | 2014-10-25 18:30 | バリア&バリアフリー

ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610