「聞こえなくてもわかる」の過信が招いた失敗

「聞こえなくてもわかる」で自信過剰に言ってしまい、
相手の反感を買ってしまうこともある。
自己中心だと思われることもある。
だが、筆談、手話がない環境だと、それしかなくなる。
そういうリスクがあるのも、しかたがないことだ。
それでも聴覚障害者は、このコミュニケーション方法を
使って、失敗から学んだり、新たなコミュニケーション術
を獲得することも少なくない。
だから聴覚障害者の場合は、そうした失敗は貴重な
体験なのであり、前向きに捉えることが多い。



「聞こえなくてもわかる」の過信が招いた失敗もある。
あるイタリアン・レストランに入った時のことだ。

ランチ・タイムだったので、メニューをサッと見て店員に

「カポナータのパスタセットを、大盛りで。
ドリンクはアイスティーで」

と言った。

店員は

「●×▲★■・・・」

と話しかけてきた。
注文の品の確認かと思い

「はい」

と言った。
すると、すぐにセットについてくるミニサラダ、カップスープ、
フリードリンクが、シルバーと共にセットされた。

「あー、なるほど。
さっき聞いていたのは

『ドリンクは先出し(食事前)してもよろしいでしょうか?』

だったのか」

次にこのお店に来る時のために、この会話パターンは
覚えておこう。
そうすれば「後出し」にしてもらうこともできる。
会話パターンを学習すれば、この程度のことなら、
聞こえなくてもわかるようになるからだ。
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by bunbun6610 | 2014-10-16 18:30 | コミュニケーション能力
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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610
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