“アベノミクス”という夢物語

http://www.yomiuri.co.jp/economy/20140702-OYT1T50129.html


消費増税分「転嫁できていない」
中小企業の1割


2014年07月03日 07時11分 読売新聞

日本商工会議所は2日、全国の中小企業を対象
に消費増税分を商品やサービスの価格に上乗せ
(転嫁)できたかについて聞いた調査結果を発表
した。

 4月の消費税率8%への引き上げで、
「転嫁できている」は62・7%で、
「一部転嫁できている」(26・8%)と合わせ、
約9割の事業者が転嫁できたと回答した。
「転嫁できていない」は10・5%だった。

 消費税率が5%に引き上げられた1997年の
前回調査では、転嫁できたのは約6割にとどまって
おり、日商では「前回よりも円滑に転嫁できた」
と分析している。
転嫁拒否を禁止する消費税転嫁対策特別措置法
に基づき、政府が企業の監視や指導をしたことも
影響したようだ。

 規模別では、売上高が1億円超の企業では
74・2%が「転嫁できている」と答えたが、
売上高が1000万円以下の企業では
「転嫁できている」のは52・7%だった。

 企業間の取引が多い製造業、建設業では

「取引先の理解で価格転嫁できた」

との声が多く聞かれたという。

一方で、小売業や飲食業などでは、

「値上げで客が減るかもしれない」

との不安が多く寄せられ、転嫁できないケース
もあった。



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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140708-00000053-jij-pol



経団連、軽減税率に反対
 =関係団体にヒアリング開始
 ―与党


時事通信 7月8日(火)11時56分配信


自民、公明両党は8日、与党税制協議会を開き、
生活必需品などの消費税率を低く抑える軽減税率
の導入方法を検討するため、
経済団体や業界団体などへのヒアリングを開始した。

この日午前の会合で、経団連は税収減などを
理由に軽減税率導入への反対を表明した。

ヒアリングは8月末までに計5日間、46団体に実施
する予定で、その後、年末の税制改正に向け
本格的な議論に入る。



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 軽減税率 とは - コトバンク - Kotobank


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安倍首相が国民に説明した上で増税した
ばかりだというのに、もう軽減税率導入が
議論されているらしい。
主に生活必需品など、所得の高低や有無
に関わらず、誰にでも必要な品目について
は、実質的に減税となる、と考えても差し
支えないと思う。

そうだとすると、政府の政策も何だか迷走
しているみたいだ。

私の生活では、すでに消費税アップの影響
は受けている。
真っ先にやめたのは、病院に行くことである。

私は、高血圧、高脂血症のため、月に一回
は病院に行っていた。
しかし、もう長生きしたいとも思っていないので、
それをカットした。
5種類の薬を毎日服用するために通院していた
のだが、それをやめることで、毎月2000円
の支出を減らすことができた。


「そんなことをやって、もしも、もっと大きな病気
になって医療費がかかるようになったら
どうするの?」

と言う人もいると思うが、低所得障害者の場合、
その心配は不要だ。
役所が定めた、支払いの月額上限設定がある
からだ。

ついでに「臨時福祉手当」というのも、検討され
ているらしい。
今まではこんな手当はなかったのだから、
やはり増税で苦しくなった障害者がいることを
考慮しての、新しい手当なのだろう、と思う。
こういうふうになっているから、障害者のほうが
むしろ、安心して暮らせているかもしれない。

しかし、障害者でなくとも、理由があっての
低所得の人もいるのだから、よく考えたら、
これはおかしいと思わないだろうか。

こういう過度の福祉依存をやめるには、やはり
健常者も一緒に『障害者の経済学』について、
考える必要がある、と思う。
これは決して、障害者だけではなく、社会全体の
問題なのだ。
そのための、障害者の就労問題提起を、
当ブログでしているのである。


いつのまにかそれてしまった話を、戻さなければ
ならない。

もう一つ、クリーニング代をできるだけ減らす、
ということも実施することになった。
会社で着るワイシャツ、ズボンなどは、
もう家庭用洗濯機で洗っている。
少しヨレヨレで着心地が悪いが、クリーニング代
も月3000円くらいはかかっていたので、
増税分のカバーにはなる。

床屋さんも、3600円から3800円に上がって
しまったので、もう1100円カットのお店に変えよう
かと思っている。


こうした節約努力をすることは、一見、いいことの
ように思える。

けれども、もしこういう人が増えてしまうことに
でもなれば、日本経済にとっては、どんな影響に
なるだろうか。


日本経済は確かに今、「景気を持ち直しつつある」
と言われている。
だが、それはおそらく、富裕層などがお金を使う
ようになったからかもしれないのだ。
その人たちに比べれば、貧乏人の私などが幾ら
お金を遣ったところで、それは大した額ではない
だろう。
だが、私のように節約生活へ大きく傾く貧乏人が
増えれば、その人たちの生活を支えるように
頑張って商売をしてきた、街の小売店も、
確実に影響を受ける。
そしてそれは、その小売店のある商店街の
売り上げ減少につながってしまう。
さらに、その小売店と取引を持つ業者にも、
影響する。
つまり、自然界の食物連鎖と同じように、
連鎖反応が続いて起こるのである。

下手をすれば、連鎖倒産・廃業も起こるかも
しれない。
これは、生活保護バッシングで上がっている
問題点と同じだ。



〔参考資料〕

『『間違いだらけの生活保護バッシング』
(生活保護問題対策全国会議/編者)(2/5)』
〔2014-03-07 18:30〕



働けない人が増えて、失業給付も“漏給”となって
しまえば、それだけ消費が落ち込み、
その地域の経済は破綻へと向かうのは当たり前
である。

近所の中華料理店は


「当店は消費税増税に伴う値上げはしておりません。
(実質、値下げとなります)」

と書いた紙を、出前メニューに添付していた。

材料代は値上がりしているのに、商品価格は
据え置きにしている、というわけだ。
そうした飲食店が、今でも結構多い。
昔は「消費税反対」という意味を込めて、
値上げ拒否していたところもあった。
しかし、今はその時とは状況が違う。
地域性を考慮してのこともあるだろう。

要するに、その人たちは「アベノミクス効果は
なかった」と、率直に判断しているのであろう。


アベノミクスに少しは期待してみて、今年4月を
楽しみにしていたが、フタを開けてみれば、
私の給料は上がらなかった。
黒字日本一と噂される大企業の100%出資子会社で
働いていても、ベアがなかったのである。

それで消費税増税は痛いに決まっている。
だが、次世代のためにも、これ以上、増税時期を
延ばすわけにもいかない。
財政問題への具体的取り組みを先送りし続けてきた、
自民党50年政権が恨めしくなる。
政権延命に利用され、有権者は騙されていたのだろう。

アベノミクスでは、貧民層が厚い街や、地方ほど、
衰退していきやすくなる。

アメリカでは富裕層が一つの街に集中して移住し、
そこで自分たちの利益が大きくなる、独立した市を
作れる法律がある、という。
これによって、デトロイトなどでは街の貧富の差が
激しくなり、社会問題になってきている、という。


『出生前診断』
〔2014-06-15 18:00〕



でも述べているが、ここでも、障害者が生きにくく
なる社会へ変遷しているような気がする。




【追記】(2015年9月17日)


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http://www.jiji.com/jc/zc?k=201509/2015091600849&rel=y&g=pol&r=y

日本国債、「Aプラス」に
格下げ
 =アベノミクス期待外れ
 -S&P



格付け大手のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)
は16日、日本国債の格付けを「AAマイナス」から
「Aプラス」に1段階引き下げたと発表した。
先行きの見通しは「安定的」とした。
S&Pによる日本国債の格下げは2011年1月以来。

 「Aプラス」は最上位から5番目の格付けで、
アイルランドやイスラエルと同じ水準。

 S&Pは、日本の成長率が過去数年間に鈍化した
ことに加え、

「今後2~3年で国債の信用力を好転させるまで
経済が改善する可能性は低い」

などと格下げの理由を説明。
安倍政権の経済政策「アベノミクス」が期待通りの
景気押し上げを実現できていないとの認識を示した。
その上で

「日本の財政状況が極めて脆弱(ぜいじゃく)である
ことは、重大な弱みだ」

と指摘し、経済成長と財政健全化の取り組みを政府
に促した。
(2015/09/16-20:56)2015/09/16-20:56



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〔関連記事〕

『経済政策「アベノミクス」の是非は?』
〔2015-05-03 10:59〕

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by bunbun6610 | 2014-07-11 18:30 | 社会

ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610