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蒼穹 -そうきゅう-

ろう者の退職

私の会社で、今年中に3人のろう者が退職するらしい。
一人は、定年延長制度も満了なので、退職します。
その人には、これからは思い切り、
年金生活を楽しんでほしいと思います。

もう一人は、本人が従来の労働契約延長を希望しない、
という。
理由は、健聴者と自分との扱い方の違いに、
差別を感じているようで、その不満から辞めたいようです。
それは仕方ないとしても、転職先もまだ決まっていないのに辞めて、
どうするというのだろうか?

残るもう一人も、転職先が決まっていないというのに
「辞める」と伝えてしまった。
その人の辞める理由はわかりませんが、
どうしてこうも、将来のことも考えずに「辞める」と言って
しまうのだろうか? と思います。

大震災と原発事故の後、この経済状況で辞めたら、
再就職先を探すのは容易ではないはず。

しかし、それでも辞めたいというのは、
よほどの気持ちなのだろうと思います。

とにかくこれで、ろう者5人のうち、
一気に3人もいなくなってしまいます。


〔参考〕

当ブログ『聴覚障害者の転職率が高い理由』
〔2011-05-28 20:00〕


ろう者対策の労働問題相談所がほとんどないから、
こういうことが頻繁に起きてしまうのではないか、
と思います。

会社のほうも、ろう者のことを

「耳が聴こえない以外は、普通の人と変わらない」

と軽く見過ぎているふしがあると思います。

同じ聴覚障害者ならば難聴者よりもろう者のほうが、
ダブルカウントの法定雇用率が適用される、
また助成金ももらえる、といった数々のメリットに魅力を感じて、
企業は重度聴覚障害者の方を雇用するのではないか、
と思われます。

しかし、見た目は同じようでも、ろう者はろう者で、
心が違うと思います。
難聴者も同じです。

そこまでは会社もよく見ていないと思います。
会社は働くところ、利益追求をするところなのですから。

ろう者のこうした「逃げ」の姿勢を変えないと、
この問題は解決には向かわないと思います。

我慢している人だって、結局は同じことです。
「とっくに諦めている」とか
「そんな問題なんか、どうでもいい」とか
「仕事が終わったら忘れるだけ」とかは結局、
問題からいつも逃げていることには
変わりありません。

また、健聴者の理解不足も変えていく必要が
あると思います。



〔参考〕

http://www.deaf.or.jp/08/post-1305.html
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by bunbun6610 | 2014-07-08 18:30 | 就労後の聴覚障害者問題Z1