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蒼穹 -そうきゅう-

職場内障害者授産施設 - 障害者雇用が障害者をダメにする

就労後の聴覚障害者問題E


副題;『障害者雇用 - 出勤するだけで、給料がもらえる職種』
『好きな日に仕事をし、好きな日に休める障害者“特別”勤務制度』


6月■日

消費税増税前の、駆け込み需要が終わってからは、
断然、仕事量が減った。
障害者に入る仕事も、やはり減った。

Aさんは最近、休む日が増えてきた。
理由は何だかよくわからないが、Aさんはもともと、
ワガママな性格なので、天候が悪い(大雨、強風、
猛暑、極寒など)日は、まず出勤しない。
だから、梅雨で天候が不安定な最近は、やはり欠勤
が多いのだ。

しかし

「それだけで、最近こんなに仕事を休むだろうか?」

と思えるような状況になってきた。

決して、体調とかの問題ではない。
その証拠に、仕事は休んでも、その日の夜の飲み会
には必ず出てくるのだから。
それほどなのだから、きっとAさんは今の会社も、
人も、大好きなはずだと思う。

それは、Aさんに居心地の良いようにしてもらっている
から、ということも、大きな理由だろうと思う。

だが、欠勤が多いというのは、困ったことだ。
誰が困っているのかというと、私一人だ。

Aさんが休んだ日は、勿論、障害者の仕事は全て、
私一人でやってきた。
だが、最近はそれだけではない。
Aさんが出勤している場合でも、上司は優先的に、
私にやらせるように指示している。
そうすると、仕事が少なくなった今では、私ばかりが
仕事をやらされていて、Aさんは何もしないでいる日が
多くなってきた。

仕方がないので、Aさんは事務所内で適当に暇つぶし
をしているか、居眠りとかしている。
数時間も時間が過ぎていくと、自然消滅し、そのまま
退社している。
これまでも述べているように、かなりの“特別扱い”なのだ。

Aさんだけではない。
こんな障害者は、うちの会社には他にもいるのだ。

私は、この現状を見て、ある話を思い出した。



ロッカー永田のページ 『障害者差別とは』


炎のジョブコーチ
『「0か1」、「1か100」のこだわり』
〔2013/12/19(木) 午後 11:26〕




Kili's ~yourroom~
『デジタル表記の見えない障害』
〔2014/01/26 21:11〕




本当に、これらの通りだと思ったのだ。

健常者の考え方は、どうしてこんなに、柔軟力が
ないのだろうか。



『セント・オブ・ウーマン / 夢の香り』


という映画がある。
主人公フランクと、Aさんが似ている。
どちらも、元は優秀な健常者だったが、障害者に
なり、落ちぶれていく。
カウンセリング専門者によると、以前は優秀だった
元健常者、特に男性に多いタイプだそうだ。
彼もやはり、健常者時代から染み付いた「0か1」
「1か100」思考から、なかなか抜け出せないのだろう。



私が疑問に思ったのは


「それでは、障害者を会社で遣うのは、“さじ加減”が
必要だということなのだろうか?
そうだとしたら、それは誰にだって、健常者と呼ばれる
人にだって、あるのではないだろうか?
その“さじ加減”が難しい、というのだろうか?
その“さじ加減”とは、何なのか?」


障害者の個性に合わせて対応していく、ということは

「他の人から“特別扱い”と見られかねず、健常者との
差別になるから」

と思っているらしい。
しかし、必要な「合理的配慮」までも勝手に「差別」と決められ、
禁じられてしまったら、障害者はたまったものではない。

障害者はいつまでたっても、健常者の奴隷のままだろう。

確かに、どうやってそれを決める(調整する)のかが、
健常者には考えあぐねているようだ。
しかし、それにしても、AさんやBさんのような“特別扱い”は、
幾らなんでも変だと思う。

それに、聴覚障害者の場合は、例外だと思われているようである。
理由は

「聴覚障害者は、耳が不自由であること以外は、健常者と
全く変わりない」

と思っているからだろう。
それが、この格差になっているのだ。

同じ給料で働いているというのにこれでは、聴覚障害者だって
不満に思って当然だ。
それに、聴覚障害者は仕事をたくさん与えられるといっても、
肉体労働、単純労働ばかりだ。
雑用でも、聴覚障害者にやらせたほうが仕事が速いから、
そうなってしまうのだろう。

他の障害者は、たとえ雇っても、現場力として追いつけない。

しかし、全体的に見て、こういう障害者雇用というものは、
いかがなものだろうか、と思う。
仕事を与えられない障害者だって、これでは経験を積めないし、
たとえ転職活動をしてみても、どこも面接で落とされるだろう。
それで、会社にいつまでもだらしなく、居直っているしか
なくなるのだ。

このことから、障害者はやはり“永遠の子ども”としか見なされて
いないのだ。
会社の健常者の中には

「障害者って、(お客様だから)いいね」

と、皮肉交じりにこぼす人もいる。

しかし本当は、これは立派な“障害者差別”だ。
だから障害者は“逆差別”をするのだ。
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by bunbun6610 | 2014-06-27 18:30 | 就労後の聴覚障害者問題E