人気ブログランキング | 話題のタグを見る

職場内障害者授産施設 - 「五月病」と「犬猿の仲」

〔参考情報〕

『うつ病と五月病』



Aさん(障害者)の先週の出勤日と勤務状況。
出勤状況は天候と関係がある。
おかしなことだが、雨で休むと、その分の労働は、
別の日(つまり「天気がいい日」)への振り替え
出勤が認められているようだ。
労働契約の内容ではなくて。


19日(月)晴れ  休み
20日(火)晴れ  出勤  (仕事有り)
21日(水)雨   休み
22日(木)晴れ  出勤  (仕事無し)
23日(金)晴れ  出勤  (仕事無し)


先週の月曜日は、やっぱりAさんは休んだ。
そして火曜日は出勤してきたのだが、水曜日は雨が降った
ため、また休んだ。
でもその間、私は毎日仕事があった。

Aさんが休むと、障害者の仕事は全部、私がやらざるを
えない。
5月に入ってからは、私はそんなハードワークが続いていた
ので、疲労が蓄積し、少し重い腰痛になってしまった。

私の職場は販売部門で、障害者はその業務のアシスタント
的存在だ。
その部門内では、A、B2つのグループに分けられている。
それがなぜか興味深い。

実はAグループは販売成績が優秀な社員ばかり集められている。
ということで、Bグループのほうは販売成績が劣る社員ばかり
である。
それで、Aグループのほうが仕事が多いから、当然忙しい。
逆にBグループはヒマなのだ。

そして、2人の障害者も、この2グループに振り分けられている。
Aグループが私で、BグループにはAさんが配してあるのだ。
私は、本当は

「これは良くないな」

と思っているのだが、会社がなぜ、こうしているのか、
私もさっぱりわからない。

それでは、Aグループの人のほうが、給料もいいのではないか、
と思われるだろうが、そうでもない。
私より先輩のAさんのほうが、わずかにいいのである。
前にも話したが、Aさんはうつ病を患う“VIP障害者”である。


『VIP障害者 - 障害を隠す障害者』
〔2014-04-17 18:30〕



『職場内障害者授産施設 (3)本当にうつ病障害者?
病前性格のワガママ障害者?』
〔2013-09-04 18:30〕




ゆえに、私とは違い、何もかも特別だ。
彼だけは、気まぐれで休もうが、Aさんは絶対にクビには
ならないと思われる。

Aさんのことなどどうでもいいとは思っているが、
問題は休まれるとますます、業務負担量が私にかかり過ぎて、
私も身体を痛めている、ということだ。
それで私が休んだとしても、Aさんが代わりにやる、
というわけでもない。
休み明けになれば、私の仕事は増えてしまうから大変だ。
だから、そう簡単には休める気がしない。

しかも、これから梅雨入りの季節である。
雨が嫌いなAさんは、休む日が増えてしまうと思われる。

「ところが!」である。

Aさんは、雨で仕事は休んだ日でも、夜の飲み会には
必ずやって来るのである。
それほど飲み会だけは好きなのであろうが、私からすれば

「オレは、こんなヤツの尻拭いをするために雇われたのか!」

と思うし、腹立たしい。

私はAさんとはほとんど話さない。
でもそれは、私とに限ったことではなく、もともとAさんは、
他の障害者とは誰とも話をしないほうなのだ。

Aさんが誰かと話している場合、それは健常者ばかりで、
相手に自分の貸しがあるからのようである。
だから彼は、VIP障害者としてふるまっていられるのである。
決して、彼の人徳が高いわけではないと思う。

障害者扱いされるのが嫌で、それでいて“特別扱い”されない
と気がすまない障害者って、日本にどれだけいるのだろうか。


ところで、最近、Aさんの出勤率が落ちていることについては、
思い当たることもある。
4月からの会社の組織変更が影響していると思う。

五月病も、そういう変化に順応できない人がなると思う。

Bグループの人は、単に営業成績が悪いだけではない。
障害者でも有り得ないような単純ミスを何回もする
健常者社員も、Bグループにはいる。
そして最悪なのが、その人格的レベルである。

成績が良くなればAグループに昇格した者も、
過去にはいたが、営業成績と人格レベルは比例する
というのは、かなり当たっている。
顧客相手にする仕事で成績が悪い社員というのは、
人格も悪いというのは、実は本当と言ってもいいくらいだ。

Aさんが4月から、そこの人たちへのサポート業務をする
ことになったということは、仕事量が減ったという点では
いい面かもしれない。
だが、反面、そういう人の仕事を手伝うというのが嫌だ、
という気持ちもあるのではないだろうか。

Bグループに「AOYA」という営業社員がいる。

ある日の飲み会の時は、席決めのクジ引きの運が悪く、
AOYAと同席になった。
焼肉屋での飲み会で、AOYAは肉が大好きだということが
わかった。
それまで何もせず、ほとんど一部の人と話をしながら
飲んでばかりいた彼は、メインの肉が出てくると、
急に話が止まり、目の前のロースターに肉をどんどん
放り込んで、焼き過ぎになるまで一所懸命焼き始めた。
肉だけを勝手にどんどん焼くと、自分の取り皿にドサッと
入れて、動物のように食べまくっていた。
肉の出番になると、ほとんど一人で食べつくしてしまう
のである。

フレンチの食事のときも、コーヒーのとき、AOYAのところに
あった「ミルクと砂糖を下さい」と頼んだら、
わざと無視して隣の人としゃべりまくっていた。
これは「聞こえない」聴覚障害者への逆恨みで、
「聴こえないフリ」だろう。
なぜ逆恨みをするのかはわからないが、このときは内心、
物凄く腹が立ったものだ。
彼は自分のことしか考えていない行動が目立つのだ。

しかし、何も障害者だけがAOYAの犠牲者なのではない。
彼の嫌いなヤツが、この狭い職場でも何人かいるようで、
勿論健常者にもいる。
双方、話をしないので、誰と仲が悪いのか、ハッキリとわかる。

ちなみに、AOYAの今月の営業成績は17人中、
最下位なのである。
一ヶ月間でたったの一件しか、お得意先から受注できていない。
トップの人とは約20件以上の差がある。
営業回り中、パチンコでもやっているのではないだろうか。
仕事もろくにせず、運動不足になっているから、
あんなカバみたいなメタボ腹をしているんだろう。
飲み会でも、肉とビール以外は、ほとんど手をつけない。
人間だけでなく、食べ物も好き嫌いが多い偏食性で、
ウエストサイズも1メートル超あるメタボじじいなのだ。


AOYAは、私やAさんとは全く話そうとしないので、
障害者が嫌いなんだとわかる。
しかし、幾ら「障害者雇用」だからといっても、こんな人達
のサポート業務なんか、正直、やりたくない。

以来、嫌いな人とはあいさつもしないし、メール便など
各人へ配る必要のあるものでも、嫌いな人のものは配らず、
事務机に放置するという“逆差別”で対抗してやっている。
それでも、そいつは文句を言えないのである。
AOYAに差別意識があるゆえ、

「どうせ、障害者だから、こんな仕事しかできない」

と思ってくれているからだろう。
その差別を、こちらもそっくり、逆利用してやっている。
これで“お互い様”だ。
だから文句はあるまい。

障害者差別には直接文句を言えなくても、食い物の
恨みには、容赦はしない。
by bunbun6610 | 2014-05-27 18:30 | E.ネッツトヨタ東京

ある障害者から見た世界


by bunbun6610