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蒼穹 -そうきゅう-

障害者の性

熊篠慶彦(くましの よしひこ 〔脳性まひ障害〕)

子宮委員長はるの子宮委員会
『リリー・フランキーさんと熊篠くん。』
〔2013-01-21 13:40:07〕



>「・・・しかし、そんな熊篠くんに対して、同じ障害者から、
反対の声もあるという。

“車椅子の障害者に性 欲 求 があることを知られると、
周囲のボランティアの人々などが、冷たくなる”。

どういうことなのだろうか?」




障害者の性にも偏見がある?

聴覚障害者には、そう感じることはない気もするが、
周りの障害者を見てみると、確かにそうみたいだ。

障害者だって、普通の人間だ。
性欲もあるし、犯罪だってする。
健常者が24時間テレビなんかつくって、
障害者を勝手に聖人化したんじゃないのか?
それが偏見の真実なのだろう。

バリバラは障害者もレギュラーで出演し、本音を言うけれども、
24時間テレビはお客様という感じで障害者が出てくる。
それも、頑張る姿ばかり映し出して、募金額を上げようとする。
障害者も「あれが、本音なのかいな?」と思うような言葉しか
出さない。
全く、気分が悪い番組なのだ。
あの番組に出ている障害者にも、社会に偏見を生んだ責任は
あるだろう。

でも、そんな偏見をパワーに変えて、生きている障害者もいる。
真に自由でパワフルな障害者は、偏見もバリアも、みんな
自分の力でぶっ壊してゆく、愉快な人生を楽しむのだ。


ラジオは聴覚障害者にとってはバリアだが、『バリバラR』の
PDF版もある。

テーマ;「障害者の性 - SEXの悩み」



しかし、正直に言って、SEXの話を会社の文書のようなPDF
資料で読んでも、雰囲気的にわからなくて面白くない。
やっぱり雑誌のほうが、写真やイラストなども随所に挿入されて
いるし、記事もうまく書けていて、いいと思った。
特に、イラストが面白く描けている場合が多いので、
読んでいて面白くなる。
しかし、しゃべりをそのまま、通訳のまま読んだだけでは、
随分違うと感じる。


ところで、聴覚障害者の性というのも、面白い話がある。
それは日本手話を使うろう者なのだが、彼らの手話は、
実にリアルで面白いのだ。

ある手話通訳者は

「ろう者のエッチな手話は、天才の域だよ。
健聴者は誰も、あのようには表現できない」

と言う。

ろう者の手話には、初めて見た健聴者には“わかりにくい手話”と、
初めて見た健聴者にも“わかりやすい手話”があるようだ。
エッチな手話は後者だ。
これはもう、誰が見ても、意味がわかる手話だ。

でもその表現力が豊かな手話は、手話講習会では決して見れない
手話なので、これを見たかったら、ろう者と個人的にも親しくなる
よりほかに、方法がない。

あるいは、手話サークル学習会や講演会が終わった後などにある、
ろう者も一緒に行く酒話会(手話でおしゃべりをする飲み会)に行くと、
ろう者が個人的に指導してくれる場合もある。

実際、彼らのエッチな手話で手話力が目覚めた健聴者も少なくない。
ろう者との仲も良くなり、個人授業が一気に進んで、
確実な手話上達につながる。
だから、本気でろう者の手話を覚えたかったら、酒場などに行って、
ろう者にエッチ手話の授業を受けるとよい。
“エッチ”と“日本手話の知識(聾語学)”が、一挙両得になるはずだ。
彼らは健聴者以上に、どちらもよく知っているのだから。



〔参考情報〕
『書評で人と本をつなげるブログ/ブックハウス』
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by bunbun6610 | 2014-07-02 18:30 | バリア&バリアフリー