『オープン、クローズ、伝える側の覚悟。』

http://blogs.yahoo.co.jp/uchayamamingkun2000/35732363.html


『オープン、クローズ、伝える側の覚悟。』
 ・・・炎のジョブコーチさん


2014/3/28(金) 午後 10:13

 障害者手帳を使って就労する人が増えていますが、
個人的にはよいことだと思っています。
障害のある人が普通にいる職場が増えるといいなと
思っています。

しかし一方で、支援者がとにかく手帳をとって障害者
雇用枠を進めるのはちょっとどうかと思っています。

「オープンにした方が長続きする」とか、配慮を得られる
など、なんだかいいことずくめのようですが、決してそう
でもありません。

私の周囲にはクローズで働く人も多く、必ずしもクローズ
だとうまくいかないことが多い…ということは間違っています。

そもそもクローズで働いている人は支援者に関わって
いない人がほとんどです。
たくさんの見えないクローズで働く人がいることになります。

今の状況ではまだまだ障害者雇用枠ではキャリア形成
や能力開発の機会は十分ではなく、専門分野やキャリアを
重視する働き方を希望する方は逆に、大きな悩みを抱える
ことになります。

もし専門分野やキャリア志向の働き方を希望する方は、
再発に気をつけながら医師と相談しながらクローズで働く
ことが適当な場合もあります。

ある意味、遣り甲斐や自分のキャリアをしっかり意識して
働くことが症状のマネジメントや耐性となる場合もあります。


【オープンのデメリットとして】

・入職後のキャリア形成や能力開発の機会が十分でない。

・賃金が安い場合が多い。

・職場でのまなざし、配慮という名の区別。

・生命保険等の民間保険商品に加入出来ないものが多い。

・結婚、遺産相続等のライフキャリアにおける差別を受ける
可能性も。

・自身のアイデンティティの問題


【オープンのメリットとして】

・雇用条件への配慮が受けられる(勤務時間、転勤、
仕事内容他)。

・支援者が職場に来てサポート出来る。

・疾病を隠さなくてもいい安心感。

・障害を受容し新たな自分を見つけることができれば。

・作業所利用の人、離職機関の長い人、再発を繰り返す
人など慎重に進めたい人はよい環境。


他にもあるかもしれません。

オープンで就労を提案する場合は、伝える側はそれなり
の覚悟をもって情報提供する真剣さが必要です。

最近では、オープンで就労し1~3年間就労し自信をつけて
今度はクローズで働く方もいます。
過不足のない情報により本人主体のキャリアカウンセリング
で進めるのがよいと思います。



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〔関連記事〕

『難聴者の会社面接対策(3) 「オープン」と「クローズ」』
〔2011-07-07 20:55〕



『『わけあって手帳を返した話…』』
〔2013-10-13 18:00〕




障害者手帳を持っている障害者でも、バレなければ
どちらででも、自分で選べる。
それができる障害者が、
とても羨ましいとさえ思うほどである。

しかし、障害を隠すという事に対して、
罪悪感を持ってしまう人もいる。

あるいは、手帳のない難聴者の場合は当然、
クローズしか方法がない。

障害の程度が軽くて障害年金も出ないため、
障害者雇用では給料が安すぎて生活できない、
という人も、クローズで一般雇用にする必要がある。

ただし、クローズで就労後、障害のことがバレたら、
どうなるか。
当然、覚悟が必要だ。


『身体障害者手帳のない聴覚障害者
(難聴者)は、どうやって就職するのか?』
〔2013-01-16 18:00〕



一方、重度難聴者だって、補聴器は外せないから、
クローズは無理だ。


クローズには、とても大きなやりがいがある。
それは、働く者にとって、
かけがえのない魅力だと言える。

皆さんは、オープンで働く聴覚障害者には、
意外にも職場放棄が多い事実をご存知だろうか。


〔関連情報〕

『聴覚障害者の職場放棄』
〔2012年 09月 08日〕




その原因は、炎のジョブコーチさんが書いている

【オープンのデメリットとして】

の通りなのだ。

つまらない仕事を5年以上も続けるなんて、
想像以上の精神的苦痛である。

能力を身につけられなかった先天性障害者は、
クローズを選べるはずもない。
もともと、生まれた瞬間から差別があって、
そのスタートラインから違っていたからだ。
そんな人はもう、差別の犠牲になるしかないだろう。

所詮、優秀な後天性障害者だけが、
クローズかオープンかを選べるのだ。

そんな話に、先天性障害者が興味を持っても
仕方がないことだが。


それと、もう一点、聴覚障害者側には、
言いたいことがあるのではないだろうか。

>「支援者がとにかく手帳をとって障害者雇用枠を進める
のはちょっとどうかと思っています」


このことについてだが、それはクローズで就職
できないからこそ、やむなく障害者手帳を取得して、
障害者雇用枠で働くしかない、という実情を、
健常者は理解しているだろうか、ということ。
つまり、多くの聴覚障害者は差別にひれ伏す
しかない、のである。
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by bunbun6610 | 2014-03-30 19:00 | 就労前の聴覚障害者問題A

ある聴覚障害者から見た世界


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