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蒼穹 -そうきゅう-

差別横断幕:浦和に無観客試合 Jリーグ初の処分

http://mainichi.jp/sports/news/20140313k0000e050187000c.html


差別横断幕:浦和に無観客試合
 Jリーグ初の処分


毎日新聞 2014年03月13日 13時15分(最終更新 03月13日 13時37分)


 8日に埼玉スタジアムで行われたサッカーJリーグ1部の
浦和−鳥栖戦の試合中、会場内に人種差別的な内容を
含む横断幕が掲げられた問題で、Jリーグの村井満チェアマン
は13日、浦和に対し、けん責と、23日にホームの同スタジアム
で開催される清水戦を無観客とする処分を科すと発表した。

Jリーグでの無観客試合の処分は初めて。

 横断幕には「日本人以外お断り」の意味がある

「JAPANESE ONLY」

と書かれており、浦和のサポーター席へ入るゲートに掲げられた。
試合後に浦和が撤去し、掲げた人物から事情聴取するなど
調査を進め、13日までにJリーグに報告した。

 浦和によると、横断幕を掲げた人物は事情聴取に対して

「差別的な意図はなかった」

と釈明していたが、その後、当日のスタンド内で差別的発言を
聞いたという複数の証言が寄せられたことなどから、クラブ側は

「差別的な言動があった」

と判断。
村井チェアマンも12日に

「発信者の意図の問題よりも、受け手が明確に差別されたと意識
を持ちうる表現であれば、(差別だと)そう思う


とし、厳しい態度で臨む姿勢を示していた。

【平本泰章、村社拓信】



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>「村井チェアマンも12日に

「発信者の意図の問題よりも、受け手が明確に差別されたと意識
を持ちうる表現であれば、(差別だと)そう思う


とし、厳しい態度で臨む姿勢を示していた。」



当然だと思う。

日本は鎖国政策により、長い間、単一民族国家を
死守してきた歴史がある。
外国とは全く違う。
そんな背景から障害者を見る目も、他の民族とは違うらしい。

「差別」を「差別と思わない」ところがある。

恐るべき鈍感力を生んでしまったものだ。

障害者差別に対しても、この例と同じように、
厳しい態度で臨んでほしい。
そして「障害者差別解消法」ではなく、
「障害者差別禁止法」を新たにつくるべきだ。

国連・障害者権利条約を批准した日本政府が、
きちんとやるべき、義務だと思う。



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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140314-00000176-yom-soci



浦和・差別行為
「繰り返せば資格剥奪も」村井氏


読売新聞 3月14日(金)11時50分配信


 今月8日にJ1リーグ・浦和―鳥栖戦が行われた埼玉スタジアムで、
人種差別とも受け取れる垂れ幕が掲げられた問題について、
Jリーグは13日、浦和に対し、無観客試合の開催というリーグ史上
最も厳しい処分を下した。

 1月末に就任した村井満チェアマンが打ち出すフェアプレー精神の
徹底を強く印象付ける形となった。

 村井チェアマンは、自ら「無観客試合開催」とする処分案を決め、
裁定委員会に諮ったという。
9種類の処分の中から無観客試合を選択した理由について、

「勝ち点減などよりも、直接的にサポーターが強く影響を受ける
無観客試合の方が、サポーターにメッセージが伝えられると思った」

と説明した。
浦和の淵田敬三社長によると、1人当たりのチケット単価は約2500円
といい、1試合平均で約3万7000人の観客を集める浦和にとっては、
入場料収入だけで1億円近い減収につながる。

 村井チェアマンは、新規のファン、サポーターを獲得するため、
スタジアムなどの観戦環境の改善に取り組み始めている。

その中で「JAPANESE ONLY」(日本人のみ入場可)と書かれた
垂れ幕が掲示されたことに、

「1人でも多くの新規のお客様をお迎えしようという基本方針で、
様々な人に来てほしいという思いと逆」

と、強い危機感をあらわにした。

 チェアマンが特に問題視したのは、クラブ側が垂れ幕を確認
してから撤去まで1時間以上かかった点で、

「クラブが差別的な掲示を放置したのは、差別的な行為に
加担したと同じ


と批判した。

 浦和は2010年にも、サポーターが仙台の選手を人種差別的
な言葉で中傷したとして、500万円の制裁金を科されている。
浦和サポーターによる相次ぐトラブルに対しては、

「降格や会員資格の剥奪というさらに重い処分もある。
改善されずに繰り返せば、そういうことも視野に入ってくる」

と厳しい姿勢を示した。

最終更新:3月14日(金)11時50分



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>「差別的な掲示を放置したのは、差別的な行為に
加担したと同じ」




国連・障害者権利条約にある「間接差別」と同じである。
別に「厳しすぎる」なんてことはない。
当たり前のことだが、わかっていないから、こうなるのだ。

クラブ側だけでなく、傍観者だった他のサポーターにも、責任がある。
そういう認識を持つことが大切だ。

Jリーグ・チェアマンの採決に、拍手を送りたい。



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http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/jleague/2014/columndtl/201403240001-spnavi?page=2



「誰もいないスタジアム」という衝撃
無観客試合という制裁の妥当性を考える

宇都宮徹壱
2014年3月24日 12:00

「多くのファンは無観客試合を経験していない」

浦和の原口(中央)が同点ゴール。しかしスタジアムは静寂に
包まれ、選手たちも笑顔はない【宇都宮徹壱】

 キックオフ2時間前、浦和美園駅に到着。
駅の構内はまるで平日のように閑散としていた。
埼玉高速鉄道の線路沿いの道を歩きながら、埼玉スタジアム
2002を目指す。
途中、すれ違うのはサッカーとは縁遠そうな地元民ばかり。
まるで日本代表の前日練習を取材にいくような気分だ。
なるほど、これが無観客試合の雰囲気というものか。

 およそ熱心な浦和ウォッチャーとは言えない私だが、
今回の浦和レッズと清水エスパルスによる無観客試合
については、しっかりこの目に焼き付けておきたいと
思っていた。
私がこの試合で確認したかったのは、ただひとつ。
それは「無観客試合という制裁の妥当性」である。

3月13日、Jリーグは「JAPANESE ONLY」という
横断幕が人種差別であったと判断。
横断幕を試合終了時まで撤去しなかった浦和に対し、
けん責および国内初となる無観客試合という重い制裁
を課すことを発表した。
この決定について、サッカーファンの間では「妥当」とする
意見がある一方で、「勝ち点剥奪のほうが効果があった
のではないか」とか「なぜ清水までとばっちりを受けなけ
ればならないのか」など、さまざまな反論もあった。
ここで私が注目したのは、村井満チェアマンのこの発言
である。

「(勝ち点を)剥奪するというよりは、直接的にサポーター
が影響を受ける無観客試合の方が、今回の本質をすべて
のサポーターに伝えられると考えました」

 この無観客試合の妥当性について論じるにあたり、最も
欠落していると感じるのが「ほとんどの日本のファンは
無観客試合を経験していない」という事実である。
スタンドに入れるのはメディア関係者のみ。
埼玉スタジアム2002公園内へのサポーターの立ち入りも
禁止された。
日本を代表する集客力と応援の熱さで知られる浦和のホーム
ゲームが、観客も声援もない中で行われる。
その衝撃の度合いというものは、いかほどのものなのか。
そしてそれは、どのように「すべてのサポーターに伝えられる」
のか。
それらを現場でしかと確認しておきたい──というのが今回の
取材の目的であった。

「音が聞こえない」試合への猛烈な違和感
 先制したのは、アウェーの清水だった。前半19分、左CKから
大前元紀がクロスを入れ、逆サイドで六平光成がシュート。
浦和GK西川周作がはじくもボールは再び左に流れ、これを
長沢駿が確実に詰めた。
長沢はこれがJ1初ゴール。
しかし、当然のことながらサポーターの歓声もなければ、得点者
のアナウンスもない。
そもそもこの試合は、選手紹介も、選手入場のBGMも、さらには
選手交代やアディショナルタイムの音声インフォメーションも
皆無だった。
観客がいないのだから、当然の判断と言えるのかもしれない。
が、非常に違和感を覚えたのも事実だ(もっとも、無観客試合
で「ゴ−ル!」というMCが入ったとしても、それはそれで違和感
を覚えただろう)。

 今回の無観客試合で、個人的に猛烈な居心地の悪さを覚えた
のは、スタンドに観客がいないことよりも、むしろ「いつもは聞こえる
音が聞こえない」ということであった。
歓声、チャント、ブーイング、拍手、BGM、そしてアナウンス。
サッカーのゲームを構成する、それらのサウンドがまったく排除
されてしまうことの何と味気ないことか。
聞こえてくるのは、選手やベンチからのコーチング、主審の
ホイッスル、そして上空を旋回する報道ヘリのプロペラ音ばかり
である。

 無観客試合といえば、タイのバンコクで日本代表が北朝鮮
代表と戦った、2005年のワールドカップ予選を思い出す方も
いることだろう。
私もあの試合は取材しているが、これほどの静寂ではなかった。
というのも、VIP席には大使館関係者と思われる北朝鮮の
グループが大騒ぎしていたし、スタンドに入れない日本の
サポーターもスタジアムの外からニッポンコールを送っていた
からだ。
その意味で、今回の「音が聞こえない」試合は、これまでまったく
経験したことのない異質なものであった。

 再び視線をピッチに戻す。清水の3倍近いシュートは放つものの、
なかなかゴールに結びつけられない浦和であったが、後半31分
にようやく同点に追い付く。
右サイドをドリブルで駆け上がった関根貴大が粘りに粘って
クロスを供給。
中央で待ち構えていた李忠成が中央でつぶれ、最後は原口元気
が右足で押し込んだ。
しかし、選手たちの表情に笑顔はない。
ゴールを共に喜ぶべきサポーターが不在だったからか、あるいは
この試合の性質を鑑みて笑顔を封じていたのか。

 試合は1−1のドローで終了。勝ち点1を分けあったことで、
浦和は5位のまま、清水は12位から15位に後退した。
何とも微妙な結果であったが、それ以前に「音のない試合」は
両チームにとっても度し難いものがあったようだ。
タイムアップとなった時、ピッチ上に立っていた22人全員の表情
から、晴れがましさや充実感といったものは微塵も感じられなかった。
対戦相手への握手を終えると、皆いそいそとロッカールームに
駆け込んでいく。
「一刻も早く、この場から去りたい」という思いで、彼らの胸中は一致していた。


清水と浦和、両監督のそれぞれの思い

国連プログラム「SPORTS FOR PEACE!」のシャツを着て
無観客試合に臨む浦和の選手たち【宇都宮徹壱】

 試合後の会見では、それぞれの監督から人種差別に関する
言及があった。
清水のアフシン・ゴトビ監督は多様性の大切さについて、そして浦和
のミハイロ・ペトロヴィッチ監督は差別に打ち勝つすべについて、
いずれも自身の経験にもとづきながら語っている。

「サッカーからこうした差別をなくしていかなければならない。
人と人の違いがあるからこそ世界は美しい。
エスパルスには9カ国の違った国籍の選手やスタッフがいる。
カナダ、韓国、オランダ、スロベニア、ドイツとブラジルのスタッフ、
私はどこから来たかのかもう分からない(笑)。
私は日本に来て3年と2カ月だが、悲惨な大地震も経験した。
日本はあのとき、世界と強く団結していた。
それが真の日本の姿だと思う。
多くの海外の人々は日本と日本人を愛している。
優しさと礼儀正しさ。
それが日本の素顔だと思う」(ゴトビ監督)

「私は37年間、ほぼ外国で生活していたが、差別というものは
残念ながらどの国にも存在する。
(現在の国籍である)オーストリアでは旧ユーゴスラビアの人々
を快く思わない人もいるし、現役時代にプレーしたスロベニアや
クロアチアでも差別的な態度を受けたことがある。
それでも私は、どこに行っても差別から勝利することができた。
それはなぜか。
私は差別を受けながらも、差別した人間に対してのリスペクトと
愛情を忘れなかったからだ。
クラブは今、厳しい状況に置かれているが、どんな状況でも他者
を愛し、リスペクトすることを忘れるべきではない」(ペトロヴィッチ監督)

 ゴトビ監督は、1964年にイランのテヘランで生まれたが、
79年のイスラム革命により家族と共に米国に亡命。
そこでサッカーに出会い、米国、韓国、イランでの指導を経て日本
にやって来た。
一方のペトロヴィッチ監督は、1957年に旧ユーゴスラビアの
ベオグラードで生まれ、セルビア、スロベニア、クロアチアのクラブ
でプレーした後、オーストリアに移住。
ゴトビ監督と比べて移動範囲は限られていたが、どこへ行っても
異邦人として遇されてきた。
今回の無観客試合の当事者となった両クラブの監督が、いずれも
複雑な出自を持った外国人監督であったことは、もちろん偶然である。
しかしその偶然が、示唆に富んだ日本人へのメッセージにつながった
ことは、幸いだったと思う。

効果的なメッセージとなった「無観客試合」という決断
 あらためて、今回の「無観客試合という制裁の妥当性」について
考えてみたい。
試合後、ある同業者は「誰にとっても得るものがなかった試合でしたね」
という感想をもらしていたが、最もダメージを受けたのは間違いなく
浦和の関係者だろう。
クラブはおよそ1億円の損失があったと言われているが、スタジアム
周辺地域での飲食やグッズ販売まで含めれば、損失は倍以上に
膨れ上がるはずだ。

 とはいえ、深刻な影響を受けたのは浦和ばかりではない。
対戦相手の清水の関係者はもちろん、他のJクラブのファンにとっても
(たとえアンチ浦和であっても)、テレビ越しに見る無人のスタジアムの
光景は決して愉快なものに映らなかったはずだ。
そして、これだけ多くのメディアに大々的に報じられたことで、制裁を
課した側のJリーグもまた痛みを分かち合うこととなった。
この日、あえてテレビ観戦したという村井チェアマンは試合後、
このようなコメントを広報を通じて発表している。

「Jリーグ20年の成長を支えてくださったのは、クラブを愛する
ファン・サポーター、ホームタウンの皆様です。
クラブにとって一番の財産であるファン・サポーターの姿がない
スタジアムでの試合は、Jリーグ百年構想の理想とする姿とは
最も遠いところにある試合というしかなく、大変寂しく悔しい
思いで試合を見ました」

 観客のいないスタジアムというものは、Jリーグにとっては
日本リーグ時代の末期を想起させるトラウマである。
しかしながら、もし今回のような不祥事が今後も続くことになれば、
その悪夢は現実のものとなりかねない。
事件を「一部の人間によるもの」と矮小化させず、当該クラブ以外
のファン・サポーターや関係者にも当事者意識を持たせる意味
において、「無観客試合」というJリーグの決断は極めて効果的な
メッセージとなった。
そして、想像していた以上の痛みを伴ったという意味でも、処分は
妥当であったと言えるのではないか。

 かくして、けん責と無観客試合というJリーグの制裁は遂行された。
浦和としては、横断幕や旗の掲出自粛を当面続けるようだが、
それでもスタジアムに声援と歌声と熱気が戻ってくることには
救いが感じられる。
だが「無観客試合」という強烈な記憶が、われわれの脳裏から
払しょくされることはないだろう。
サッカーを愛する者にできることは、ただひとつ。
それは、過ちを繰り返させないことだ。
最後に、現役選手の中では誰よりも早く今回の事件をSNSで
非難した、浦和の槙野智章のコメントを紹介しておきたい。

「(差別は)日本ではあってはならないことだし、日本を代表する
クラブであるレッズであればなおさらだと思う。
ダメなものはダメということを、自分から前に出て行動、発言する
ことが大切だと思う」

<了>



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http://www.excite.co.jp/News/soccer/20140328/Kyodo_BR_MN2014032801002429.html



浦和のサポーター11団体が解散
差別横断幕問題で


共同通信 2014年3月28日 21時06分
(2014年3月28日 21時09分 更新)


 サッカーJリーグの浦和は28日、サポーターが差別的な横断幕
を掲げ無観客試合の処分を受けた問題で、サポーターグループ
の11団体が自主的に解散したと発表した。

クラブによると、11団体で約200~300人が活動し、ゴール裏の
観客席で応援のまとめ役を担っていた。

 これらのサポーター団体は

「当事者としての責任を認識し、全員で解散を決めました。
今後は、差別撲滅に向けた取り組みを含め浦和レッズのために
行動していきます」

との声明を出した。
解散した団体のメンバーは、今後も観戦や応援ができる。

 浦和はサポーターと再発防止策の話し合いを重ね、27日に解散
の申し出を受けた。



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by bunbun6610 | 2014-03-13 21:03 | 人権、差別