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蒼穹 -そうきゅう-

過重なノルマとサービス残業 - 聴覚障害者雇用の実態

サービス残業は違法であるばかりか、障害者雇用では
残業そのものが原則禁止としている企業がほとんどである。

しかし、そのルールから外れる障害者も、なかにはいる。
例えば、聴覚障害者である。

他の障害者とは大きく異なり、身体能力は健常者と同じ
であることから、聴覚障害者は目をつけられやすく、
それがまかり通っている。
そして、多くの仕事を任される。

無論、私の会社でも、それは同じ状況である。

最初のうちは

「多少のサービス残業は構わない」

と思い、黙って引き受けるのだが、健聴者は

「聴覚障害者にやらせたほうが安心。
仕事もはかどる」

ということで、他の障害者などほったらかし。
その状態で、聴覚障害者にばかり仕事が回ってくる。
しかし、それで給料は同じでは、おかしいと思う
のが当たり前だ。

次第に、真面目にやるほうがバカバカしくなってくる。
どちらの障害者も、差別を受けていることには変わりない。

が、こういう差別には、どう問題解決していけば
よいのだろうか。

他の障害者など初めから、誰もアテにしてはいない。
増税前の駆け込み需要で、バブルの再来ではないか
と思うほど、こっちは猛烈に忙しいというのに・・・。

これは昨年9~12月に掲載した『職場内障害者授産施設』
の記事で、状況を詳細に述べた通りである。

他の障害者はマイペースで仕事をしていて、そして時間が
来たら昼メシ、時間が来たら退社、というふうに、
個々に合わせたマイペースぶりなのである。
なぜか、勤務時間の半分近くをトイレで過ごす障害者もいた。

ところが、ノルマがたくさん与えられる聴覚障害者だけは、
時間内にはその仕事が終わらない場合もある。

言っておくが、聴覚障害者だからといって、決して仕事が
遅いというわけではない。
そんな場合は、上司の指示する仕事の量が、多過ぎるから
なのである。

これも、一種のパワハラかもしれない。
上司の皆がそうやるというわけではなく、いつも同じ上司が
やっているのである。
ということは、その上司の性格、いや人格に最大の原因が
あるだろう。
このブログでは誰なのかというと、F上司(Nさん)である。

時間内に終わらないと、自動的に“サービス残業”に
なってしまう。
それだけの仕事量を負わされることは、しばしばである。
断ってみたこともあるが、そうするとF上司はすぐ反論し、
怒る。
部長や人事部にも相談してみたが、どうやらF上司は
それらの指示も無視している模様。
なので、次第に諦めてしまった。

ある時は、密室で二人きりにさせられて、嫌がらせみたいな
ことを言われたこともある。
他の障害者とは違う、ということを言われ

「だからキミはできるから」

と半分デタラメに褒めつつ、差別的に言うのだ。

しかし、そんなに働かされていても、給料は他の障害者と
同じだ。
いや、私の会社は年功序列型賃金だから、むしろ悪い。
だから実は、先輩の障害者のほうがいいのだ。

私の仕事の一部がサービス残業だと知らない、
他の障害者には聴覚障害者を羨ましがる人も、
なかにはいるかもしれない。

しかし実際はどうなのかというと、他の障害者、
健常者よりもずっと大変な仕事をしていて、
しかも健常者よりも安い給料で働いている。

健常者にとって、聴覚障害者は労働資源として、
まさに“お買い得”なのだろう。
これも結局“差別”なのだろう。

パワハラを受けるのも、障害者のなかでは聴覚障害者が
多いのではないだろうか。

たとえブラック企業でなくとも、ブラック上司はどこの
会社にもいる、と思う。
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by bunbun6610 | 2014-03-24 19:00 | 就労後の聴覚障害者問題E