聴覚障害者差別の原因は、健聴者の人格的欠陥にある

出社して、案山子(かかし)のように立っている
だけの朝礼が終わると、今度はF上司に呼ばれて

「Aさんと(私、F上司の)3人で、
今日の仕事のスケジュールを相談して決めましょう」

と言われる。

3人の距離は、たった数十センチしかない。
それでも、私は補聴器を両耳に装用していて、
他の人の話を一所懸命に聞き取ろうとする。

しかし、こういう場合の会話になると、
F上司の話し方は私への配慮のないものとなり、
つい早口になったり、ハッキリとしゃべらなかったり、
あるいは顔を向け合ってではなくなってしまう。
それで私も「え?」「は?」と聞き返すことが多くなる。

そのうちにウンザリしてきたF上司は、
Aさんとばかり話をして、物事を全て決めてしまう
ようになる。

で、最終的にはいつも

「Aさんは○○○○だから、あなたはこれをやって下さい」

と一方的に伝えられるだけて終わり。

なぜ自分がそこにいる必要があるのか、全くわからない。


それ以上に問題なのは、こういう3人以上で集まる
コミュニケーションの場合は、聴覚障害者はいつも、
このようにのけ者にされてしまう、ということだ。


(聴覚障害者とよく接している人ならばわかると思うが、
聴覚障害者は1対1になって、正面を向き合っての
コミュニケーションはかなりできるが、放射状になって
顔が見えにくくなると、途端にコミュニケーション障害が
起きてしまう。
つまり、多人数での会議などには、かなり弱いのだ。

ところが、健聴者はこの事実を知らないものだから、
聞こえていると勘違いしていて、どんどん話を進めてしまう、
ということもあるようだ。)


これはなぜかというと、理由がある。

第一に、健聴者は忙しいから、聴覚障害者と筆談をするのが
面倒なのだ。

「時間がかかって、とてもそんなことはやっていられない」

と思っている。

だから、おしゃべりの健聴者2人が集まっただけで、
聴覚障害者はすでに取り残されてしまう運命にあるのだ。

これは聴覚障害者にとって、まさに最悪のパターンなのだ。
ハッキリと言えば、二人の人格の問題でもある。

部長や人事にも、私には筆談によるコミュニケーションが
必要だということは承知しているだけでなく、部長も人事
の人も、勿論そうしている。
部長も人事の人も、部下には当然、F上司やAさんへも、
このことをきちんと行うようにと伝えてある。

なのに、F上司やAさんとの3人で密室に入って
ミーティングを始める
と、こうなってしまうのだ。

これはQ社のときと全く同じだ。
組織力が弱い会社では、格下の社員になるほど、
言う事を聞かず、いいかげんな仕事をしている人が
多かったりするものだ。
問題がよく起きたり、それが放置されているのも、
そのためだろう。

つまり、部長や人事の見えないところで、
聴覚障害者差別をしている
のだ。

こういうことは今まで他の会社でも、非常によく
あったことである。
障害者が持つ「障害」が原因なのではない。
一部の健聴者の「人格の問題」なのである。

こういう人間は、誰も見ていないと、すぐ悪いこと
をやり出す性分なのだ。

だから私は、F上司もAさんも大嫌いだ。
その精神的苦痛に、私は心の中で泣いて、
そしてやがて怒りのエネルギーが暴発し、
あのヘレン=ケラーが獣のように暴れ出したのと
同じ気持ちになる。
だから私のペンは、怒りの剣なのだ。
それは健聴者の心を突き刺すほどに鋭くしなければ、
満足しない。
どんなに鋭くしても、満足することもないが・・・。

私も、もう我慢するのはやめよう。

こんな時は、あのバリバラ団みたいに

「がんばらなくていいんだ!」

と思ってしまう。
そして、有り余る怒りの精神エネルギーを、
己の聴覚障害者差別解消運動にぶつけてやる!

会社では“仮面芝居”をしていればいいのだ。

お前らは楽しそうにやっていても、オレはちっとも
楽しくないんだよ!
むしろ、不快感でいっぱいなのだ!

彼らは毎回、聴覚障害者を前にして、優越感に
浸りながら、無神経なバカをやっているのだ。

どうせ

「バカは死んでも治らない」

のだ。

Aさんって、誰なのかというと、あの

『職場内障害者授産施設』(2013年9月)

で話した、あのワガママな双極性障害者である。

差別には“逆差別”で対抗すれば、こっちの気分も、
少しはラクになる。
こんな奴らと相互信頼関係を築くことは無理だ!
だからせめて、これで“おあいこ”だ。

「クヨクヨ悩んでいるより、とにかくまずは解決の
ための人間関係づくりだよ」
(松兼功〔脳性まひ障害者〕)

と言う名言もあるが、コミュニケーション障害がある
聴覚障害者には非常に難しい、と思う。
いや、何よりも、人格が悪い人間が相手だったら、
誰だって無理だと思うに決まっているだろう。



〔参考記事〕

『バカがいつまでも聴覚障害者差別をしている時代に』
〔2013-04-03 18:00〕

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by bunbun6610 | 2014-03-31 19:00 | 就労後の聴覚障害者問題E


ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

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