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お笑いの秘密保護法騒動

秘密保護法案のことで、健聴者たちが大騒ぎしている。
聴覚障害者問題だったら無関心だっただろうが、
自分たちに関係のあることとなれば、極めて当たりまえの
ことであるが、大騒ぎだ。


聴覚障害者なんか、秘密にされっぱなしだというのに、
ここまで大騒ぎになるのだから、健聴者が滑稽に見える。
この問題がではなくて、健聴者が、だ。

どうせ何も情報を知らされない聴覚障害者としては「同感」
という言葉すら、思い浮かびにくい。
健聴者も違和感と、どうすることもできない悔しさを、
この際にもっと思い知ればよいのだ。

本当のことを言うなら、秘密保護法案は確かに心配だ。

私が中学生のときは、歴史の教科書には、太平洋戦争の
原因を「軍部の独走」と書いてあった。
この秘密保護法は、その危険性も含み入れるということ、
いや、それ以上にも成り得る。

正しい王、正しい政治が、いつの時代も、その国にあるとは
限らない。
秘密保護法ができたとき、もう

「本当の民主主義は終わる」

と言っても過言でないような気がする。



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【追記(2013年12月4日)】

http://seiji.yahoo.co.jp/close_up/1431/

『「秘密社会」の息苦しさ 体験者語る』
〔最終更新日:2013年12月4日〕

衆院で可決され、参院で審議が進む「特定秘密保護法案」。
法案に対しては、戦前の厳しい言論統制、「秘密社会」を体験した
人々から懸念の声も出ています。




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【追記(2013年12月5日)】


<秘密保護法案>法曹界激しい批判
 「司法も阻害される恐れ」


毎日新聞 12月5日(木)11時21分配信


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131205-00000032-mai-soci

 与党が今国会で強行採決の構えを見せている特定秘密保護
法案に対し、法曹界から激しい批判の声が上がっている。
全国全ての弁護士会が法案に反対する声明を出し、有志の
弁護士が参加するデモや集会が各地で催されている。

「憲法の番人」と言われる最高裁判事の経験者も、
「憲法に由来する『知る権利』を脅かす法案だ」と訴えている。

 「国はどうしてこんなものまで隠そうとしたのか」。
2002~06年に最高裁判事を務めた大阪弁護士会元会長、
滝井繁男弁護士(77)には、判事時代に関わった公文書を
巡る訴訟で、そんな不信を感じた経験がある。

 難民認定を望んでいたパキスタン人男性が、公文書の開示
を求めて国を提訴した。
国は開示を拒んだが、最高裁は05年、裁判所が非公開の場
で文書の内容を確認する「インカメラ審理」で開示の可否を
決めることが必要と判断し、審理を東京高裁に差し戻した。
判事の一人だった滝井弁護士は

「真実発見のため、必要な証拠ができるだけ多く提出される
ことが重要だ。
拒むには理由を具体的に示す必要がある」

と補足意見も述べた。

 高裁は06年、インカメラ審理の結果、一部の文書について

「秘密として保護すべき記載はない」

と判断、開示を命じた。
政治的な理由による逮捕状が男性に出ているかパキスタン
政府に照会するため、法務省が外務省に依頼した文書で、
非開示の理由は乏しかった。
滝井弁護士は

「本当に保護に値する秘密かを吟味せず、まず隠す。
それが官僚の習性ではないか」

と指摘する。

 こうした経験を踏まえ、法案に危機感を覚えている。

「私たち弁護士は情報公開訴訟などを通じ、官僚が秘密に
したがることを身に染みて感じている」。

国の秘密指定や解除の是非をチェックする第三者機関の
設置が不可欠だと主張する。

 特定秘密に指定されれば、裁判所も例外ではない。
法案では、国が安全保障に支障がないと判断した場合、
裁判所のインカメラ審理に秘密情報でも提供するとしているが、
実効性はあいまいだ。
滝井弁護士は

「裁判を通じて権利を実現するという司法の大きな役割も
阻害される恐れがある」

と懸念を強めている。【小林慎】

by bunbun6610 | 2013-11-29 18:00 | 安倍晋三・元首相と内閣

ある障害者から見た世界


by bunbun6610