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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

職場内障害者授産施設 (16)障害者が職場で感じる疎外感

健常者の方は、疎外感を味わったことが、あまり多くはない
のではないだろうか。

聴覚障害者の場合は、会社に行く日は毎日のことです。
そして職場では、“仮面”をかぶることにしています。
カウンセラー、精神保健の専門家からは

「辛いのを我慢しすぎて、心の病気になってしまう聴覚障害者もいる」

と聞く。

でもそれは、他の障害者であっても、あまり違わないらしい、
ということに気づいてきました。
聴覚障害者特有の障害だと思っていたのは、誤りだという
ことに気づいたのです。

当ブログの『職場内障害者授産施設』で述べているように、
聴覚以外の障害者でも、孤立してしまって、疎外感を味わって
いる障害者は、実はたくさんいる。
AさんやBさんのように、その様子を見ていると

「これは聴覚障害者だけにある問題ではなかったんだ。
健常者の、障害者に対する差別が根本原因だったのだ」

ということに気づく。

一番の原因は、障害者の持つ障害ではなく、心の問題だったのだ。

少し前に紹介したフランス映画『最強のふたり』(※1)と比べてみても、
わかるはずだ。

また『みんなが手話で話した島』(※2)も、思い出してみるとよい。

本当の原因は、社会にあるのだ。



(※1)当ブログ

『映画『最強のふたり』』
〔2013-11-07 18:30〕


参照。





(※2)当ブログ

『『みんなが手話で話した島』(ノーラ・E・グロース/著) 1/3』
〔2013-10-03 18:00〕


参照。





聴覚障害者には情報障害やコミュニケーション障害があるだろう。
でも、そんな障害を持っていないはずの、他の障害者も、
実は隔離(差別)されているのは同じだ。
隔離は断じて、合理的配慮ではない。
平等な社会参加でもない。
それは障害者の人権を踏みにじる行為であり、明確な差別だ。


確かに、会社は福祉の場所などではない。
だが、あまりにも障害者に対して、不平等な場所である。

だから、障害者たちは2年も経たずに、会社を辞めてしまう人も
多いのだろう。

「自分なんて、結局、いなくてもいい存在なんだ」

障害者が、そういう気持ちにならざるをえない現実がある。
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by bunbun6610 | 2013-12-07 18:30 | 就労後の聴覚障害者問題E