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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

聴覚障害者がお店で困ったこと - お昼のお弁当屋さんで・・・

腹が立ってしまうこと・・・。
お昼だと腹が減っているときだけに、よけいに腹がたってしまう。


昼食の時間になると、どこのお弁当屋さんにも、お客さんが
たくさん集まってくる。
お店の前には雑然とした感じで、しかしそれでも並んでいる
順番はあるのだろう、というふうに見える人たちが立っていた。
その後ろに私が並ぶと、私の後ろにも、後からやって来た人が、
自然に並ぶようになる。
その様子を見た私は「これでいいんだな」と安心して待つことにする。

そして5分、10分と経って、前の人が減ってくる。
いよいよ私が弁当を注文する番だと思っていた。

しかし店員さんは、目の前にいる私のことなど全く無視し、
大忙しで弁当やコロッケなどを売りさばいていく。

「私のことは一体、どうなったんだ?」

後ろを振り向いてみると、何と!
またもあのときと同じように、待ちきれない後ろの人が、
我先にと競うように、店員さんに声かけをして、注文していたのだ。(※)



(※)〔関連記事〕当ブログ

『セールのパンが買えなかった日』
〔2013-04-12 18:00〕





読者のなかにも、私と同程度の聴覚障害を持つ人がおられるかも
しれない。
こういう経験をさせられたことはないだろうか。
聴覚障害者は、こういった状況、人ごみの中は苦手なことだろう。
できれば避けるようにしている人も少なくないのではないだろうか。


同じようなケースは、他にもあった。

狭いコンビニ店でも、最近は店内の床やレジ前で、並ぶルールが
わかるように表示(あるいは掲示)しているところが増えている。

おそらく、聞こえる人同士でさえ、こういうところ(レジ待ち)での
トラブルが増えたせいで、店側も対策を立てたからだろう。
しかし、それを守らない客もまだまだいる。
そんな人で、意外に多いのが高齢者だった。

気がつかないで割り込んでしまった、といえばそれまでなのだが、
横断歩道もない道路を、左右確認もせず、いきなり渡り出す老人が
いるように、レジに割り込む老人もいる。

ちゃんと並んでいる人たちが目の前にいるというのに、
レジが開いていると、そこへまっしぐらに突入するのが、
この類の老人だ。

なぜレジが開いていたのだろうか?
たまたま、そこのレジは、耳の聞こえない私のほうからは
見えなかったからだ。
私から見えないと、そのレジが開いたことなどわからない。
レジ店員のほうは

「次の方どうぞー!」

と大きな声で言っていたのかもしれない。
でも、かなり混雑した状況では、補聴器でも聞き取れない場合もある。
ちゃんと列のほうを見て、まず待っているお客さんがいないか確認し、
手を揚げてくれるレジ員もいるが、そうしてくれるとありがたい。

残念ながら、そうしてもらえなかったので、一瞬間が開くと、
順番を他の人に先取りされてしまうことが、よくあるのだ。

ちなみに、弁当屋の場合でそんなことがあったら、私はその店には
二度と行かない。
もう別の店でいい、と思っている。

このブログを読んでくださっている健聴者の皆さんには、お願いしたい
ことがあります。
もし、あなたが店員のお仕事とかしているのでしたら、こういうことに
ならないように、出来る限りの配慮していただきたい。
一度呼んでも誰も来なかったら、二度目に呼ぶときは手を揚げてみるとか。

このブログは、単に健聴者を批判するためだけに、こういう記事を
書き連ねているわけではありません。
やっぱり、見た目にわからない障害を持つ人には、こういう人もいる
ということも、理解していただきたいのです。
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by bunbun6610 | 2013-12-03 18:00 | 聴覚障害