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ユニクロの名誉毀損認めず=サービス残業は「真実」―東京地裁

http://www.excite.co.jp/News/society_g/20131018/Jiji_20131018X261.html

ユニクロの名誉毀損認めず
 =サービス残業は「真実」
 ―東京地裁


時事通信社 2013年10月18日 17時34分 (2013年10月18日 23時40分 更新


カジュアル衣料品店「ユニクロ」では店長がサービス残業をしている
と本で書かれ、名誉を毀損(きそん)されたとして、同社と親会社の
ファーストリテイリングが発行元の文芸春秋を相手に、出版差し止め
や計2億2000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が18日、
東京地裁であった。

土田昭彦裁判長は

「重要部分は真実と認められる」

として、ユニクロ側の訴えを退けた。
 判決によると、問題となったのは2011年3月に出版された
「ユニクロ帝国の光と影」。
現役店長らの話として、ユニクロでは店長がタイムカードを押して
いったん退社したように装い、その後サービス残業をしていると記載。
労働時間は月300時間を超え、会社側も黙認していると指摘した。

 判決で土田裁判長は、

「取材に応じた現役店長の話は具体的で、信用性は高い」

と判断した。
 ユニクロ側の話 判決は事実に反するもので誠に遺憾。
今後の対応は慎重に検討して決定する。


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突出した障害者雇用率で有名なユニクロもブラック企業
だとは。


近年、ブラック企業の内部実態を暴露する従業員、
元従業員も増えているように思う。
事実であっても名誉毀損に当たる場合があるのか、
それとも言論の自由の範囲内でもあるのか、
と議論にもなるのでは、と思う。
何でも企業側の都合の良いようにはいかない。

事実を語ることでも名誉毀損になるというのならば、
企業悪を公にすることは誰もできない。
報道の自由も失われる。
有名な組織のトップの思うがままになり、無名の個人は
潰されていくことになるだろう。



上の記事を見て、思い出したことがあります。


>「ユニクロでは店長がタイムカードを押していったん
退社したように装い、その後サービス残業をしていると記載。
労働時間は月300時間を超え、会社側も黙認していると指摘した。」



この部分のことは、以前に私が働いていた業界でもやっていました。
そこのシェフがうっかり私に漏らしてしまった話です。

「A(部下)は本当は、オレ(シェフ)が特別にS評価を与えているんだ。
その代わり、残業代はなしで残業をしてもらっている。」

会社の人事評価には上長の能力評価により、ランクがあります。
その会社の場合は、S、A、B、C、D、Eの6段階だったと思います。
Bが「普通」に相当する評価点なので、Sはやはり最上級の
ランクなのです。
Sの給与反映は、Bの1.5~1.6倍くらいだったと思います。

シェフはAさんと

「おまえには他のヤツには内緒で、Sランクを与える。
代わりに、残業代なしで残業してくれ」

という密約を交わしていた、というわけです。
実質的には、シェフは会社のカネでSさんを釣り上げ、
Sさんの自己努力で自分の業績を上げているように
見せていたわけです。
会社って、そういう世界です。

ユニクロの店長たちも、もしかしたらカネで釣られたのかも・・・?
同じ情況の店長が複数いるということは、ありえることだと思う。
by bunbun6610 | 2013-10-19 08:02 | ユニクロ

ある障害者から見た世界


by bunbun6610