『わけあって手帳を返した話…』


炎のジョブコーチ
『わけあって手帳を返した話…』
〔2013/6/8(土) 午前 6:34〕

http://blogs.yahoo.co.jp/uchayamamingkun2000/archive/2013/06/08


ある方のお話です、考えさせられました。

その方は若いころから精神障害をかかえながらも
企業で働いていました。
時より体調が不調な時もあり会社を辞めたことも
あります。

その後、障害者手帳の存在を知り、手帳をとって
配慮を得ながら働こうと考え、精神保健福祉手帳
の申請を行います。

驚いたことは、手帳を取得した時点でいろんな
制度や手厚い支援がスタートしビックリしました。
話を聴いてくれる生活支援の人、就労支援の人
が求人票は持ってきてくれるし企業面接も付き添い、
障害者年金の手続きも勧められました。
ハローワークの人も窓口が変わるとこんなにも
対応が変わる…、支援の人から頻繁に電話、
ホームヘルパーも利用したらどうかとのアドバイス
もありました。
断われず、週数回のヘルパーさんが家事をしに
来てくれるようになりました。
定期的な食事会の参加も誘われました。
そして、支援センターの人から障害者枠での働き方
をすすめられて応募することにしました。
履歴書や職務経歴書の書き方も指導してもらい
ました・・・・

これまで苦労して頑張って来ましたが、障害者手帳
を取得したら景色が一変しました。
保健センター、就労支援機関、生活支援機関、
ハローワークや市役所の窓口、ヘルパー事業者等々
手厚い支援、障害者年金や福祉サービス。

しかし、何故かこう思ったそうです、
「自分がダメになっちゃう」

その方は、手厚い支援になんとなく居心地の悪さ
を感じていましたが、ついに手帳を返す決心を
しました。
そして、手帳を取る前に戻りました。
苦労の毎日に逆戻りしたのですが、自分らしさを
取り戻した気がしたとのことです。

このお話から何を読み取るか、人それぞれかも
しれません。
私は支援者のあり方が問われているような気が
しました。



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障害者雇用が原因で「手帳を返した」という障害者
の話は、以前にも聞いたことがあります。
ある障害者権利運動の本に、事例として載って
いたのです。

“障害者雇用”では、障害者だからということで
特別扱いされるようになりますが、その反面、
能力評価の対象から外れ、昇進機会などは剥奪
されます。
健常者の奴隷、単純労働マシンとして働かざるを
えない。

いいことずくめだと思っていたら、大間違いです。
やはりメリット、デメリットの双方があります。


佐村河内守氏は『交響曲第一番』(講談社)という
自伝を著していますが、そのなかで、聴覚を
失った頃でも障害者手帳を取りたがらなかった
ことを告白しています。

彼がもし、障害者福祉に頼り、障害者雇用に
身を落ち着かせていたならば、彼自身の作曲
生命も終わっていただろうと思います。
あの全世界を魅了した彼の音楽は、世に出る
こともなかっただろう。

今の日本の障害者雇用促進法は、障害者を
ダメにする制度でしかないと思います。
それは障害者の能力の大部分を捨て去る、
という犠牲を伴っているからだ。

今まで多くの職場で、多くの障害者を見てきた。
しかし、そこで障害者が輝いているのを、
生き生きとして働いているのを、
私はまだ見たことがない。

才能のある者に“障害者雇用”はふさわしくない
のである。


「できないと思えばできない。
できると思えばできる」

障害者も、健常者もそう思うべきだろう。
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by bunbun6610 | 2013-10-13 18:00 | 就労後の聴覚障害者問題B
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