デシベルダウン運動

 デシベルダウン運動

この運動の主体団体は

一般社団法人 全日本難聴者・中途失聴者団体連合会

です。


この運動は、どんな情況なのだろうか、
インターネットで少し調べてみました。

『軽度・中度難聴者のための運動のはずの
「デシベルダウン運動」って何?』
〔2012/11/05 18:38〕



これを見るともう、全然活発ではないと見える。

それに

「デシベルダウン運動を実現させようとするならば、
まずは運動の知名度を上げる努力をすること、
そして、運動への賛同者を増やすこと。

そうすれば、デシベルダウン運動がすぐに実を結ばなくても、
軽度・中度難聴者と言う存在の認知度も高まり、
「難聴です」と言えば、「ゆっくり、はっきり」
話してもらえる。

そうなるだけでも、今よりちょっと、難聴者が気持ちよく
社会生活を送れるようになるのではないか。」



これって、一体何だろう?
少なくとも、デシベルダウンは時間がかかりそうだ、
というイメージがある。
読む健聴者にも、早期実現の必要性が伝わりにくい
のではないだろうか。


障害者よりは軽度の難聴でも、障害者手帳がなければ
企業は全く相手にしてくれないのだから、
就労困難の問題は解決しないですよね。

当事者は皆、それに悩んでいるし、
もう死活問題だから、一日も早くデシベルダウンを
実現してほしい、と思っているはずです。(※)


(※)〔参考記事〕
当ブログ

『身体障害者手帳のない聴覚障害者(難聴者)は、
どうやって就職するのか?』
〔2013-01-16 18:00〕




ところが、デシベル運動の情況は前述した通りです。

となると、就職問題を早く解決したかったら、
別の方法を探るしかないのではないか。


従来は、値段が高くても、高性能で自分の耳に合った
補聴器を捜し求めていました。
仕事道具と同じだから、幾ら高くても買う宿命だったのです。
それをいいことに、邪道なセールスで儲けている
補聴器販売店もあったでしょう。

近年、注目を浴びているのは、ハイブリッド人工内耳
だろうと思います。
難聴者の間ではよく話題になっています。

他には、これは将来期待されていることですが、
IPS細胞技術による聴神経の治療です。
難聴者から大きな期待が寄せられているようです。


重度聴覚障害者の立場からみて思うのは、
やはり、

難聴者が手帳を持ったら、企業にとっては、
障害者枠の中では最強戦力とみなされるだろうな、

ということ。
企業がそう見ていることは、間違いないだろうと思う。

こぞって、手帳を持っている軽度難聴者を奪い合うことだろう。

これはつまり、重度聴覚障害者の就労機会が奪われかねない、
ということを意味している。 (※1)


(※1)関連資料
当ブログ

『企業イメージを重視 求める人材を奪い合い』
〔2012-04-12 19:21〕



『身体障害者手帳のない聴覚障害者(難聴者)は、
どうやって就職するのか?』
〔2013-01-16 18:00〕



『障害者間格差=不公平社会をつくるもの』
〔2012-08-28 19:21〕




もしかすると、これがデシベルダウンのネックになっている
のかも知れない。
では、スウェーデンやフランス、ドイツなどの外国では、
どういうふうに調整しているのだろうか。
これらの国の障害者実雇用率は、日本よりもずっと高い。 (※2)

勿論、外国では軽・中度難聴者も障害者です。


(※2)当ブログ

『日本の超恩恵型障害者福祉施策と、障害者の雇用率』
〔[ 2011-07-03 09:22]


参照。





『デシベルダウン運動って、何?』

そういえば、肝心のデシベルダウン運動の説明が
まだでしたね。
運動団体の全難聴のホームページにも、詳しい説明が
どこにあるのか、わからないです。
なぜデシベルダウン運動があるのか。

難聴の場合、その障害の認定基準がおかしいから
なのではないでしょうか。
そのため、支援が受けられない人がほとんどなのでは
ないでしょうか。
その点をあらためてもらいたいのだろうと思われます。


例えば補聴器にしても、お金に余裕がある人しか、
買えないと思います。
補聴器を比べてみても、福祉用補聴器の方が、
性能も良いし、安いです。
しかし、福祉用補聴器は障害者用なので、
一般の人は買うことはできません。

一般の難聴者が自腹で買っている補聴器は、
大した性能ではないようですし、
そのわりには高すぎると思います。
しかも、国からの補助はありません。
福祉用は補助があります。
低所得者なら負担はありません。
もっと高価な補聴器が欲しくても、
障害者なら不足分だけ自己負担すれば買えます。




スウェーデンの聴覚障害者 - 日本との比較を通じて /水野映子



上の資料で、スウェーデンと日本の比較結果を見てみよう。
39ページの図表1
『スウェーデン・日本の基礎的データおよび聴覚障害者に関するデータ』
を見てください。
ここには「該当年齢の人口に占める割合」が、スウェーデンでは14.1%
なのに対して、日本はたったの0.3%
になっている。
なぜこんなデータになるのだろうか?

日本は難聴児が生まれにくいのか?
そして、生まれた後にも、難聴になりにくい人種なのか?
割合がこんなに違うはずがない。
おかしいと思わねばならない。


日本の聴覚障害者認定基準は下の資料を見ていただきたい。

難聴者が暮らしやすい環境づくりを /水野映子
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by bunbun6610 | 2013-09-29 19:00 | 難聴・中途失聴
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