24時間テレビに思うこと

昔から、私は24時間テレビ『愛は地球を救う』
が嫌いでした。

私は周囲の健常者からは

「お前の障害は軽い。
というより、障害のうちに入らないよ」

「あなたは障害者には見えない」

などと言われてきました。

そのため、障害者手帳も取得せず、
健常者に混じって生きてきました。

けれども大人になると、社会はそんなに
いい加減ではなかった。

あっという間に、就職に困るようになったので、
障害のことはごまかして働くようになりました。

だまして生きようなんてつもりはなかったが、
もはや苦渋の選択をするしかなかった。

そして、どうにかして、ここまで生きてきた。


「明らかに障害があるのに『障害者だと思わない』なんて、
健常者って勝手だな」

と思った。

それは、やはり

「非常に無責任な言葉」

だろう。

その言葉のどこに、信頼できるだろうか。


それでも、私は24時間テレビに出てくる重度障害者とは全然、
違うのだろう。
だが、私も今は重度身体障害者なのだ。


あのテレビを観て募金をする健常者たちは、

「障害者にはまともな仕事なんか、できっこない。
だから、こうするしかないのだ」

と思っているのではないだろうか。

彼らは障害者を信頼するのではなくて、特別扱いをする。
自分たちの慈善行為に酔いしれていて、
やめられないのだ。

それが障害者の自立を阻む最大要因なのだということを、
愚かな彼らには理解できない。

無意識にそう思い込んでいるからこそ、障害者に対しては、
そういう慈善行為を真っ先にするのではないだろうか。

本当は募金なんかよりも、誰もが社会参加できる社会にする
ことのほうが、ずっと大切なことであるはずだ。

なのに、彼らは本当の意味での障害者支援には消極的で、
慈善活動ばかり一生懸命にやる。

これが許せない。
こんなことは絶対許せない。

24時間テレビなんか、早くなくなればいい。
そんなテレビ番組が要らない社会になってこそ

「日本も、ようやく真に障害者を受け入れる社会になった」

と言えるようになるのではないだろうか。
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by bunbun6610 | 2013-08-26 21:03 | バリア&バリアフリー
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