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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

乙武氏がレストランで入店拒否されたことで…。【情報追加】

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http://kasakoblog.exblog.jp/20514356/

ブログ『つぶやきかさこ』より。

『弱者を気取った強者
=車椅子の王様・乙武氏
の横暴極まれり』


(2013年5月19日)


「五体不満足」の乙武洋匡氏が、
予約していた銀座のレストランで、
車椅子だからと入店拒否された件で、
店名を晒してツイッターで批判。
店に非難が殺到しているというが、
今回の騒動はあまりにも乙武氏がひどい。
弱者を気取った強者が王様気取りで弱者をぶっ潰す。
とんでもない事件だ。


車椅子ならなぜ事前に店に連絡しないのか?
たったそれだけのことをすればいいだけの話。
大手チェーン店や高級ホテルのレストランならともかく、
銀座の雑居ビルの小さな店で、
店のホームページには、
「ドトールの2Fになります。
2階はエレベーターが止まりませんので
おきおつけくださいませ。」とも書いてある。

仮にホームページの情報を見落としたとしても、
場所と店の規模を考えたら、予約の際に、
「車椅子なんですけど大丈夫ですか?」
というたったその一言がなぜ言えないのだろうか?
それとも日本の店はすべてバリアフリーになっていて、
すべての店が車椅子対応できるとでも思っているのだろうか。

客は王様じゃない。
店の対応を非難する前に、
自分を守るためにも「車椅子ですけどいいですか?」
という気遣いや配慮がないのか。
弱者を気取って弱者をいじめるとんでもないクレーマーじゃないか。

例えばギャーギャー泣き叫ぶ赤ちゃんを連れて、
予約時には乳幼児がいることも知らせず、店に押しかけて、
「ベビーカーなのにエレベーターはないのか!」
「店員で店まで運んでくれないのか!」
「授乳スペースもないのか!」
「乳幼児の来店を拒否するなんて差別だ!」
と騒いだらどうだろう?
とんでもないクレーマーだと思うのではないか。
店側にすれば事前にそう言ってくれれば、
対処のしようもあるだろうし、
設備の不備や店の方針から予約段階で断ることもできるだろう。

いきなり押しかけて対応しろって、何様なんですか。
はっきりいって乙武氏のやっていることは逆差別だ。
車椅子はどんな奴よりも偉い。
事前に言わなくても対応するのが当たり前。
対応できなければツイッターで晒して店潰すぞという、
悪徳クレーマーじゃないか。

店を批判している人は、
いとも簡単に「エレベーターないなら運べばいい」という。
バカじゃないのか。
車椅子の対応慣れしていないスタッフが、
雑居ビルの狭い階段で運んで、
万が一すべって転んだりして、
車椅子の方にケガをさせたらどうなるのか?
それこそ大問題だ。
自分が絶対に安全に運べる自信があるのだろうか?
それでケガさせて責任とれるのだろうか?

車椅子の人だからといって差別するのはおかしい。
しかし車椅子の人なら区別をしなくちゃいけない。
普通の人とは違った配慮が必要になる。
だからそれに対応するには事前に客側が言うのが当然だろう。

ただ今回の件はツイッターのつぶやきを見る限り、
その断り方がよくなかったのかもしれない。

ただ今回の件はツイッターのつぶやきを見る限り、
その断り方がよくなかったのだと思う。

「誠に申し訳ありませんが、車椅子の方には危険な
ビルの造りになっていることと、
スタッフの人数が限られているため、
事前にご連絡いただけないときちんとした対応が
できませんので、し訳ありませんが、今回は
ご遠慮願えますでしょうか」

みたいな言い方をすればよかったのだろうが、
乙武氏によると店主がぶっきらぼうな対応で、

「忙しいから無理」

「これがうちのスタイルなんでね」

と言ったために、

「接客業のくせに、この断り方はなんだ!」

と乙武氏が怒り、この対応が店への非難が殺到した
のだと思う。

もちろん乙武氏の言い分なので、
本当にそんな言い方をしたのかはわからないわけだし、
店主はネット上でそうした断り方はしていないとしている。
ただこれは水掛け論だし、立場によって受け止め方も
違うので、どっちがどうかということはわからない。
第三者が推測で批判する筋合いのことではない。

でも仮に断り方がひどいと感じたからといって、
車椅子を差別しているというのは論理が飛躍している。
単に接客が悪い店というだけの話だし、
しかもその原因は今回に限って言えば、
客側が事前に伝えていなかったことによる。
それをやれ車椅子を差別しているなどというのは、
お門違いの批判だと思う。

このため、俺は王様だ、車椅子は王様だと思っている、
障害を逆利用した横暴クレーマーがいるために、
店側は今後の対応についてこんなコメントを、
ホームページに掲載している。

・・・・・
各種媒体に「車椅子の方は事前に連絡をしてください」
と掲載してなかった事が申し訳ありませんでした。

私の常識の甘さだったんですが
車椅子の方は事前に連絡をしていただけると思っていた

今日中に各媒体に車椅子の方は
事前にご連絡くださいと掲載いたします
・・・・・

もうこれだからいらぬ注意書きやディスクレーマーが
増えるんだよ。
読解力・想像力のない客が増えているから、
ありとあらゆる場面を想定して、
「このような方はこうしてください」と書かなきゃいけない。
こうしてどんどん注意書きだらけになっていく。

「インフルエンザにかかっている方は、
他のお客様に感染する恐れがありますので、
治ってからご来店いただけますようお願いします」とか、
「身長2mを超える方は狭く感じると思いますがご容赦願います」

とか、

「体重200kgを超えた方が座れる椅子は当店には
ご用意しておりません」

とか、ありとあらゆることを書いておかないといけない。
なぜなら

「そんなことホームページに書いてなかったじゃないか!
それで入店断るなんて差別だ!」

ととんでもない非常識な客がいるからだ。

今回の乙武氏の行動は、店のぶっきらぼうな対応があったとしても、
あまりにも非常識すぎる。
こういうおかしなクレーマーがいるから、
ますます多くの店では、
車椅子の方を受け入れると、どんな文句言われるかわからないから、
事前に断ってしまった方がいいと思うのではないのだろうか。
逆効果だと思う。
乙武王様が恐れ多くて、
少しでも落ち度があればどんな批判をされるかもわからず、
どこの店も受け入れに慎重になるか、もしくは、
他の客を犠牲にして、乙武王様に店員がかかりっきりに
ならざるを得ないだろう。

弱者を気取って60万人ものフォロワーがいる強者が、
小さな店を攻撃するというのは、
これこそ弱者いじめの典型ではないか。

すべてがバリアフリー対応しているわけじゃない。
人で運べなんていうけど、
安全に運べる環境にないところもある。
車椅子の方が、たった一言、
自分の安全を確保するためにも、
スムーズに店を利用するためにも、
「車椅子ですけど大丈夫ですか」と言えばいい。
たったそれだけのことですよ。
そうしたら今回のような騒動は起きないはずだ。

乙武氏はそんなこともできないんですか?
店側の配慮のなさを糾弾する前に、
自分の配慮のなさを反省すべき。
あなたはこの国の王様じゃない。


・差別意識のないめいろまさんの金玉発言
http://kasakoblog.exblog.jp/20517827/

<他の方の反応>
・隠れ家イタリアンレストランTRATTORIA GANZOの店主
高田晋一さんが乙武洋匡さんとその軍勢60万と遭遇
http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65747814.html

・小さな飲食店は障害者の人に対応する余裕なんて無い
http://anond.hatelabo.jp/20130519044709

・調子に乗るなよ、乙武とその取り巻きどもよ
http://d.hatena.ne.jp/kyoumoe/20130519




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http://kasakoblog.exblog.jp/20523301/


ブログ『つぶやきかさこ』より。

『乙武氏ツィートの銀座の店に行き、
店主に取材しました』


(2013年5月20日)

月曜日の昼間に、乙武氏が「入店拒否された」という銀座の店に行き、
タイミングよく店主がいたので、突然でしたが取材のお願いをしたところ、
丁寧に対応していただきました。

店主からは、「聞きたいことがあれば事情は説明しますが、
すでに店と乙武さんとで和解しているので、
事情についてはぶり返す必要はないので書かないでほしい」とのこと。
それに了解の上で話を聞かせていただきました。

乙武氏のツイートから、
こわい頑固な中年おやじさんなのかなと思い、
突然取材になんか来たら、
「とっとと出てけ!」とか言われるのではないかと思ったが、
まったくそんなことはなく、
むしろイメージしていたのとは真逆の、
とても線が細い感じの好青年といった雰囲気だった。
まあただこれはあくまで私の勝手な印象に過ぎないが。

店主の話を聞いて思ったのは、両者が和解しているので、
もう店について第三者がどうこう言うのは、やめたらどうでしょうということ。

まさか障碍者を擁護する人に、
いくら気に食わないからといって、
いやがらせや営業妨害するような行為をする、
心ない人はいないとは思いますが。

それと現地の写真を撮ってきた。



大通りに面しているとはいえ、歩道は狭い。
歩道には自転車駐輪禁止の文言。


逆側から。店の入口はわかりにくい。



ここから入る。


いきなりすごい段差。



人一人通れるぐらいの1階の狭い通路を通っていく。



第一の階段。



第一の階段を上から見る。



第二の階段。



第二の階段を上から見る。



店入口。ここにもすごい段差。

現場を想像しないで、客が運べばいいとか、
のんきなこと言っている人もいたが、かなりハードかと思う。
しかもお客さんはお酒飲んでるわけですよね。
そんな状況で手伝わせて安全が確保できるのだろうか。

ちなみに車椅子は重いから大変なのではという、
私のつぶやきに対して、
「なんで車椅子、持ってくんですか?
乙武さんだけ運べばいいじゃないですか?」
と批判していた人がいたが、
車椅子は一体どこに置くんですかね?
まさか銀座の歩道に放置ってことではないですよね。
ビルの中も見ての通り、通路が狭いので、スペースは少ない。

ちなみにこんな人はいないと思うが、
「あの店、ほんとに車椅子を入店拒否しないのか、試してみよう」
と興味本位で車椅子で行くんだったら、
現場を見る限りおすすめできない。
店員が手伝うとか客が手伝うとかいう問題ではなく、
構造上かなり厳しい。

でも不可能ではない。
もし店員や客に手伝ってもらうなら、
万が一足場が悪くて転んでケガさせられたとしても、
それは想定内のリスクと考えた方がいい。
その危険があっても行きたいというなら行けばいい。
ちゃんと事前に連絡して。

<もう1つ月曜訪問時には気づかなかった裏口がありました。
店の案内板などは一切ないので見落としていました。
火曜日に再訪。いずれにせよ厳しい構造です>










BLOGOSに「ココロのバリアフリーで誰もが生きやすい世の中に」
http://blogos.com/article/62625/
という大変素晴らしい記事が載っていた。

ココロのバリアフリーという意味で、
ぜひ乙武氏擁護派、店が100%悪い派に勘違いしてほしくないのは、
ココロのバリアフリーとは、
健常者が障碍者に気を使うことだけではないということだ。
障碍者も健常者に気を使う。健常者も障碍者に気を使う。
互いに思いやる心。
それが真のココロのバリアフリーだと思う。

乙武批判記事でも書いたけど、
たった一言、乙武氏が銀座の雑居ビルで小さなレストランであることを
想像し、店側を思いやり、

「車椅子ですけど大丈夫ですか?」

という「ココロのバリアフリー」が言えたなら、
こんな大騒ぎにはならなかった。

でも店舗が悪い、乙武氏は何も悪くないと言っている人たちは、
それが許されないようだ。
つまり、健常者が障碍者に気を使うのであって、
障碍者が健常者に気を使う必要はないと考えているからだ。

それが間違っていると私は思う。
そういう発想をするのは、障碍者を下に見ているからだ。
障碍者は何もできない。
だから健常者が気を使ってしかるべきであり、
健常者が保護するべきであるという。
それがいかに奢った考え方で、差別的考え方なのか理解していない。

健常者は常に強者で障碍者は常に弱者ではないし、
健常者だからとか障碍者だからとか関係なく、
社会の成員として、お互いがお互いのことを思いやり、
住みやすくなるよう、双方でコミュニケーションすることが、
ココロのバリアフリーなんじゃないのか。

お店で食事をしたいお客さんと食事を提供する店がいる。
どっちが偉いとかどっちが上でどっちが下とかではない。
客も店も楽しい時間を過ごすために、
車椅子で行くなら事前に店側に伝えておくとか、
アレルギーや嫌いなものがあるなら伝えておくとか、
たったそれだけのことを予約時にすればいいだけのことだ。

なぜか知らないけど「ノマドと社畜」著の@May_Roma(谷本真由美)氏は、
それが許せないらしく、私なら事前に言わないとか言い張っている。
それは事前に言わなくても、
突然障碍者の方が来たとしてもきちんと対応できるのが、
真の顧客サービスだと言いたいのかもしれないが、
別にそんなことにこだわらず、
客側から客の事情があるならお店に伝えればいいじゃないか。
そしたら店も対応できるじゃないか。
それだけのささやかな気遣いを拒否する理由がわからない。
それで店の対応が悪くて批判するってどうかしてる。
未然に不快な思いを防げる手立てをすればいいじゃないか。

私の意見に批判した人の中に、
「障碍者が健常者に気を使えってことか!」
と文句を言っていた人がいたがその通りですよ。
別に障碍者だけが気を使うのではなく、双方が気を使えばいい。
それでお互い気持ちよく暮らせるならそれでいいじゃないですか。

どちらが強者でどちらが弱者とか、
そういう考え方は捨てて、互いが協力し合う。
たったそれだけのことだと思う。

だから私は、乙武氏が事前に車椅子で行くと言わずに、
少人数スタッフでやっていて、
しかも銀座の雑居ビルで運ぶのが大変と想像できるレストランを、
一方的に批判し、しかもその乙武氏の意見に同調し、
「店はけしからん!」といっている人があまりに多いので、
それは違うんじゃないかという記事を書いた。

この手のニュースは障碍者=善、店=悪と決めつけがちだが、
思い込む前に、詳細に流れを見て、冷静に判断したい。

ココロのバリアフリー、他者への気遣いという意味で、
ぜひ多くの人にやめていただきたいのが「歩きながらケータイ」。
危険、迷惑。
どうしてもしたいのなら、道端によけて、
立ち止まってすればいいだけの話。
社会のバリアになっているのは「歩きながらケータイ」している
あなたです。

ちなみに今回の件で意見がいろいろ出るのは当然だと思うが、
記事に対する直接の批判や意見ではなく、
「ノマドと社畜」著の@May_Roma(谷本真由美)氏のように、



「かさこさん、金玉はあるのでしょうか。
ないなら私のを移植しましょうか?」
と障碍者擁護を気取りながら、
平然と他人に対する侮辱的発言、差別的発言をする輩は絶対に
許さない。
意見が気に食わないからといって、
「金玉」を持ち出すような差別的表現をする人間がいるからこそ、
この世に差別がなくならないのだと思う。

※※上記ツイッターのキャプチャー上、
「文筆業なのに~」以下の発言は私の発言ではなく
@GundariYasha の発言です。
「しかも女」という差別的表現を使っているのは、
私ではなく、@GundariYasha の発言ですので、お間違いなきよう。

・@May_Roma

・追記:乙武氏にも取材をしようと思いましたが、
乙武氏自ら当時の状況を詳しく書いた記事がアップされています
http://blogos.com/article/62738/




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by bunbun6610 | 2013-05-23 23:30 | バリア&バリアフリー