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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

障害者認定されない難聴者が就職した方法

これは知人・Aさんの就職活動の例です。

Aさんは片耳がほとんど聴こえませんが、
もう片方は聴こえます。
ただし、人との会話などで不自由はしていました。
難聴障害の原因は不明、幼少期から続いていた、
とのことです。

これでは障害者認定は受けられませんので、
健常者に混じって就職活動をしなくてはなりません。
というか、Aさんは難聴障害があっても、
健常者として就職したかったようです。

大学を卒業する前から就職活動をしていましたが、
Aさんだけ就職先が決まらぬまま卒業式を
迎えてしまいました。
卒業後も必死に就職先を探しましたが、
面接で落ちてばかりでした。

このブログの読者も、その理由はお分かりになって
いるはずです。

普通に就職活動をしていても難しいとわかったAさんは、
知人に特別に紹介してもらい、やっとB社に就職することが
出来ました。

それからずっと20年以上、そこで働き続けています。
平社員です。
昇進はできないし、昇給も42歳までだったそうです。
一般枠での就職は出来ましたが、扱いは障害者と同じ
のようです。
Aさんが転職できない理由も、読者には分かりますよね。
Aさんは自分の方耳難聴障害を隠していて、
我慢し続けて働いています。
(今も職場の一部の人にしか、知られていないという)

それが、ほとんどの難聴障害者の、
いやそれだけでなく大多数の聴覚障害者の、
運命なのでしょう。

ともかく、Aさんのように就職はコネを使う、
という方法もあります。
コネがあるならば、あるいはつくれるならば、
という話ですが。

コネだけでは、障害の問題はどうしようもありませんが、
就職できただけでもマシなのでしょう。

Aさんは、わりと有名な大学を卒業したのですけれども、
隠れた難聴者だと、会社での置かれ方も、そんなものです。
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by bunbun6610 | 2013-05-26 22:29 | 就労前の聴覚障害者問題A