ブログトップ

蒼穹 -そうきゅう-

今年4月から始まった、出生前診断

2013年4月4日(木)放送
テレビ朝日『報道ステーション』

http://www.tv-asahi.co.jp/hst/



お腹の中には、すでにダウン症の胎児がいるという診断結果。

http://funintiryou123.blog.fc2.com/blog-entry-209.html



出生前診断には、確かに大きなメリットがある。
でも、デメリットもやっぱりあるのではないか、と思う。

医療技術の進歩は有難いことだが、
それでも悲しいことになってしまう場合すらあります。

お腹の中にいる胎児が、健康であることが確認されれば嬉しい。
しかし、重い病気であったり、障害児であるということも、
生まれる前から、すぐにわかる。

これによって、生むか生まぬかの親の権利が行使されてしまう
ようになったのは、やはりというか…。

この医療技術の出現によって、今後の社会では、
障害児は確実に減っていくことだろう。
この技術によって、人類は障害児の数をコントロール
することも可能になる、というわけだ。
社会と、そして親の差別意識が、それを助長することにも
なるだろう。

マジョリティ側が

「障害児とわかっていても、生んだのだから、
自分で責任を持って育てる義務がある」

と親ばかりに責任を負わせることにもなりかねない。
そうなると、社会は障害児を社会の一員として、
等しく見ることができるのだろうか。

今まででさえ、障害児はマイノリティだから、
これからはその環境のなかで自己の存在意義を
保っていくことも、一層難しくなるのではないだろうか。

生まれてきた障害児にも、その心に大きく影響するのは
必至だと思う。


障害児として生まれてきても、対応も医療機関側、
そして親の側ともに、スムーズにできるようになった、
というメリットも生まれた。

しかし、同時に、その子を生むか生まぬかを、
その時点で親が選択できるようになった。
以前ならば、このような重い決断を迫られるような
ことはなかった。

今までは神のみぞ知ることだったはずが、
人間は医療技術を進歩させることによって、
その領域へ侵入することができるようになったのだ。

これは、一体何を意味するのだろうか。

人間は、神にも悪魔にもなれる可能性を持っている、
ということなのか。

そうではないのだが、そういう錯覚に陥る危険性も
持つようになった、ということだとは確実に言えると思う。

a0196876_2252984.jpg

[PR]
by bunbun6610 | 2013-04-07 18:00 | 障害者問題・差別