難聴者の先輩 (2)高岡 正氏

高岡 正氏

社団法人 全日本難聴者・中途失聴者団体連合会 理事長 高岡正氏

講演会; 『難聴者・中途失聴者の社会参加促進について』


http://www2u.biglobe.ne.jp/~momo1/sub1/new_sub/akemi33.htm



透明人間の話は、ろう者、難聴者、中途失聴者に関わらず、
聴覚障害者全員と非常に関係の深い事象だと思います。

私も過去に下記の関連記事で、このことに触れています。


〔関連記事〕
当ブログ
『聴覚障害者は『透明人間』なのか』
〔2011-09-08 22:07〕


『会社の朝礼でさせられる「聞いているフリ」の辛さ』
〔2011-09-18 01:58〕


案山子というのは、田んぼの中でスズメに稲を
食べられないようにするための見張り番で、
それは見ている側からすると、
いかにも孤独そうです。
その様子が、職場での聴覚障害者に
酷似していると思いました。

透明人間は自分で動けるので、
健聴者から見ると、聴覚障害者が困っていたり、
悩んでいることには全く気づきません。
他の身体障害だったら気づくことも多いのに、
聴覚障害だと気づかれないものです。

聴覚障害者の抱えてしまう問題点に、
健聴者は誰も気づいてもらえない、
ということです。

そいう問題点を、ある難聴者は、
透明人間に例えた話をしてみることによって、
周囲の人に気づいてもらいたいわけです。

ところが、健聴者は聞いても理解しようとしません。

聖書に

「彼らには耳があっても、聞くことができない」

というたとえ話がありますが、
健聴者はまさにそれなのです。

しかし、簡単に理解できることならば、
この問題はとうに解決しているはずです。

彼らに、なかなか理解できない問題だからこそ、
我々は辛抱強く説明してゆかなければならないのです。

例え

「難聴者が愚痴をこぼしている」

といわれようとも、
その問題提起をする聴覚障害者は、
大事なことを話しているのです。

ただ、大馬鹿者の健聴者にはわからないだけです。
そこが問題の根本原因なのです。

難聴者の場合は、自覚がなかったり、
あるいは特に我慢している場合が多いものです。

しかし、それは本当に良いことなのでしょうか?

美徳なのでしょうか?

よく考えてみて下さい。

それは、本当にあなただけの問題でしょうか?

何世代にもわたる、難聴者やその他の、
聴覚障害者すべてが抱えている問題ではない
のでしょうか?

それをどうやって解決していくかを、あなたは
考えたでしょうか?

もしも考えていないならば、あなたはただの
傍観者です。
健聴者と同じ、大馬鹿者です。
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by bunbun6610 | 2013-02-24 00:13 | 就労後の聴覚障害者問題B

ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610