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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

ハローワーク障害者専門支援員の巡回訪問

ハローワークSのM氏
(専門援助第二部門 障害者専門支援員)
と面談があった。
手話が多少出来る高齢男性だった。

まずアンケート用紙に回答の後、
現在の状況について聞かれた。
(企業が障害者雇用助成金を受けるための、
訪問調査だと思われます)

「仕事の内容は具体的に何か?」

「勤務時間、通勤時間、給料、休みは?」

「今の職場で満足していることは何か?」

「現在の不満は何か?」

「職場定着できたか?」

「これからも続きそうか?」

などであった。
ここでの会話内容は一切秘密とのこと。

現在の状況をありのままに聞かれただけで、
特に悩みや問題解決の相談にはならない。
障害者雇用の状況は、どこも単純労働が多く、
妥協するしかない状況だそうだ。

聴覚障害者だけに特別に費用負担して
手話・要約筆記通訳をつけたり、
配慮する、という考え方が、会社には受け入れがたい、
と話していた。

東京しごと財団が、ジョブコーチの他にも、
障害者のスキルアップなどの支援をしているが、
会社が使おうとしない、ということだった。

「会社が(無料派遣であっても)ジョブコーチを断る
理由さえもわからない」

と答えていた。

ただ、そういう会社ばかりではないとも言われ、
転職希望ならば2月のハローワーク合同面接会をと、
勧められた。

嫌になって辞めて、仕事をしなくなってしまう状態になる
前に、こういう手を打て、ということなのだろう。

無理に我慢、と言っても、今の障害者たちに
それを無理強いすれば逆効果だし、
それならばよりよい選択を勧めたほうがいい、
と判断しているように思えた。

やっぱりハローワークも、企業が助成金欲しさに
障害者をたらい回ししているのを、黙認しているのだろう。

職場内差別には、女性差別も長い歴史になっている。
仮に30年もお茶汲みをやらせていたとしても、
差別ではないと言えるのだろうか?

障害者として不満を言っても

「今は経済状況が悪いから、
会社は通訳費用を出すお金がない」

とか

「健聴者も今は働けない人がたくさんいる。
あなたは働けているのだから幸せ」

などと言われる。

しかし、私は●●年間もずっと我慢し続けているのである。
健聴者には今まで、良いときもあれば悪いときも
あっただろう。

でも障害者には、今までそんなことはあっただろうか?
健聴者のその釈明は、一体どういう説明のつもり
なのだろうか?
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by bunbun6610 | 2013-02-04 18:00 | 就労後の聴覚障害者問題Z1