身体障害者手帳のない聴覚障害者(難聴者)は、どうやって就職するのか?

身体障害者手帳のない聴覚障害者(難聴者)は、
どうやって就職するのか?

金修琳氏も自著
『耳の聞こえない私が4カ国語しゃべれる理由』で、
自分の体験を次のように述べています。

6歳頃(?)からの聴覚障害者であったにもかかわらず、
初めは障害者手帳を持っていなかったため、
そのまま一般枠の会社面接会に行った。
しかし、相手にされなかった、と。
そこの人には

「障害者手帳を取得して障害者枠の方へ行け」

と言われたわけです。
手帳は障害者の就職パスポートみたいなものです。


先天性難聴者が学校を卒業して、
今度こそどうにもならない壁にぶち当たる…。
それが就職です。
そのとき、身体障害者手帳が取得できない難聴者は…。

以下は、その事例でしょう。



==========================


『就職活動で先天性難聴って言わないほうがいいのですか?
私は先天性難聴ですが、...』


http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1070895380

『就職活動で先天性難聴って言わないほうがいい
のですか?
私は先天性難聴ですが、...』

〔2011/9/9 20:20:24〕



就職活動で先天性難聴って言わないほうがいい
のですか?

私は先天性難聴ですが、障害者認定をもらうほど
重くなく、補聴器も付けていません。
それでも右耳は『聞こえていない』と専門医から
言われています。

それでも雑踏のなかだと相手の声が拾えなくて、
無視をした。
私のこと本当は嫌い?
みたいな会話のトラブルはしょっちゅうでした。

今は就職活動中で、面接などで耳のことを説明
すると

『手帳見せて』

といわれます。


ちなみに左耳も普通より聞こえが悪いです。


ですが、障害者手帳がないため、『自称』扱いに
なり、本当なのかと疑われたりもしました。
なるべくトラブルにならないように一言言っただけ
でも『めんどうな人』扱いです。

でも言わなかったら、どんなトラブルを無意識に
起こしてしまうか不安で仕方がないのです。

手帳がないなら黙っているべきでしょうか?





ベストアンサーに選ばれた回答


caplant_needさん

正直、貴方のような状態が、一番厄介なパターン
です。

今のままだと、就職はかなり不利になるでしょう。

何故か・・・・。

********


現場・製作・技術職は少し難しい。

貴方は女の子でしょうから、現場にでる作業員
のような事をする仕事を望んでいる訳ではなく
(一般内勤・事務職)をターゲットに就活している
のでしょう。

そういう意味では、まだマシです。
これは、安全作業・安全衛生・衛生管理の観点
から、何かに挟まれそうになった人や上から物が
落ちてきて呼びかけているのに気付いてもらえず、
事故に遭遇したりさせたりすることが少なくない
からです。

逆に言うと、難聴者は内勤しか難しいのです。
(確かに単純作業の現場の方や、補聴器装備等
万全をきして現場作業に従事する方は、いなくは
無いですが、決して多くはありません)

******

(就職活動において)右耳が聞こえていないのに
身体障害者手帳を持ってないってのが一番いけない。
すぐに申請してください。

申請は、かかりつけの担当医がいるなら、
その医者にすぐ相談する。
いない場合は、管轄の役所に行って『福祉課』って
ところで

『手帳の申請がしたいのですが、書類を下さい』

って相談してください。

そうしないとどんどん就職活動が不利になります。

申請して受理されて手帳をもらえるまでに1ヶ月。
長ければ2~3ヶ月掛かります。
詳細が解らないので無責任な発言になるかも
しれませんが、右耳が聞こえず、左の調子も通常
より悪いのなら、『聴覚障害4級~6級』に値する
のではないでしょうか(?)。


ご存知かも知れませんが、企業側には関連会社も
含め、従業員数(パート・バイト含む)がある一定
人数以上の規模になると、身体障害者6級以上の
方もしくは知的障害者・療育手帳の方、精神障害者
の一部の方を雇用しないといけないと言う法律が
定められています。
(ある一定人数とは約56名に1人の割合です。
計算方法があるので『約』がついてしまいます)

どうしてもそういう方々を雇用できない場合は、
確かにお金を納める事で解決出来る訳ですが、
労働局等から、優良企業としては見られません。
この法律に違反すると監督署から指導が入り、
放置すると是正勧告がきて、更に放置すると
営業ができなくなります。

近年コンプライアンスの問題で、中小企業の
総務部でもシビアに対応してます。
企業側も、メリットがあり、お体に難がある方を
積極的に雇用しているアピールにもなります。

従って、逆に手帳を持って、通常業務がこなせる
方なら就職活動が不利どころか有利になる場合
さえあるのです。

*****

それでも、『手帳を申請する気がない』、『申請したが、
障害者に該当せず手帳がもらえない』と言う事で
あれば、周囲の方とのコミュニケーションの為にも、
せめて補聴器はつけましょう。

*****

普通に考えてください。

耳が悪いと言っておきながら、補聴器もつけておらず、
その為、周囲とのコミュニケーション(協調性)も取り
づらく、手帳も持ってないので企業としても『障害者枠』
を穴埋めできない・・・・

そんな貴方を雇用する会社あるかな??

就職活動で貴方の難聴を隠しておいても、
すぐにばれます。
面接が、2次、3次と進めば、いずれ健康診断書を
持ってこいと言われるでしょうし、入社してすぐに
健康診断も受診することになるでしょう。
その時バレれば、『入社時に重大な情報を隠蔽した』
としてクビになります。
充分企業側の言い分が受け入れられ、健康状態の
隠蔽で解雇されるのは良くあることです。
しかも貴方はご不幸にして昨日今日はじまったのでは
ない先天性です。
入社してから具合が悪くなったなどの言い訳が効く
筈もなく・・・。
解雇だけで済めば良いですが・・・。

ですから、『手帳を見せろ』と言っているのは、逆言うと、
面接官が興味を示してるってことなんですよ。
実のところ貴方の診断書なんか興味はなく、
(障害者)手帳に関心があるのです。


就職活動(確かに範囲に制限はありますが)にしろ、
周囲とのコミュニケーションにしろ、補聴器をつければ
なんてことない問題で、聴力に難があるにも係らず、
補聴器もつけないで、友人から話しかけられても無視
しているようにとらえられてトラブルになるって・・・
挙句の果てに手帳がないなら黙っているべきだなんて、
貴方の申請怠慢以外何物でもないと判断されかねない。

そりゃあ、トラブルになるし就職活動も不利になるよって
話ですよ。


手帳が出来れば、都道府県で違いはありますが、
補聴器の購入費用も『補装具費の支給』という項目から
補助金が出るはずです。
(6級でもOK多いです)


先ずは、手帳の申請をし、補聴器をつけてリスタートして
ください!
手帳は、堂々と面接官に見せつけてください。
そして、補聴器を見てもらい、こう言って下さい。
『補聴器をつけていますので、通常業務・コミュニケーション
等には全く支障がありません』と。



==========================




以下、上の「ベストアンサーに選ばれた回答」より。

>「正直、貴方のような状態が、一番厄介なパターンです。

今のままだと、就職はかなり不利になるでしょう。」


>「安全作業・安全衛生・衛生管理の観点から、
何かに挟まれそうになった人や上から物が落ちてきて
呼びかけているのに気付いてもらえず、
事故に遭遇したりさせたりすることが少なくないからです」


このように説明されて

「あなたの障害では無理ですよ」

と言われるようなケースが、
私にも過去にたくさんありました。
これは間違いなく、面接で落とされる理由になります。


>「(就職活動において)右耳が聞こえていないのに
身体障害者手帳を持ってないってのが一番いけない。
すぐに申請してください。

申請は、かかりつけの担当医がいるなら、
その医者にすぐ相談する。

いない場合は、管轄の役所に行って『福祉課』ってところで
『手帳の申請がしたいのですが、書類を下さい』
って相談してください。
そうしないとどんどん就職活動が不利になります。

申請して受理されて手帳をもらえるまでに1ヶ月。
長ければ2~3ヶ月掛かります。」



面接時に、手帳申請中だということを会社に知らせていれば、
本人の能力次第では採否の結果を待ってくれる場合も
ある、と聞いたことがあります。


>「右耳が聞こえず、左の調子も通常より悪いのなら、
『聴覚障害4級~6級』に値するのではないでしょうか(?)。」



身体障害者の認定医が診断し「○級相当」と意見を書くので、
単に検査結果の数値だけで判定を出すとか、
どこの医者でも判定できる、
というものではないようです。


>「逆に手帳を持って、通常業務がこなせる方なら
就職活動が不利どころか有利になる場合さえある
のです」



アメリカでも「クリーミング」と呼ばれる批判があるように、
日本も状況は同じです。
障害が軽度で、しかも仕事ができる聴覚障害者ほど有利だと、
私も感じざるをえません。


〔参考情報〕
当ブログ
『企業イメージを重視 求める人材を奪い合い』
〔2012-04-12 19:21〕


『障害者間格差=不公平社会をつくるもの』
〔2012-08-28 19:21〕




>「『手帳を申請する気がない』、
『申請したが、障害者に該当せず手帳がもらえない』
と言う事であれば、周囲の方とのコミュニケーションの為にも、
せめて補聴器はつけましょう」


>「耳が悪いと言っておきながら、補聴器もつけておらず、
その為、周囲とのコミュニケーション(協調性)も取りづらく、
手帳も持ってないので企業としても『障害者枠』を穴埋めできない・・・・

そんな貴方を雇用する会社あるかな??



>「入社してすぐに健康診断も受診することになるでしょう。
その時バレれば、『入社時に重大な情報を隠蔽した』として
クビになります。
充分企業側の言い分が受け入れられ、健康状態の隠蔽で
解雇されるのは良くあることです。
しかも貴方はご不幸にして昨日今日はじまったのではない
先天性です。
入社してから具合が悪くなったなどの言い訳が効く筈もなく・・・。」



最近は、障害者雇用を続けてきている大きな会社だと、
面接後に採用が決まった後も、さらに入社前健康診断を
実施しています。
(「法令に基づくもの」だそうです)

それで、健康上の問題点がないか全体的にチェックしています。
やっぱりそのときに、聴力のこともバレます。
小さい会社では、そこまでやっていないところもありますが…。


>「『手帳を見せろ』と言っているのは、逆言うと、
面接官が興味を示してるってことなんですよ。
実のところ貴方の診断書なんか興味はなく、
(障害者)手帳に関心があるのです。」



『障害者雇用促進法の概要』(厚生労働省)を参照。

 http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyou/shougaisha02/pdf/01.pdf

障害者雇用をする企業は「法令遵守」だとか「社会的責任」だとか、
カッコつけたことを言います。

しかし、実のところ、障害者雇用率が今ほどに伸びてきた背景には、
政府の「アメとムチ作戦」があります。
つまり、この法律を守らない企業には罰金が課せられてしまいます。
反対に、一定数以上の障害者を雇用してきた企業に対しては、
助成金という報奨金がもらえる仕組みになっています。

これがなかった頃には、この法律を守ろうとする企業はもっと少なかった、
といいます。

「手帳に関心がある」とは、こういうことなのです。
ですから、これはまさに、企業の経済的観点から、
やらざるをえなくなったことなのです。


>「就職活動(確かに範囲に制限はありますが)にしろ、
周囲とのコミュニケーションにしろ、
補聴器をつければなんてことない問題で、
聴力に難があるにも係らず、補聴器もつけないで、
友人から話しかけられても無視しているようにとらえられて
トラブルになるって・・・挙句の果てに手帳がないなら
黙っているべきだなんて、貴方の申請怠慢以外何物でもないと
判断されかねない。

そりゃあ、トラブルになるし就職活動も不利になるよって話ですよ。」



少なくとも配属後、自分の周囲の人にだけでも、理解を求める
ようにしたほうがいいです。
これは、難聴障害を隠して入社している軽度難聴者でも、
同じです。
人事部へ告げ口されて、事が大きくなる場合もありますが。
長期的に見て、隠すことはやっぱり不利です。


>「手帳が出来れば、都道府県で違いはありますが、
補聴器の購入費用も『補装具費の支給』という項目から
補助金が出るはずです。(6級でもOK多いです)


先ずは、手帳の申請をし、補聴器をつけて
リスタートしてください!
手帳は、堂々と面接官に見せつけてください。
そして、補聴器を見てもらい、こう言って下さい。
『補聴器をつけていますので、通常業務・コミュニケーション
等には全く支障がありません』と。」



最後はやっぱりこれか…。
本当は補聴器で全て解決できる問題ではないのだけれども…。
でもそれを正直に言ったのでは、肝心の面接で落ち続ける
だけだろうから、しようがないのだと思います。

聴覚障害者だということは正直に言うが、
障害の程度は詳しく話さない。
ある程度はごまかすのが利口だ。

面接時から合理的配慮を求めたりすると、
面接官は聴覚障害者の弱点と捉える場合が多いだろう。
そうなっては、明らかに自分の不利となる。

本心は、そんな社会は早く終わって欲しいのだけれども。





〔参考記事〕


『難聴者の会社面接対策(3) 「オープン」と「クローズ」』
〔2011-07-07 20:55〕



『聴覚障害者にできる仕事』
〔2012-01-18 22:25〕

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by bunbun6610 | 2013-01-16 18:00 | 就労前の聴覚障害者問題A


ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

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