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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

講演会・シンポジウム「障害者自立支援法から障害者総合福祉法へ」

障害者総合福祉法 ―国連・障害者権利条約の批准に向けての、
国内法整備へ。

講演会・シンポジウム「障害者自立支援法から障害者総合福祉法へ」

開催: 平成23年10月22日
場所: 船橋市役所11階大会議室


http://www1.ocn.ne.jp/~flatcome/web/file/111022_02.doc


>「障害者や高齢者を社会の弱者やお荷物と見なさず、
社会参加と社会貢献が出来る社会に。」


>「障害者や高齢者を弱者と位置づけ社会的保護等を
提供せんとするのは間違い。
  →多くの市民が無力化・依存化に。」



私も同感です。
高齢者も障害者運動に共感し、入ってきたようです。
国連・障害者権利条約が、障害のない人たちの、
今までの考え方を変えようとしているのだと
思います。

当ブログの、下の記事を思い出します。


『障がいは、特別なものではない』
〔2011-10-13 21:22〕


『障害イコール恥という感覚』
〔2011-10-22 19:27〕



そしてさらに、次のことも思い出さないだろうか。

手話カフェ『Sign with Me』の柳店長(ろう者)の言葉だ。


「“社会的弱者”といわれる人でも実は社会環境によって抑圧されている
だけで、環境さえ整えれば実力は発揮できる場合が多いそうなのだ。
「ただ、『自立している』とされている障害者はたくさんいますが、その実、
“持つ者”(健常者と言われる人たち)の都合範囲内での自立がほとんど
なんですね」
(柳店長)

持つ者の都合範囲とは、単純にいえば福祉制度のことを指す。
また、その福祉制度内だと「してあげる、してもらう」という依存関係に
なりやすいし、それはその依存関係の中でしか自立出来ないという
意味でもある。
これでは本質的解決にはならない。
また“持たない側”がイニシアチブを取って社会環境を整えていくことが
大事にもかかわらず、やろうとする人は少ない。
これを柳店長は「福祉漬け」と呼んでいる。」

当ブログ
『公用語が“日本手話”と“書記日本語”のカフェ』
〔2012-05-15 22:33〕
より、引用。



福祉漬けでは、絶対に社会的弱者の根本解決にはならない。
健常者だけでなく、障害者の権利も守ることが重要なのだ。


(NPO)千葉県中途失聴者・難聴者協会 副理事長 外山徳子氏
の提言もあります。
「デシベルダウン運動って、何?」と言う一般人は多いと思う。

>「デシベルダウンして障害者として認定するかではなく、
人とみなして会話を成立させるためには、
聞こえない人だけが負担を強いられるものではなく、
理解をしてもらった上で、周囲の人が聞こえない人に接する。
そういう状況がもっと増えて欲しいというのが願いであり、
主張である。」



でもこれって、本当は

「デシベルダウンして障害者として認定するかではなく」

ではなくて、

「デシベルダウンして障害者として認定するだけではなく

の間違いではないだろうか?

というのも、デシベルダウンをしなかったら、例えば、
障害者手帳を取得できない難聴者は就職できにくい、
という問題も社会に残ったままになってしまうでしょうから。

理想的な人間社会とは、障害者のための特別な制度や、
極端に言えば障害者手帳すら要らなくなるような、
誰にでも必要な合理的配慮がいつもそこにある、
平等で暮らしやすい社会だ、
ということだとは思いますけど…。
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by bunbun6610 | 2013-01-04 18:30 | 国連・障害者権利条約