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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

日経ビジネスにみる、障害者雇用戦略

ユニクロの障害者雇用

前編 http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100628/215166/?rt=nocnt

後編 http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100707/215305/


日経ビジネスの「障害者雇用」関連記事には、次のようなものも…。


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http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20100325/213601/

「障害者が輝く組織が強い
障害者を「戦力化」できている企業は稀なのが現状だ。
多くの企業経営者や人事担当者にとって、
障害者雇用は

「渋々ながら取り組んでいる義務」

あるいは

「やむを得ず支払っている社会コスト」

というのが本音であろう。

だが、「障害のある社員」が生産や販売、顧客対応、
さらには商品企画・開発の現場で、
「即戦力」として企業に貢献しているケースは少なくない。
「なぜ、彼らはうまくやっているのか?」。
本コラムでは、障害者雇用の最前線の取材を通じて、

「企業におけるダイバーシティ=人材力を最大限に
発揮する経営」

の真髄を探っていく。」


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私も、いろんな会社で働いてきたが、本当のことを言おう。
今までに退職した幾つもの会社から

「辞めないでほしい」

と言われました。

障害者が自分一人だけの職場で、
健常者に混じって働いていても、
そう言われたのです。

もしも自分に実力がなければ、
そんなことは言われなかっただろう。


「辞めないでほしい」

と、私にお願いしてくる健常者たちは、
私が入ってきたばかりの頃の、
少し不安そうな様子とは、
反対の表情になっていました。

しかし、会社の、現場を知らない上の人は、
私のことも、職場のことも全く理解していなかった。
雇用条件等の悪さは、改善してもらえなかった。
だから辞めることに決めたのである。
それに、私は仕事でも上を目指したかったから。

「障害者だから」

という甘えは、持っていないつもりである。

会社では、障害者のことを全然知らない人間が、
障害者雇用の実権を握っていた。(※)

(※)この理由として考えられるのが、
上に述べているように会社が

「やむを得ず支払っている社会コスト」

と考えていたり、
障害者雇用助成金が目的だと考えられる。
だから、この記事を取り上げているのである。
言うまでもなく、これはおかしい。



「障害者だから無理」

とか、

「問題が起きたら困るから」

とかということばかり気にして、
障害者にはずっと単純労働ばかりさせている企業が、
非常に多い。
職域差別だと思った。

障害者が

「健常者と同じように、もっといろいろな仕事をしたい」

と言っても、やらせてくれないのだ。
これは、当ブログ

『難聴者の会社面接対策(7)
 面接で聴覚障害者が落ちた例』
〔2013-01-02 18:00〕

に出ている住金物産株式会社の例でも、
同じだろう。

もし障害者の仕事内容を知りたければ、
健常者もハローワーク専門援助第二部門に行ってみるとよい。
コンピュータで求人票を見ることができます。

コンピュータにはまず、いろいろな枠の求人票がありますから
「障害者枠」を選択します。
(「一般枠」も見れます)
後は、条件(年齢〔求人票は「原則、不問」となっているが、
適当に入力することが必須〕、勤務地、給与額など)を
適当に入力して、「検索する」のボタンをクリックすれば、
誰でも見ることができます。
例外的に非常に高いスキルが要求される職種も、
稀にはありますが、ほとんどの求人票を見て

「障害者は、何でこんな簡単な仕事ばかりなのだろうか?」

と、疑問に思うことだろう。

ちなみに、当ブログ

『聴覚障害者は応募できません』
〔2012-12-10 18:00〕

にもあった、㈱グレープストーンは、
ハローワーク専門援助第二部門では、
障害者枠募集もしていました。

障害者の場合、パティシェではなく、
製造・発送工場での箱づくり人員としての
募集だけでした。
一体、どうしてこうなるのだろうか。

やはり、職域は健常者と障害者は、
同じではないのだ、と感じます。


ユニクロの場合は、自社の仕事ができる障害者と
できない障害者がいることを認識しており、
できる障害者には任せている、
ということのようです。

できることは健常者と同様にやってもらう。
したがって、給与水準も他の障害者雇用企業
と比べて、高いようです。



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ユニクロの障害者枠求人票の例

求人番号; 35010-8781921
紹介期限日; 平成25年2月28日

職種; 店舗スタッフ(そごう川口店)
仕事の内容; 商品出し、商品整理、清掃等
雇用形態; 準社員(6ヶ月更新)
学歴; 不問
必要な経験等; 不問
必要な資格・免許; 不問
年齢; 不問
賃金; 123,975円~193,140円
賃金形態; 時間給 950円~1,110円
通勤手当; なし
昇給; あり
賞与; あり
加入保険等; 雇用、労災、健康、厚生、  退職金制度 なし
就業時間;  (1)8:00~17:30
       (2)8:00~15:00
時間外 あり  月平均10時間  休憩 90分間
休日等; 週休2日制 毎週 6ヵ月経過後の年次有給休暇日数10日
労働組合; なし
試用期間; なし



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交通費が出ないのは、痛いと思う。
時給がちょっと高めでも、これでは…。

自腹となる交通費分を給与から差し引いたら、
最低賃金割れすることも、ありえる。

要するにパート雇用で、
店舗の近所に住む障害者を雇用対象に
しているようです。
会社の人件費削減策もあるでしょう。

仕事内容は、やはり簡単そうだ。

実際に給与額が幾らになるのかは、
面接を通過してから確認しないと、
わからないです。
最低で月額123,975円くらいは出される、
ということでしょう。

応募を渋る障害者は多いかもしれない…。
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by bunbun6610 | 2013-01-03 11:26 | 就労前の聴覚障害者問題A