健常者への、怒りの思い (1)

ある福祉作業所の人たちが、
昼食の時間帯だけ役所のスペースを借りて、
パンを売っています。
見ると、パン製造員の作業員(障害者)と、
障害者の指導役と思われる健常者が一緒に
立っていました。

私はパンを買いました。
そのとき、気になりだしたことありました。

それは、接客、金銭授受は全て健常者がやっていて、
障害者はその隣で、ただ立っているだけだった、
という点です。

私は

「なぜ、障害者は何もしないのだろう?」

と疑問に思いました。
障害者のほうだって、楽しそうではありません。
見ている私だって、面白くはありません。
私だって障害者なのですから。

だから、私には怒りの気持ちが起きていました。

思い切って、健常者にこう言いました。

「なぜ障害者にも接客をやらせないのですか?」

健常者は嫌な顔をして、無視しています。
私はムッとして、同じ質問を続けました。
すると健常者は、今度は表情とジェスチャーで

「あっちへ行け!」

というメッセージを出しました。
いよいよ私は本気で怒り、

「あなたがた健常者のやっていることは、
何のつもりなんだ!
接客や金銭授受の仕事が、
障害者にはできないと思っているのか?!」

それでも健常者は無視しています。

その障害者にどんな障害があるのかまでは知らないので、
私にこれを語ることは無理なのかもしれません。
しかしパンを作れる障害者に、
数百円のパン代金の計算ができないとでもいうのだろうか?
実際にパンというのものは、
グラム単位での正確な計量が出来なくては
作れないものだ。

それに、知的障害者だって、日常生活では自分で、
数十円、数百円の買い物はしている、と思われます。

だから、できないとは思えませんでした。

そして
「できないから、計算を間違えたら困るから、
自分たち健常者が知的障害者の面倒を見て
やっているんだ」

これが健聴者の本音ではないだろうか、
と疑いました。
もしもそうだとするなら、それは、
断じて障害者への真のサポートではない、
と私は思います。

それは偽善を押し付けているに過ぎない。
思い上がった健常者が、障害者を監視しているだけだ。
そのようなことが、障害者への真の自立を妨げている
最大要因だと、私は思う。

真のサポート、障害者自立支援と、過保護、
差別とは違います。
健聴者の誤った世話は、障害者への主権侵害とも
いえると思います。
健常者には、この意味がわかりますか?

もしも私が監督者だったとするならば、
こんなサポートなんかしない。
障害者にやらせてみて、
アドバイスするだけにとどまるだろう。
自分でやらせようとしないことが、
実は差別なのだというこが、
この健常者にはわかっていない。

これでは障害者の就労職場の民間企業移行なんか、
いつまでたってもできやしない。

結局、健常者は障害者という奴隷を使って、
好き放題なことをしているだけではないだろうか?

健常者は、自分たちが特権階級にいると
思っているのだ。

障害者でなくとも、やらせなければ、
いつまでたっても、
できるようになるわけがない。
だから壁だとか、差別だというのだ。

それがあったのでは、障害者は自立できなくても
当然なのだ。

私の見方は間違っているだろうか?
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by bunbun6610 | 2012-12-18 18:00 | 障害者問題・差別
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