聴覚障害者に参政権は、真に保障されているのか

選挙には投票に行きましょう。
国民の、非常に重要な権利です。

でも、テレビで政見放送を見ても、
内容がさっぱりわかりません。

非常に熱心そうな候補者が街頭で
演説しているのはわかっても、
何をしゃべっているのかは、
さっぱりわかりません。

もう、自民党も民主党もイヤだ!
新党の候補者の政策を是非、聞いてみたい!!
でもそれも、さっぱりわかりません。

それで結局、誰に投票したらいいのかわからない…。


『すべての政見放送に手話通訳を』

http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n330/n330006.html


『政見放送にかかる手話通訳士の倫理要綱』

http://www.jasli.jp/about02_3.html


よく、地域の聴覚障害者協会(ろう協)主催の講演会で、
ろう者だけでなく健聴者の手話講習会受講生や
手話サークル員も参加します。
そのとき、たまに

「講演者(ろう者)が手話で話すだけで、
手話がわからない人に対する音声日本語通訳(情報保障)
がつかないなんて!」

と、怒って講演途中で席を立ち、
帰られる方を見かけます。
これはある意味、当然だと思います。

聴覚障害者団体主催の行事には必ず、
聴覚障害者には手話通訳がつくのに、
こういった場合には、手話がわからない健聴者に
対する音声日本語通訳が無いのですから。

運営側のろう協に

「手話学習者の読み取りの力を向上させるため、
読み取り通訳はつきません」

と言われて、納得できない健聴者もいる。

それに、ろう者はタダ、健聴者はお金を払っている、
ということもあるので、
よけいに不公正だと思うのが当たり前でしょう。

政見放送に手話通訳がつかないという問題も、
これと同じようなことだと思いませんか。
聴覚障害者だって、納税している国民。
両者は、重要度とかも違うのですけれども。

情報が無いに等しい状態で選挙に参加する、
あるいは聴覚障害者が手話・字幕等の通訳が有る、無しによる、
やむを得ず偏った情報源に基づいて投票する、
ということは、健全な選挙運営になっているとはいえません。
聴覚障害者に対して、参政権が完全保障されているとは、
とても言い難いのです。

それを平然とやっているのが、健聴者たちなのです。

本当に、おかしいですよね。
健聴者が逆の立場になってみて考えれば、
すぐにわかることなのに、です。


〔関連記事〕
当ブログ
『情報を知らされないということと、聴覚障害者における情報障害の問題』
〔2011-04-06 22:25〕
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by bunbun6610 | 2012-12-13 18:00 | 情報保障・通訳
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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610
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