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蒼穹 -そうきゅう-

障害者ジョブコーチ(職場適応支援者)の募集案内

独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 東京障害者職業センター

より、ハローワーク求人票(障害者枠)が出ています。

是非、障害者が障害者のことを考え、
障害者を支援する社会に変わってほしい、
と思う。

健常者よりは障害者のほうが、
聴覚障害者の就労後問題のことも、
より深く理解してもらえるのではないか、
と思う。

聴覚障害者支援を行うには、
健聴者(聴覚障害以外の障害を持つ方も可)であり、
手話通訳か、要約筆記通訳ができることが必要だろう。

どちらかができれば、手話か要約筆記のどちらかを
理解できる聴覚障害者を支援できるのではないか、
と思う。

勿論これは、障害者手帳保持者だけが応募できる求人票です。


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紹介期限日; 平成24年10月31日

求人番号; 13030-10429521

事業所名; 独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 東京障害者職業センター

所在地; 東京都台東区上野4丁目27-3 上野トーセイビル 3F

就業場所; 事業所所在地に同じ。転勤の可能性なし。 上野駅から徒歩5分。

職種; (障害者)ジョブコーチ(職場適応支援者)

仕事の内容;
・障害のある方の働く職場に出向き、職場定着のための支援を行う業務
(ジョブコーチ支援担当の障害者職業カウンセラーと複数のジョブコーチ
のチームで支援していただきます。)

・その他センターの就職支援の補助業務。

※採用後はジョブコーチ養成研修(同条件)を受講していただきます。

雇用形態; パート労働者 非常勤嘱託

雇用期間; 雇用期間の定めあり。平成24年9月1日~25年3月31日。
        契約更新の可能性あり。

必要な経験等; 公共職業安定所、特別支援学校、福祉施設、民間企業
           及び障害者団体において、障害者の職業相談、職業指導、
           作業指導の実務経験が1年以上。

必要な免許・資格; 不問

年齢; 不問

賃金; 1570円

日給; 11780円  時給≒11780÷7.5H

賃金締切日; 末日

賃金支払日; 毎月16日(翌月払い)

通勤手当; 日額600円まで。

昇給; なし

賞与; なし

加入保険等; 雇用 労災 健康 厚生 財形 厚生年金基金
         退職金制度あり(勤続1年以上)

就業時間; (1)8:45~17:00  (2)7:30~15:45
        (3)10:00~18:15

時間外 なし   休憩時間 45分

休日; 土日祝

週休二日制 毎週  月20日勤務(休日出勤可能性有)

定年制 なし  勤務延長 なし  再雇用 なし

加入保健・年次有給休暇は法定通り。

週所定労働日数; 週5日程度

採用人数; 通勤一人

試用期間; なし


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ちなみに、健聴者であり、かつ健常者の支援・相談員だと、
企業の障害者担当者(人事部)へは、
次のように言ってしまう人も、
かなりたくさんいます。

「聴覚障害者なんですが、話し声は聞き取れます。
簡単な会話は出来ます。
ただ、確認のために書くとよいと思います。
電話(応対)はダメです」

この程度なら読話が得意ではない私でも、
口を見て読み取れるんですけど…。

健聴者相手にこんなことを言ったら、
入社後の配慮なんて、あるわけがないのです。
それがこの支援員にはわからない。

聴覚障害者差別を受けた経験など全くない人だから、
これが当たり前だ。

読者の中には健聴者の方もおられると思うので、
この部分は私なりにきちんと説明したい、
と思います。

まず

「聴覚障害者なんですが、話し声は聞き取れます。
簡単な会話は出来ます」

と言うのは、私から見ると聴覚障害者を紹介するハローワークが、
企業側に安心させるためでしかない、と思います。

勿論、何とか聞こえる程度の軽度難聴など、
そういった聴覚障害者もいますが、障害の程度のことはやはり、
聴覚障害者本人からよく聞かないといけない、と思います。

健聴者が聴覚障害の説明を自分勝手に作って、
企業に提示するやり方は、就労後のミスマッチ問題を
生む原因となります。

次に、ハローワーク担当者は

「簡単な会話は出来ます」

と企業側に説明しています。
どの企業に対しても、何回も全く同じように言っていることが、
聞こえない私にもわかりました。
これも応募者(障害者)が採用されやすくする為の、
ハローワークの小細工でしょう。
それは聴覚障害者雇用の最重要課題のためではなく、
ただ法定雇用率達成の為です。
その一点だけが、ハローワークの目標だからでしょう(※a)


(※a)
実際にハローワークは

「もしどうしても辞めたくなったら、
辞める前に転職先を早く探しなさい」

というアドバイスをしてきます。

ハローワークに相談しても、
会社の障害者差別には決して
介入できません。

〔関連記事〕 当ブログ

『役に立たないハローワークの聴覚障害者相談』
〔2010-05-17 18:00〕


『ハローワークからの転職アドバイス 』
〔2011-03-11 18:00〕




もし本当に、簡単なことでも完全に会話ができるならば、
聴覚障害問題なんて、もう関係なくなるのです。
となれば健聴者読者だって当然、
おかしいと思うでしょう。

実際は簡単な会話でも、その聴覚障害者によって、
できる条件と出来ない条件があるということを、
この担当者は知らないのです。
いや、この担当者だけでなく健聴者は皆、
分からないだろう。
だからこんな単純な言い方が出来るのだ、
と思う。
逆に聴覚障害者のほうはその盲点を突いて、
会社に自分の障害程度をうまくごまかすのです。

それで企業側が安心すれば、もう後は

「確認のために書くこと」

なんて、絶対にしなくなるものなのです。
それが最も重要なことであっても、です

健聴者には、それが全然わかっていません。
我々聴覚障害者が幾ら、念を押して言っても、
です。

だって、健聴者からすれば、おかしいと思うのが
当たり前なのですからね。
それは聴覚障害者である私から見ても、
当たり前だと思うわけです。
聴覚障害者がもしも健聴者になれたとしても、
同じように思うはずです。
無理もありません。

だから、聴覚障害の説明は、本当ならば、
こんなに簡単に言ってはいけないのです。

当事者でもないハローワーク担当者がこんな説明をするなんて、
最悪だと私は思う。

これと同様のことは、過去にも当ブログで述べているので、
やはり同じ繰り返しになってしまいますが、
参考にして下さい。


『「補聴器をすれば聞こえます」の誤解』
〔2012-04-06 18:46〕



こうしたことを繰り返すのが、どの健聴者にも
見られるミスなのです。

別に健聴者が悪い、と一方的に攻め立てている
わけではなくて、健聴者はそれが当たり前なのです。
今の世の中では、健聴者の聴覚障害への理解度なんて
そんな程度だから、もう、仕方がないのです。

では一番良い方法とは、どんな方法だろうか。
それは、健聴者と聴覚障害者の双方によって、
職場定着への道筋をつくっていくのがよい、
と私は考えています。

この場合の聴覚障害者は、就労者のことをよく理解している
聴覚障害を持つジョブコーチでもよいし、
自分の聴覚障害や合理的配慮について、
しっかりと説明できる聴覚障害者ならば、
就労者本人に任せてもよい、
と思う。

それにしても、最後の

「電話はダメです」

も、またデリカシーのない言い方だな、と思いました。

自分で言ったのでなくても、これでは企業への印象を
悪くしてしまうのではないか、
と思います。

最低の支援員だ。
こんな支援員が仲介して、
応募する会社の全部にこう言っているのだから、
全部落とされても仕方がない。


この場合は

「電話応対は難しい聴覚障害の方です」

とかの言い方が、普通なのではないだろうか?


ちなみに、私ならばどんな配慮が必要か、というと、
健聴者に書いてもらうのが最良の方法です。

しかし、書くのを面倒がったり、忘れる人も多いものです。
そういう場合は、私が理解したことを書くのです。
聞こえない人間に対して、
書かないで言う健聴者が
世の中に何人かいるのは、
もうどうしようもないことです。
だから理解できた範囲だけ、で結構です。
そして、それを相手に見せて

「あなたの説明は、これでいいのですか?
これで全部ですか?」

と聞きます。

もし、それでOKだと言うのならば、
後で何かコミュニケーション・ミスがあったとしても、
それは私の責任ではありません。
記録して相互確認した証拠があるからです。

もし健聴者が「違う」と言うのなら、
そこだけでも書いてもらうよう、
どうしてもお願いします。

しかしそれでも書かないで言うだけの健聴者もいます。
その場合、時間ばかりが過ぎて仕事が進まず、
周囲の人も

「あいつら、何やってんだ?」

という目で見てきます。
これは先輩の責任になります。

そうするとその先輩自身の評価が下がるし、
だんだんと私を使っての仕事をさせて
もらえなくなるわけですから、
むしろ私は助かるのです。

そして上司は、ついに指導役を別の先輩に変えてくれる、
という伝家の宝刀を抜くような、見事な配慮をしてくれます。
これは実例です。

(もしも、上司までも配慮が出来ない人だったら、
いっそのこと、さっさと転職先を見つけてから、
その会社は辞めてしまえばよいのです。)

確認も、面倒くさがってちゃんとしない先輩も
いたりしますが、それでトラブルになった場合は、
証拠メモを見せます。
そうすると、上司に怒られるのは先輩のほうなのです。

ただし、だからといって、面接段階から
筆談配慮を求めたりはしません。
やっぱり、合格率を高める為には、
私も聴覚障害をある程度は、
うまくごまかすのです。

ろう者だって「(全く)聞こえません」とは言いません。

当ブログの記事を読まれてきた方には
すでにおわかりだと思いますが、
ろう者も

「補聴器で聞こえます」

とか、

「口を見て読み取れます」

とか言って、ごまかしているのです。
そういう聴覚障害者が会社では現実に採用されていて、
働いているのです。

これはもう、残念ですけれども、やはり皆、
生活のためだから、必要悪としか、
言いようがないことです。

元はと言えば、健聴者のほうがどうかしているから、
こうなっていくのです。

やっぱり企業は、聴覚障害者でも少しでも聞こえる
人を採用したがる傾向があります。(※b)

今の世の中では、聴覚障害のことなど知らない会社が
ほとんどなので、説明して分かってもらえるほうが稀ですし、
そもそもそんな相手に面接段階から理解など求めても、
落とされるだけだと思います。

それに、他の障害者だって、よくごまかしています。

例えば、片手に障害のある人がいますが、
そのことを入社前には詳しくは言いませんでした。

だからその障害者の障害程度のことは、
誰もほとんど知りませんでした。
でも入社後になってから本人が

「あれはできません、これならできます」

と色々と言い出してきて、
配慮が大変になってくることが分かったのです。

今ではその障害者が出来ないことは全て、
他の人がやらなければならないと分かったので、
大変です。

日本の企業は障害者をなかなか採用しようとしませんから、
障害が見えないものである以上、
むしろそれを逆利用し、ある程度隠して面接に臨む
ほうが得策なのです。

ハローワーク担当者のやり方には賛成できませんが、
それでも結局、うまく駆け引きに持ち込んだほうが
利口だと思います。

そして、採用された後になってから、
自分の周囲の人にだけ、
丁寧に合理的配慮をお願いするのです。
そして、そのことによる相互メリットを
自分で実証して見せれば、
納得して協力してもらえる健聴者も
必ずいるものです。
これは本当に個人的努力で行うとよい。

実際にこういうことは、難聴者にはよくいます。

採用後、実際に一緒に働く人は所詮、
人事担当者ではありません。
どうせ相談相手にもならない人たちです。
私ならば、人事部なんかアテにしないで、
自分の努力で周囲の人から信頼を得るようにしています。
だから、その人事部の人には、ごまかしても構わない。
無知で、聴覚障害者について全く勉強もしない
連中の理解など、得る必要もない。
そんな連中をこっちばかりが真剣に相手にしたって、
時間の無駄だし、疲れるだけではないですか。
要らぬ相手はごまかすのも、必要悪なのだ。

大事なのは、入社後に一緒に働く人の何人かに、
合理的配慮を丁寧にお願いすることだ、
と私は決めています。


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以下は、当ブログ
『ハローワークからの転職アドバイス 』
〔2011-03-11 18:00〕より。


「■月にハローワークのM氏と
もう一度面談をした。
2度目の面談も、M氏の希望だという。

M氏はこの日、▲月入社したばかりの障害者と、
状況を聞く面談をしていた。
障害者雇用の実態をよくわかっていて、
それがポロッと漏れたかな?

と思えるのは、その障害者も毎日、
1日中同じ仕事をやらされている、
それが単純労働なのだと。
他の障害者にしても、皆同じらしい。

それが特にこの会社の場合は、
障害者には当たり前になっているらしい。

さらに、嫌になって自分から辞めてしまう、
あるいは勤労意欲が下がったりして
契約更新を打ち切られる前に、
転職した方がいいんじゃないか、
と考えているらしい。

M氏は、

「我慢でも、あなたの場合はあと■年以上はあるよ。
それまで我慢できるか?
もし出来そうもないなら、ハローワークの面接会に出て、
もっと自分の希望に近い会社を探すのも良い方法だよ」

という考えのようだった。
それも選択肢に考えておいた方がいい、というアドバイスだった。

しかし、こういう助言をするのは、
ハローワークにも障害者のことを考える、
ということは別の本音があるんじゃないだろうか?
つまりは、

「失業給付を避けたい」

という国のメリットを考えてのことじゃないかと…。」




(※b)
障害者専門の就職斡旋会社のサーナも、
アドバイザーが次のように言っています。

(詳細は、当ブログ

『難聴者の会社面接対策(2)』
〔2011-07-06 20:37〕

参照。)


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(私)
「ほとんどの会社から
「あなたの障害で、会社から配慮して欲しいことは何ですか?」
という質問がある。」

(サーナ)
「障害者を雇用するわけだから、会社は当然、聞いてくる。
しかし、配慮をあまり言わない方がよい。
実際に聞き取れないことがあったら、
「はっ? 今何とおっしゃいましたか?
すみませんが、もう一度お願いいたします」
と言うと良い。

あなたのように「筆談をお願いします」と頼むと、
会社はそれを「要求」と受け止める場合が多い
と思う。
「お願いします」という頼み方でも、健聴者は
「全部書かなくちゃいけないのか」と受け取る人もいる。
そういう場合、書くのが面倒だと思うのは当たり前。
会社は仕事をする場なのだから、そのような面倒な
ことはできない。
したがって、補聴器で聞こえる人が雇用されやすい。
補聴器装用でも会話が無理だと、雇用されにくいので、
次のように答えると良い。
「私は、補聴器でほとんど聞き取れますので、大丈夫です。
ただ、後ろから呼びかけられても、聞こえない場合もあります」と。」


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by bunbun6610 | 2012-10-22 18:00 | 就労前の聴覚障害者問題A